コインを N 回投げたときのことを考える 代表的な離散確率変数:ベルヌーイ確率変数(87⾴) ベルヌーイ試⾏ • 試⾏の結果が⼆種類しかない 表 第 i 回⽬につ いて 例:成功・失敗、表・裏、上昇・下落 • 各試⾏での確率分布は同じ P(成功)= p , P(失敗)=1-p • 各試⾏は独⽴ 裏 i=1,…,N 2回投げたとき何回表が出る? 結果は このような成功回数に関する確率変数を⼆項確率変数とよぶ X1 と X2 がどのように実現するかで変わる 代表的な離散確率変数:⼆項分布(89⾴) コインを投げて、表なら(成功) X = 1, 裏なら X = 0 確率関数 分布関数 (4.17) (4.16) 1回⽬と2回⽬は独⽴と考えると 期待値と分散 期待値 E[ X ] = 分散 V[ X ] = X1 と X2 の同時確率関数は 1 X と定める 成功確率 p x 回成功が起こり、残り n-x 回全て失敗する確率は? 2 3 ある(平均的な)⼒⼠が⼀場所何勝するか? n 個の中から x 個選び出す組み合わせ • さまざまな⼒⼠がいるので平均像でみる テキスト67⾴ (3.17) 問題:n 回試⾏で n 回繰り返す。n 回 の試⾏中の成功の回数を 問題:はじめの 分布の形状 X ~ B(15, 0.5) x 回成功と、n-x 回失敗という組み合わせは、他にもある 独⽴なベルヌーイ試⾏を • 0勝,1勝,,,15勝する確率はそれぞれ? ⼆項(Binomial)分布 と実際の結果と⽐較 x 回成功で、n-x 回失敗となる確率 (4.20) この確率を特徴づけるパラメータ(⺟数)は、n と ⼆項分布と呼び、B(n, p p) と略記する X ~ B(n, p) 「X が⼆項分布 B(n, p) に従っている」 分布の形状 図4.3 ⼆項分布の確率関数(91⾴) 4 5 6 X ~ B(n, p) の場合、この確率変数 X の分散は? x がとりうる値は 0, 1, …, n なので 証明は97⾴ X ~ B(n, p) の場合、この確率変数 X の期待値(平均)は V(X)= np ( 1 – p ) z = x – 1 とおくと 証明は98⾴ (4.23) 定理4.1 ⼆項確率変数の期待値と分散(91⾴) 確率変数 X が⼆項分布 B(n, p) に従っているとき、 その期待値、分散はそれぞれ E(X)= np (n-1)回の試⾏中、何回成功するか:B((n-1),p) V(X)= np ( 1 – p ) (4.22) (4.23) Z~B((n-1),p) 最終的に求める期待値は np 7 E(X)= np (4.22) 8 コインを100回投げたら表は何回出る? 9
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