スライド タイトルなし

ESH DATABANK
廃棄物管理教育
ESH DATABANK
覚えること
 廃棄物とは
 廃棄物に関連する法律
 廃棄物の正しい分別、保管、排出
ESH DATABANK
排出事業者責任
 廃棄物処理法の大原則
 ひとたび廃棄物を出したら、
その責任は最後まで逃れられない。
ESH DATABANK
重い排出事業者責任
県境産廃・排出事業者が一部撤去
4社が計5トン 6日付けで新たに2社に措置命令
2003/08/08
田子町と岩手県二戸市の県境に不
法投棄された国内最大規模の産業
廃棄物問題で、産廃を排出した玩具
メーカー「A」や大手運送会社「B」な
ど四社(いずれも本社東京)は七日、
両県の措置命令に従い、産廃の一
部撤去作業を行った。現場にはおよ
そ八十万トン以上の産廃があると推
計されているが、同日撤去されたの
は四社が排出にかかわった約五トン
。両県は残りについても排出者を特
定し、順次撤去させるとしている。
ESH DATABANK
廃棄物とは
 排出物(不要物)
 その組織にとって不要になったもの
 廃棄物
 無償かお金を払って処理するもの
 有価物
 お金をもらって引き渡すもの
 廃棄物処理法の対象外
ESH DATABANK
廃棄物の分類
 一般廃棄物
 産業廃棄物以外のもの
 一般廃棄物(一般家庭から出るもの)
 事業系一般廃棄物
 産業廃棄物
 法律で規定するもの
 特別管理産業廃棄物を含む
ESH DATABANK
産業廃棄物の種類(1)








燃え殻
汚泥
廃油
廃酸
廃アルカリ
廃プラスチック類
紙くず(製紙業、製本業などに限る)
木くず(木材加工業などに限る)
ESH DATABANK
産業廃棄物の種類(2)








繊維くず
動植物性残渣
動物系固形不要物
ゴムくず
金属くず
ガラス、コンクリート、陶磁器くず
鉱さい
がれき類
ESH DATABANK
産業廃棄物の種類(3)





