協働とは?

(川北秀人・新潟NPO協会評議委員 就任記念!?)
NPOのための組織運営
お悩み解決ワークショップ!
2012年9月7日
主催:(特)新潟NPO協会
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援
隔月刊誌「NPOマネジメント」発行(99年創刊)
 育成・支援のための講座・研修

 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市)

調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」「協働環境」

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社)
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決
2020年の地球への行動計画立案

専従3名+客員1名、東京(新川)、約3500万円


事前にいただいたご質問
・資金の集まる方法、効果的な情報発信のしかた
・4月からNPOとして活動していますが、スタッフとしてスキ
ルをあげるためには何が必要なのか聞きたい。わからない
ことが多い中で、会員募集やイベント開催、理事、行政との
かかわりを行っています。何をどこから手を付けて良いか
わからないのが悩みです。チラシの5つのこと※をすべて
聞きたいです。
・活発に意見交換できる会議を開くために必要となるもの
がございましたら教えていただきたいです。
・NPOが活動継続のために係わる者の働く場所にならな
いか。非営利事業部門と収益事業部門のバランスをどうし
たらよいか。
・教育委員会との連携、HPなど効果的な広報、数値による
評価。
※「チラシの5つのこと」?
・会員が増えない!
・人が育たない!
・理事会が機能しない!
・行政との関係をどう築いたらいい?
・成功するイベント開催の秘訣とは?
その困りごとは、
課題か、与件か?
 課題は、
目標と現実との差。
その差をどう埋めるか?
 与件は、まぁ、個性として、
あきらめつつ、付き合い続ける。
課題とは、目標・理想と成果・現実との距離
→ 目標が抽象的だから、課題が不明確
目標・理想
↑
課題 ① ・・・・・
課題 ② ・・・・・
残されたお題は何か?
なぜできなかったのか?
↓
成果・現実
NPOは、最大ではなく
最適をめざす
 企業は、分配する利益の最大化のために
規模の最大化をめざす。
 NPOは、課題解決や理想実現のために
価値の最適をめざす。
最適な規模や、最適なスタイルは?
借り物競争は得意?
NPO: Not-for-Profit Organization
民間で公益かつ非営利の活動を継続する組織

民間: 官から独立し、依存しない運営

自発性・自律性が本質!
活動: 考える・話すだけでなく、行動して実現する
 組織: 目的を共有するチーム



公益: 「共益・私益」=利己ではなく、利他


目的の共有が、責任の共有と、役割の分担を可能にする
「不特定多数」ではない!→求められ、開かれているか
非営利: 「営利」=収益を分配するのではなく、
社会に再投資する

「収益性の有無」ではなく、「収益の使途」の問題!
NPOも同好会も「市民活動団体」
事業や活動は、
何のため・
誰のため?
NPO
同好会
公益=利他
必要としている
こと・人のため
共益・私益=利己
「私たちだけ」
のため
何を満たすために
ニーズ
事業・活動する? =求められること
必要な資源は
どうまかなう?
受益者負担も
求めつつ、不足は
寄付・助成・補助
など公費で補う
ウォンツ
=したいこと
自費
→ ニーズをどう把握し、表現できるか?
原因と結果との間に、因果関係はあるか?
その「原因」が解消したら、
困った「現象」は再発しないか?
本当に足りないものは、何か?
それは細分化すると、
何と何と何か?
→プロジェクトマネジメントの基礎は、
目標の細分化!!
さきほどの5点に当てはめると
・会員が増えない!
・人が育たない!
・理事会が機能しない!
・行政との関係をどう築いたらいい?
・成功するイベント開催の秘訣とは?
→ 中期(2・3年先)の目標は?
短期(今年度末)の目標は?
うまくいかない「本当の原因」は?
事前にいただいたご質問
・資金の集まる方法、効果的な情報発信のしかた
・4月からNPOとして活動していますが、スタッフとしてスキ
ルをあげるためには何が必要なのか聞きたい。わからない
ことが多い中で、会員募集やイベント開催、理事、行政との
かかわりを行っています。何をどこから手を付けて良いか
わからないのが悩みです。チラシの5つのこと※をすべて
聞きたいです。
・活発に意見交換できる会議を開くために必要となるもの
がございましたら教えていただきたいです。
・NPOが活動継続のために係わる者の働く場所にならな
いか。非営利事業部門と収益事業部門のバランスをどうし
たらよいか。
・教育委員会との連携、HPなど効果的な広報、数値による
評価。
助成機関などとの関係では、
・セブン・イレブンみどりの基金 最終審査員(05年~)
・トヨタ環境基金 一次選考担当(07年~)
・パナソニックNPOサポートファンド

