建設リサイクル法

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建設リサイクル法
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建設廃棄物の現状
 建設廃棄物は、産業廃棄物全体の排出量の約2割を
占めており、建設工事現場からの建設廃棄物の排出
量は、全国で年間8500万トン。これは東京ドームの
約50個分に相当する膨大な量となっています。
産業廃棄物の業種別排出量
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建設廃棄物処理に起因する問題
 不法投棄の問題
廃棄物の不法投棄量のうち、実に9割を建設
廃棄物の不法投棄がしめています。その量は
年間約34万トンにものぼります。
悪質な不法投棄を防ぐためにも、その対象と
なっている建設廃棄物を分別排出・分別収集
し、再資源化・減量化などの中間処理を行った
後、なお残るものについては埋立の最終処分
を行う、適正処理システムを徹底させなけれ
ばなりません。
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建設廃棄物処理に起因する問題
不法投棄量の内訳
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建設廃棄物処理に起因する問題
 分別排出の問題
土木建築物はもともとコンクリートやアスファルト、木
材、ガラスや金属などの多くの資材から成り立ってい
るため、これを解体する際にも、多くの種類の廃棄物
が混合して排出される傾向にあります。分別解体・分
別排出が十分行われず、混合廃棄物となることが、
建設廃棄物の再資源化をはばんでいるという問題が
あります。
建設廃棄物を効率よくリサイクルし、有用な資源とし
て再利用するためには、土木建築物の解体の段階で
しっかり分別解体し、コンクリートやアスファルト、木材、
ガラスや金属などの建設廃棄物を、それぞれ分別排
出するよう徹底する必要があります。
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建設廃棄物処理に起因する問題
 最終処分の問題
建設廃棄物の最終処分量は、産業廃棄物の排出量
全体の約4割にも達する非常に膨大な量となっており、
これを減らすことがまず不可欠な問題です。また、廃
石膏ボードや有機性の建設廃棄物が適正処理され
ず、処分場で硫化水素や有機性ガスが発生するなど
の問題も起こっています。適正処理を行うためにも、
建設廃棄物のしっかりした分別排出がぜひとも必要
です。
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建設リサイクル法とは
 正式名称
建設工事に係る資材の再資源化等に関する
法律
 施行 平成14年5月(平成12年5月公布)
 目的 建築物などの解体工事などに伴って
排出されるコンクリート廃材、アスファ
ルト廃材、廃木材の分別及びリサイク
ルを促進することを目的としています。
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建設リサイクル法とは
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建設リサイクル法
 建設工事受注者による分別解体およびリサイ
クル、工事の発注者や元請業者などの契約手
続きなどが規定されています。
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対象となる建設工事
工事の種類
規模の基準
建築物の解体
延床面積80㎡以上
建築物の新築・増築
延床面積500㎡以上
建築物の修繕・模様替
(リフォーム等)
請負代金1億円以上
その他の工作物に関する工事
(土木工事等)
請負代金500万円以上
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対象となる建設資材廃棄物
 コンクリート
 コンクリートおよび鉄から成る建設資材
 木材(ただし工事現場から最も近い再生資源
化施設までの距離が50kmを超える場合など
については、縮減(焼却)を行ってもよい)
 アスファルト・コンクリート
 これらの量は全建設廃棄物中の約8割を占めて
います。
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建設廃棄物の品目別排出量
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分別解体および再資源化の流れ
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リサイクル事例
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出典
 国土交通省
 (財)クリーンジャパンセンター
 建設副産物リサイクル広報推進会議ホームページ