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1.採用管理
○採用計画
短期→欠員が発生してから立案(欠員補充型採用)
中長期→中長期の事業計画に基づく将来の必要要員数の予想
現有の要員数に変動をもたらす状況を組み込み作成
○採用の類型
欠員補充型採用…即戦力採用、随時採用、不定期採用
新規学卒採用…中長期の採用計画、定期採用→通年採用への移行
○募集と選考
(募集方法)・採用する雇用形態など労働者の種類や募集範囲によって
有効なものが異なる
(選考)・即戦力採用…職務遂行能力を重視
新規学卒採用…一般的な知識水準を重視
○募集・採用にかかわる法律上の規制
2、配置と異動
○初任配属
・初任配属方法
1、はじめに工場などに1~2年→採用時予定配属先
2、はじめから採用時予定配属先
○初任配属と異動
・職能分野内異動と職能分野別移動
・異動目的…能力向上
○自己申告制度
・利点…モチベーションアップ、能力開発、上司とのコミュニケーション活性化
・欠点…上司に本音が言いにくい、断られ続けると意欲低下に!
○社内人材公募制
・仕事を明示して、従事したい従業員を社内から募集
→社内における転職が可能に
・類似した制度として「社内ベンチャー制度」がある
→事業内容自体を従業員から募集
・導入目的
・運用上の留意点
○キャリアの多元化・複線化
・異動、昇進、転勤などについて、より多元化されたキャリアを用意する
→従業員の希望する就業ニーズに対応した結果、用意されるようにな
た
○キャリア形成と能力開発
・異動の目的の一つは「能力開発」
→職業能力のジェネラリストを育成するのか、スペシャリストを育成するのか
○企業グループ雇用-出向・転籍
・出向・転籍により人材の雇用、育成などが「企業単位」から「企業グルー単
位」へ
→企業グループ内の準内部労働市場の形成
3、雇用調整
○方法
・数量調整
・賃金調整
○石油危機と雇用調整
○「解雇権濫用の法理」と公共政策
・4つの要件
4、定年制
○定年の意味
・強制的に辞めさせられる ⇒ 企業は定年までは雇用を維持する努力
・定年までは雇用が保障されている ⇒ 従業員のひとつの目標
・「成果主義」「業績主義」との矛盾
・従業員の納得性を得られやすい
○平均寿命の伸長などを背景に、定年も延長(図2-4)
・定年年齢は、戦後長い間、50~55歳に設定されていた。
⇒ 60歳定年制を一般化
・定年退職が職業生活からの引退と同義の時代
⇒ 定年後に再就職する者が多くなる時代
○定年延長と人事管理システムの変化
・定年前に定年扱いの退職機会を設定 ⇒ 選択定年制
・昇進スピードの低下や昇進機会の減少を避ける ⇒ 役職定年制・役職任期制
昇進キャリアを多元化する ⇒ 複線型雇用管理
・賃金コストや退職金負担の増加を抑制 ⇒ 賃金カーブの操作、退職金制度の
見直し
・再雇用や勤務延長 ⇒ 大企業を中心として継続雇用制度の導入率が減少
5、エイジフリー
○老齢厚生年金の支給開始年齢の引き上げ
・60歳代前半層の雇用の場を確保することが大きな課題
・生活していけるだけの賃金を得られることが必要
○60歳プラスα
・60歳定年を維持したままで、65歳までの雇用継続に向け
てαを5年に近づけていく
○65歳マイナスβ
・定年年齢を65歳に引き上げ、個々人がβを選択して引退
年齢を決める
○エイジフリー
・定年年齢を廃止して、年齢に関係なく働ける社会をめざす