結婚と離婚と人口の動向の関連性 文学部 心理社会学科 4年11組38番 **** 目的 人口減少、未婚・晩婚化、少子化、熟年離 婚などという現象が騒がれている昨今だ が、実際に結婚や離婚などがどの程度人 口の増減や世帯数などと関連してくるもの なのか。 仮説 婚姻率に出生数は関係する …婚姻率が上がるほど、出生数が増える。 一世帯あたりの構成人数と出生数は関係 してくる 死亡者数は離婚率に関係してくる …離婚率が高くなるほど、死亡者数も増え る。 各変量について ①婚姻率 7.0 度数 6.5 婚姻率 47 6.0 有効なケースの数 (リストご と) 5.5 5.0 4.5 婚姻率 47 最小値 5 最大値 7 平均値 5.68 標準偏差 .571 ②出生数 100,000 14 28 度数 15 最小値 最大値 平均値 標準偏差 25051.51 23185.19 3 80,000 24 出生数(人) 47 12 60,000 13 有効なケースの数 (リストごと) 40,000 20,000 0 出生数( 人) 47 5352 97958 ③一世帯あたりの構成平均人数 3.4 3.2 度数 一世帯あたりの構成平 均人数 3.0 2.8 有効なケースの数 (リストご と) 2.6 2.4 2.2 2.0 一世帯あたり の構成平均人数 47 47 最小値 2 最大値 3 平均値 2.84 標準偏差 .255 ④離婚率 2.75 48 28 2.50 度数 2.25 最小値 最大値 平均値 標準偏差 離婚率 47 2.00 有効なケースの数 (リストごと) 1.75 1.50 1.25 離婚率 47 1 3 1.86 .287 ⑤死亡数 14 度数 80,000 最小値 最大値 平均値 85419 20821. 0 9 死亡数(人) 47 28 60,000 15 24 40,000 20,000 0 死亡数( 人) 有効なケースの数 (リストごと) 47 5851 標準偏 差 16433. 6 7 2 仮説1の検証 相関係数は0.801(正の相 関) 散布図、回帰分析の結果、 ・R2乗値が.641→寄与率 やや高い。 F検定の結果、 ・有意確率が.000<有意 水準0.01となった。 以上のことから仮説1が成 立する。 仮説2の検証 相関係数はー0.516 ・・・やや弱い負の相関。 散布図、回帰分析より ・R2乗,266→寄与率低い F検定より、 有意確率<0.01 より、仮説2は成立する。 100000 80000 出 生 数 60000 ( 人 40000 ) 20000 0 2 2.2 2.4 2.6 2.8 一世帯あ た り の構成平均人数 3 3.2 3.4 仮説3の検証 相関係数は0.532 ・・・やや正の相関が見られる。 散布図、回帰分析より ・R2乗0.283→寄与率低い 80000 60000 死 亡 数 F検定より、 ・有意確率.000<有意水準0.01 よって、仮説3は成立する。 ( 人 40000 ) 20000 0 1.25 1.5 1.75 2 離婚率 2.25 2.5 2.75 結果 婚姻率が上がるほど出生数も上がる。 一世帯の構成平均人数が多くなると、出生 数はやや減少していく。 離婚率が上がると、死亡数も増加する。 まとめ 様々な婚姻スタイルも話題となっているが、 現段階ではまだ従来のライフイベント→人 口の動向への関係が伺える。 しかし、多様なライフスタイルの定着や今 後の人口減少の程度で何らかの変化が見 られるのかどうかが新たな着目点になって いくだろう。
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