学習指導要領改訂への対応

新学習指導要領説明会
技術・家庭(技術分野)
内容の数が2から4へ
・改善の基本方針
・内容の解説
・指導計画の作成
改善の基本方針
• 教科の目標の基本的な考え方は従来どおり
• ものづくりを支える能力などを一層高める
• 社会の変化に対応(社会・環境に配慮した指導)
持続可能な社会の構築
勤労観,職業観の育成
• 実践的・体験的な学習活動の重視
• 問題解決的な学習の充実
• 家庭・地域社会との連携
改善の具体的事項
現
行
A 技術とものづくり
B 情報とコンピュータ
新指導要領
A
B
C
D
材料と加工に関する技術
エネルギー変換に関する技術
生物育成に関する技術
情報に関する技術
・ 授業時数は変更なし (家庭分野と 1:1 ½ずつの時数)
( 技術分野では 1・2年生 35時間 3年生 17.5時間 )
・ 4つの内容を全ての生徒が履修
(選択項目なし,すべての内容が必修)
・ 製作(ものづくり)・制作(情報)・育成(生物育成)の重視
・ 技術と社会・環境の関係理解、倫理観の育成
・ 小中学校での学習(図画工作等)、他教科との連携を強化
・ ABCDの授業時数及び履修学年は実態に応じ学校で決定
A 材料と加工に関する技術
• (1)で,生活の向上に技術が果たしてきた役割,
技術と環境の関係について関心をもたせる。
(1)を技術分野の学習の一番最初に履修する
• 材料と加工法について指導
• 材料と加工に関する技術を利用した製作品の設
計・製作
• 倫理観(リサイクル,使用者の安全)の育成
B エネルギー変換に関する技術
• 従来のA(5)の内容を中心に編成(電気,機械)
• エネルギー変換機器(電気機器、動力伝達機器)
の仕組みと保守点検について指導
• エネルギーの利用と環境への負荷について指導
• 小中学校の理科等における学習を活用
• エネルギー変換に関する技術を利用した製作品の
設計・製作
• 倫理観(省エネルギー,使用者の安全)の育成
C 生物育成に関する技術
• 従来の作物の栽培から拡大(動物飼育含む)
• 生育環境と生育技術について指導
• 施設設備,地域や学校の実態,環境条件等
に応じた指導計画で実施
• 関連する地域機関・施設などとの連携を図っ
て実習や観察等を実施することも可
• 倫理観(環境負荷の軽減,安全への配慮)の
育成
D 情報に関する技術
• B「情報とコンピュータ」の内容を大幅に改編
(基本的な操作等の項目を削除)
• 情報通信ネットワークと情報モラルについて指導
• ディジタル作品の設計・制作(マルチメディアの利用),
プログラムによる計測・制御(プログラムの作成)
を必修化(従来は選択)
• 倫理観(知的財産の保護,個人情報の保護)の
育成
内容の取り扱い
①「A 材料と加工に関する技術」の(1)は技術分野全
体のガイダンス →1年生の技術分野の最初に履修
②「B エネルギー変換に関する技術」の(1)イでは漏電・感
電等も取り扱う →電気の安全な使用を必ず履修
③「C 生物育成に関する技術」の(2)は生態系に影響
を及ぼさないよう配慮 →学習後の取扱いに注意
④「D 情報に関する技術」では、知的財産の保護,個人
情報の保護について扱う →情報モラル指導と関連
⑤1つの題材の中で複数の内容について履修すること
が可能 →例:作物栽培の温度管理をコンピュータで
自動制御 (CとDを組み合わせた事例) 等