第7章 能力開発 能力を高める意義と方法 D班 島田・西田・安部・日高・高島 能力とは何か ・利用してはじめて、その能力の程度がわかる。 ・潜在能力は開発されて顕在能力になる。 ・企業が求めるのは職務遂行能力。 能力開発の問題点 ①従業員に求められる能力は時代とともに変化している。 ②職業生活の長さと技術変化の周期は異なる。 職業生活に入ってからの 能力開発が重要!! 能力開発の場 • 学校教育・・・・・・・・12~18年 • 仕事をする期間・・・40~45年 どんな仕事をしてきたかという点が その人の職業能力の構成を決める。 2つの能力の種類 ①一般的能力 ・社会的に通用する能力。 ・他社に移っても通用する。 ②企業特殊的能力 ・特定の企業でしか通用しない能力。 ・他社だと能力が適切に評価されない。 人は育つものか育てるものか これまでの日本企業… 能力開発の主体=企業側 しかし… 本来は従業員側にあるべき 従業員個人が選択権を持ち、 従業員個人が責任を持つことが重要 =自己選択と自己責任 そのために企業には何が必要か? 十分な情報を提供すること 従業員が… ●置かれている状況 ●能力に対する評価 ●会社の期待度 企業の… ●目指す目標 ●必要とする人材 ●経営方針 評価制度と評価基準の明確化も重要 ヒトに関する情報開示が今後の課題 ◇能力開発は従業員に任せればいいのか? それだけでは最適な結果は生まない 例)アメリカ パシフィック・ベル社 個人の選択+企業側の指導・助言= 望ましい能力育成の実現 ≪人事部≫ ・能力開発の責任を果たす部署 ・教育訓練プログラムの作成、提示 従業員は能力育成を考え、プログラムを選択する 職場の能力形成 OJT(On-the-job Training) 職場内訓練。職場内研修。 ◎コストが安い。 ◎具体的(習ったことを仕事上に早くフィードバックできる)。 Off-JT(Off-the-job Training) 職場外訓練。職場外研修。 ▲コストが高い。 ▲抽象的(習ったことを生かしづらい、効率が悪い)。 OJTは世界的に訓練の主流となっている OJTの形成要素 ①目標 ②期間 ③方法 ④評価 OJTの例・・・スキルマップ (職場構成員の技能水準を上げるためにスキルマップ を使って一人ひとりの技能向上度を評価) ※事務・技術系の従業員の能力育成には使われていない Off-JTの役割 ◆OJTの節目に研修を導入 ⇒日々の経験を整理する ⇒技能、知識を自分のものに (導入例) 階層別研修・・・全社対象 ◆資格取得の奨励 自己啓発の役割 ◆企業が認めた通信教育 ⇒人間としての幅も広げられる ◆専門学校 ◆社会人向け大学院 ⇒異業種交流の場にもなる 能力開発:生涯現役であるために ・65歳現役社会に向けて ( )の 進展 ( )方式を改 める必要性 ・どうすれば65歳まで現役でいられる のだろうか? 13 能力開発:事例からみる5つのポイント ◎ポイント1 若い時に自分を( たこと )仕事に就け ・機械製造会社Ⅹ社:Lさんの場合 社を代表して外国へ派遣 厳しい環境下で高水準の仕事をやり遂げた →その後の職業生活に多大な影響を与えた 14 ◎ポイント2 早い時期に( )を見つけたこと ・機械製造会社Ⅹ社:Mさんの場合 厳しいが仕事の確かな上司に基礎を徹底 的に叩き込まれた →学んだことは異動後の部署でも活躍 15 ◎ポイント3 実務経験後、( についたこと )を見渡せるポジション ・鉄道会社Z社:Pさんの場合 電車の運転手から運営組織へ 会社全体における各仕事の意義が見えてくる →問題の1つ奥の状態を予測して働けるよ うになった 16 ◎ポイント4 新しい仕事を任されたとき( したこと ) ・電力会社Y社:Nさんの場合 電気を作る職場から体制を整える職場へ 内容の異なる仕事だが土日も惜しんで勉強 →経験と努力によって課題を達成 17 ◎ポイント5 仕事において、常に( )を持つこと ・機械製造会社X社:Lさんの場合 若年層向けの指導テキストを自発的に作成 定年まで2年だが、できるところまで取り組 み残りは引き継ぐつもり →雇用関係は終わっても仕事に終わりはない 18 能力開発:自らの価値を高めるために a.与えられた場をいかに使うか b.人との出会いをどう活かすか c.仕事全体に対する自分の仕事の役割 を意識する d.自らの意思で働き方を選択し、能力開 発プランを組み立てる 19
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