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第 2 学年 1 組
技術・家庭科学習指導案
平成 26 年 5 月 29 日(木) 第 4 校時
2 年 1 組 男子 19 名 女子 18
場所
計 37 名
コンピューター室
指導者 教諭 大越 史保子
1
題材名 情報モラルを身につけよう【D(1)ア、イ、ウ、エ】
2
題材について
(1) 生徒観
(2) 題材観
本題材は、新学習指導要領【D(1)情報通信ネットワークと情報モラル】「ア コンピュータ
の構成と基本的な情報処理の仕組みを知ること。
」
「イ 情報通信ネットワークにおける基本的な
情報利用の仕組みを知ること。」
「ウ 著作権や発信した情報に対する責任を知り、情報モラルに
ついて考えること。」「エ 情報に関する技術の適切な評価・活用について考えること。」と示さ
れていることを指導するものである。
現在、情報通信ネットワークがいろいろなところで利用されており、生活において必要不可
欠になっている。とくにインターネットで必要な情報を入手したり、メールでコミュニケーシ
ョンをとったりといったことが当たり前になっている。そこで本題材ではネットワークの利用
について学習することにより、そのしくみを理解し、またネットワークを利用することによっ
て生じる様々な問題を考えることで安全で快適な情報のやりとりができる基礎的な知識と判断
力を養いたい。
(3) 指導観
普段意識することの無いネットワークの仕組みなどを、私たちを取り巻く情報社会の基礎的
な知識として、視覚的に理解を促せられるように心がけたい。またそれらとともに、ネットワ
ークの利用において生じる様々なトラブルについて取りあげながら情報の閲覧や発信の際にど
んなことに注意すべきかを考えさせ、安全で快適にネットワークを利用するための情報モラル
と判断力を養いたい。
3
学校研究課題との関連
本題材では、生徒の理解を授業の中で一層深めるための工夫として、ICT を活用した視覚的な
指導を中心に展開していく。生徒を取り巻く情報社会やネットワークの仕組み等の、目に見えな
い社会の形を、絵や図、グラフ等を用いて視覚的に示していくことによって、生徒にとって“わ
かる授業”になるよう心がけたい。また、“やる気を引き出す評価の工夫”として、生徒の考え
や作品を発表する機会を積極的に設け、評価シートなどを用いて生徒同士の感想や評価を書く作
業を行う。自分の考えや作品がどのように評価されているのか知る機会をもつことで、授業に対
する自分の考えをまとめようとする態度や作品をより良く製作しようとする態度を育てたい。
4
題材の目標
(1)情報伝達の種類・方法を理解することができる。
(生活や技術についての知識・理解)
(2)ネットワークのしくみを考え、理解することができる。
(生活や技術についての知識・理解)
(3)Webページを閲覧し、情報を収集、判断することができる。
(生活の技能)
(生活を工夫し創造する能力)
(4)情報モラルを判断し、踏まえた上で情報を発信することができる。
(生活や技術への関心・意欲・態度)(生活の技能)
5
題材の評価規準
関心・意欲・態度
生活を工夫し創造する能力
生活の技能
知識・理解
・情報に関する技術 ・個人データ等の活用に ・インターネットの光 ・コンピュータにおけ
について関心をも
おいて、個人認証や情報 と影の部分を理解し、 る 基 本 的 な 情 報 処 理
っている。
の暗号化などについて知 情報社会の中で適切
の仕組み、情報通信ネ
・ディジタル情報を り、情報セキュリティの な判断や行動を取る
ットワークにおける
活用する際に著作
対策、対応を行おうとす ことができる。
安全な情報利用の仕
権等の権利を意識
る。
組み、メディアの特徴
している。
・情報を発信、受信する
と利用方法について
・情報に関する技術 際の問題を考え、注意点
知識をみにつけてい
を適切に活用しよ
を踏まえた標語を作るこ
る。
うとしている。
とができる。
・情報に関する技術
と、社会や環境とのか
かわりについて理解
している。
6
指導と評価計画(全 3 時間)
(1) コンピューターの仕組み、基本的な名称や操作方法・・・・・・・・・・・・・・・1 時間
(2) ネットワーク社会(情報セキュリティ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 時間
(3) 情報モラルと知的財産権(情報を利用・発信するときのモラル)・・・・・・・・・(本時)
7
本時の学習
(1) 本時の目標
・情報を収集、発信する手段を生活と結びつけて考えようとしている【関心・意欲・態度】
・情報を収集する時、情報を発信する時の注意点を理解することができる【知識・理解】
・情報を収集する時、情報を発信する時の注意点を理解し、それを踏まえた標語を作るこ
とができる【工夫・想像】
(2) 展開
導
学習活動
・指導上の留意点
◆評価基準 ○評価方法
・前回の授業内容の確認
・前回の授業内容の確認をする
入
展
情報の収集・発信についての情報モラルスローガンを作ろう!
開 ・情報を収集、発信する手段を具 ・twitter、新聞、2 ちゃんねる等具体的なコンテンツ名が上
体的に考える。
がるように指導する。
◆情報を収集、発信する手段を生活と結びつけて考えようと
している○プリント、発言
・情報を収集、発信する手段が多 ・「上がったコンテンツの中で、どの情報なら信用できる?」
様にあることを確認し、情報社会 などと声かけをし、生徒の使っている情報収集、発信のため
で正しく行動するためには、自分 のコンテンツの信頼性を改めて問いかける。
で情報を取捨選択、判断する力が 反応が薄い場合は「逆に、どの情報は信用できない?」等の
必要であることを確認する。
声かけをして、視点を変えさせる。
~予想する生徒の反応~
「SNS は信用できない」
「新聞やテレビなら信頼できる」
「マスコミは信用できない」等
・最終的にどの情報を信頼するにも絶対は無いことを知り、
自分で情報を取捨選択、判断する力が必要であることに気付
かせる。
・情報社会で適切に行動するため ・パワーポイントでプリントの穴を生徒と埋めながら、5 つの
の 5 つのポイントを確認する。
ポイントを確認する。実際に起きたトラブルの事例などを挙
げながら、生徒の身近に起こり得る問題であることを自覚さ
せる。
ま
・これまで学んだことを踏まえ、 ◆情報を収集する時、情報を発信する時の注意点を理解し、
と
情報社会で正しく活動できるよ それを踏まえた標語を作ることができる○ワークシート
め
う呼び掛けるためのスローガン
を考える。
・作品を発表し、お互いの意見を
共有する。