動物のふん尿
動物の死体
ばいじん類
上記19種類を処分するために処理したもの
上記20種類の輸入物
ESH DATABANK
特別管理産業廃棄物とは
 産業廃棄物のうち、特に危険、有害なもの
 揮発油類、灯油類、軽油類の燃えやすい廃油(引火点
70℃未満)
 pH2.0以下の廃酸 、pH12.5以上の廃アルカリ
 感染性病原体を含むか、その恐れのある産業廃棄物
 特定有害産業廃棄物
 廃PCB
 廃石綿
 水銀、カドミウム、鉛、砒素など。または、これら化合物が
基準以上含んでいる産業廃棄物
ESH DATABANK
クイズ
 質問
 工場の事務所から出るコピー用紙などの紙
くずは産業廃棄物か?
 答え
 産業廃棄物の紙くずは製紙、製本業などか
ら排出されるものに限られるので、事業系
一般廃棄物に該当する。
ESH DATABANK
工場から出る主な廃棄物の分類例
非廃棄物
有価物
鉄くず
廃棄物
紙くず、木くず
一般廃棄物
産業廃棄物
廃油
上質紙
汚泥
清浄溶剤
梱包材
金属くず
ガラスくず
特別管理
酸、アルカリ
廃溶剤
ESH DATABANK
廃棄物処理のルートと役割
 排出事業者
 発生した廃棄物を分別して保管し、引き渡す
 収集運搬業者
 排出事業者から収集し、処理業者に引き渡す
 中間処理業者
 焼却、中和、破砕など減容、減量化する
 最終処分業者
 埋立または海洋投棄する
ESH DATABANK
最終処分(埋立処理)の種類
 安定型
 安定5品目(廃プラスチック、ゴムくず、金属くず、ガ
ラス・陶磁器くず、建設廃材)のみが埋立可能
 遮水や浸出液処理施設などは必要なく、通常の盛
土と大差ない構造
 管理型
 有害物質が基準未満の廃棄物が埋立可能
 遮水シートなどで遮水し、地下水の汚染を防ぐよう
にする。また、廃棄物からの浸出液を処理する施設
を設ける。
ESH DATABANK
埋立処理上の問題点
 安定5品目は本当に安定?
例えばガラスやプラスチックの薬品空容器に本当に薬
品は残留していないか
 管理型はシートをだけで大丈夫?
シートが破れた事例あり
 有害物質は出てこない?
基準は有害物質の含有量ではなく、水への溶出試験
(試験水は中性)、酸性雨が降れば溶け出す物質もあ
りそう
ESH DATABANK
排出事業者の責務
 3R
 排出量を削減する(減容、減量化)
 適切な処理方法を選択する
 分別する
 適正に保管する
 許可を有する適正な業者に委託する
ESH DATABANK
3Rとは
資源循環型社会のキーワード『3R』
 リデュース(Reduce)
 捨ててしまうこと自体を見直すこと
 リユース(Reuse)
 もう一度使うこと
 リサイクル(Recycle)
 再利用すること
ESH DATABANK
リデュース(Reduce)
 不要物を“捨ててしまう”こと自体を見直すこと。
 省資源化や長寿命化といった取り組みを通じ
て、製品の製造、流通、使用等に係る資源利
用効率を高め、廃棄物とならざるを得ない形
での資源の利用を極力少なくする。
 3Rで最も大切なこと。
ESH DATABANK
リユース(Reuse)
 不要物を“捨ててしまう”のではなく、洗浄したり
修理して“もう一度使う”こと。
 ビールやジュースなどのビンを回収し再利用す
る「リターナルビン」など。
 機能を復活させて、もう一度使用すれば リサイ
クルより消費エネルギーは低い。
ESH DATABANK
リサイクル(Recycle)
 不要物を“捨ててしまう”のではなく、分類して
集め“再利用する”こと。
 「マテリアルリサイクル」とは、廃棄物を「材料」
にして、別の製品を作ること。新聞紙・牛乳
パック・PETボトル・空缶・ボロ布など。リサイク
ルにもエネルギーを必要とする。
 「サーマルリサイクル」とは、廃棄物を「燃料」
として利用すること。焼却時に熱を回収する。
ESH DATABANK
なぜ分別が必要か?
 法律を守る
例;紙くずを通常埋立てすると法律違反
 廃棄物は種類によって処理方法が違う
ガラス屑~埋め立て、廃プラスチック~固形燃料化
 分別しないとコストが高騰する
混ぜると処理費が3-10倍
 分別することによってリサイクルできるものがある
 混ざると危険なものがある
酸とアルカリ、可燃物と引火性液体 等
ESH DATABANK
適正な保管
 廃棄ではなく業者に引き渡すまでの
“保管”であることに注意
 保管場所の要件
 周囲に囲いを設けること等の区画をすること
 縦横60cm以上の掲示板を設けること(保管場所、種
類、責任者名)
 飛散、悪臭発生防止の処置を取ること
 流出、浸透防止の処置を取ること
 処理方法、処理業者仕向け毎に区分保管すること
ESH DATABANK
業者への委託
 許可を有する業者に委託すること
 収集運搬業者、処理業者、各々と委託契約を締
結すること
 性状や取扱上の注意点を事前に伝えること
 引渡しの際にはマニフェスト伝票を発行すること
 マニフェスト伝票の返却を確認すること
 産廃物B2,D票90日以内、E票180日以内
 特管物B2,D票60日以内、E票180日以内
 マニフェスト伝票は5年間保管すること
ESH DATABANK
排出事業者責任の再確認
 私たちが出した廃棄物は、最後まで私たちが
責任を持つことになります。
 排出の削減、適切な処理、適正な管理で地球
環境と会社を守りましょう。