会計学総論B 第8回 CVP分析と直接原価計算 2 短期利益計画目的の原価計算 短期利益計画 原価・営業量・利益(cost-volume-profit:CVP) 関係にかかわる情報が必要 3 CVP分析 原価・営業量・利益関係の分析 損益分岐点=売上高と総原価の金額が一致し、 利益も損失も発生しない売上高(販売量) 損益分岐点分析と売価・販売量・変動費・固定 費が変動した場合の利益への影響度合いの分 析 4 損益分岐点図表(利益図表) 原価・営業量・利益関係を総合的に表した 図表 損益分岐点図表 金額 売上高線 利益 総原価線 変動費 損失 固定費 45° 損益分岐点 売上高 6 損益分岐点における販売数量 固定費 損益分岐点に = おける販売数量 販売単価-単位当たり変動費 固定費 = 1単位当り限界利益 7 損益分岐点における売上高 固定費 損益分岐点に = おける売上高 変動費 1- 売上高 固定費 = 限界利益率 8 希望利益を達成するための販売量 固定費+希望利益 希望利益を達成 = するための販売量 販売単価-単位当たり変動費 9 希望利益を達成するための売上高 希望利益を達成 = するための売上高 固定費+希望利益 変動費 1- 売上高 10 希望売上利益率を達成するための 売上高 希望売上利益率 を達成するため = の売上高 固定費 変動費 1- -希望売上利益率 売上高 固定費 = 変動費 1- +希望売上利益率 売上高 11 安全余裕率(M/S比率) 現在の売上高がどれくらい減っても大丈夫か、 余裕を示す比率 売上高-損益分岐点売上高 安全余裕率 = ×100 売上高 12 損益分岐点比率 現在の売上高に対する損益分岐点の割合 損益分岐点売上高 損益分岐点比率 = ×100 売上高 安全余裕率と損益分岐点比率 金額 売上高線 総原価線 損益分岐点比率 安全余裕率 BEP 売上高 売上高 14 直接原価計算 直接原価計算(direct costing)とは、 製造原価や販売費および一般管理費を 固定費と変動費とに分解し、 売上高から変動費を差し引いて 限界利益を算定し、 当該限界利益から固定費を差し引いて 営業利益を算定する方法 15 直接原価計算の目的 短期利益計画 経営管理 外部報告 16 計算構造 全部原価計算 損益計算書 売上高 -)売上原価 売上総利益 -)販売費・一般管理費 営業利益 直接原価計算 損益計算書 売上高 -)変動費 限界利益 -)固定費 営業利益 会計学総論B 17 直接原価計算と外部報告 直接原価計算は、外部報告目的のため全部原価 計算に調整計算しなければならない。 18 固定費調整 直接原価計算による営業利益 +期末棚卸資産に含まれる固定製造間接費 -期首棚卸資産に含まれる固定製造間接費 =全部原価計算による営業利益
© Copyright 2024 ExpyDoc