環境分野 選考委員(04年~)、委員長(06-11年度)
・(独)科学技術振興機構 社会技術研究開発センター実装支援プログラム
経産省ソーシャル/コミュニティ・ビジネス支援事業
 あの「エコポイント」アドバイザー委員!
 ETIC.社会起業塾イニシアティブ 塾長(02-11年)

(旧・NEC社会起業塾、10年からNEC・横浜市・花王)

ETIC.×ブラザー工業 東海若手起業塾(08年~)
などなど
資金提供者は何を期待しているか?
状況の緩和・改善
→ ニーズに対する効き目
原因の解消
→ 再発の抑制・防止
基盤の整備
→ 団体内でも、社会にも
担い手の成長
→ 特に、自主財源率の改善
頭の中を、整理してみましょう!
解決できた・学んだこと
・・・・・・・・・・・・!
・・・・・・・・・・・・!!
・・・・・・・・・・・・!!!
まだ解決できない・腑に落ちないこと
・・・・・・・・・・・・?
・・・・・・・・・・・・??
・・・・・・・・・・・・???
ご所属・おなまえ
「事業」とは?
 目標を合理的に実現するプロセス
目標は明確か?
対価性の3つのパターン
(1)対価収入で継続可能
(2)対価も取れるが、補助が不可欠
(3)対価が取れない「基本的人権保障」
→(2)(3)は「社会制度化」も事業!
「自分はやらない」もプロデュース
事業の自立性?→対価と事業がめざす運営形態
必要な資金の負担
例
目指す運営形態
受益者・利用者からの
対価収入により、
収益が見込める。
(対価自立事業)
スポーツ・芸術文化活動
主婦・障碍者の起業
環境配慮製品・サービス
受益者・利用者から
対価も取れるが、
継続には外部からの
補助が必要。
(補助継続事業)
フリースクール
伝統文化財の維持・継承
里山保全
難アクセス地の公共交通
介護保険事業
CB/SEによる
事業経営の効率化を
進めつつ、行政からの
補助は続ける。
→補助の制度化必須!
基本的人権の保障上、
不可欠な事業であり、
受益者・利用者からの
対価による継続は困難。
(基本的人権保障事業)
ホームレスの緊急救援
子どもの電話相談
途上国への開発協力
DV被害者の支援
医療情報の翻訳・通訳
社会的な課題解決の
先駆者としてCB/SEが
先行しており、行政
サービスとして法制化
する必要あり。
→事業の制度化必須!
CB/SEによる
自主・単独事業へ
→立ち上げ期のみ支援
(リサイクル、有機農業など)
「ニーズ」とは?
「社会的に必要なこと」
「ほしい」ではなく「足りない」
←
大
不
足
の
深
刻
さ
「深刻さと普遍性」を
事実に基づき合理的に!
(何人がどんな状況で、
解決をどう拡げるか?)
本当に必要?
(趣味でいいんじゃない?)
とってもわかりやすい
社会事業のテーマ
(例:水、交通、教育・・・)
普通の商品
必要とする(足りない)人の数 → 多
→どんなことに困っている人が、どれだけいるのか?
このまま放置すると、どんな損失が生じるのか?