情報モラルの有効活用

テーマ別解説
情報教育における
情報モラル指導
東京経営短期大学 経営総合学科 准教授
玉田 和恵
テーマ別解説
1 情報モラル教育の目的
情報社会で適正な活動を行うための
基になる考え方と態度の育成
情報モラル
=
日常モラル
+ 情報技術の特性
テーマ別解説
2 身につけさせたい力
児童生徒が、実社会で、
情報モラルに関する問題に直面した場合に
自分で適切に 判断できる力
行動できる力
=
問題解決力
テーマ別解説
3 情報モラルの指導法
①事例重視
多くの事例からルールを学び取らせる指導法
②心情重視
体験や議論を通して心情に訴えかける指導法
テーマ別解説
4 「事例重視」の指導法
多くの事例を指導 ⇒ルールを考えさせる
場面別、状況別に多くの問題事例を提示
多くの事例からルールを帰納的に学習させる
現在、最も多く実践されている指導法
テーマ別解説
5 「心情重視」の指導法
実際に作業をさせて問題場面を引き起こさせる
ジレンマ状況が引き起こされやすい事例を提示して
議論
心情的にやってはいけないことに気づかせる
時間が十分用意されている場合に、
非常に高い効果を示す指導法
テーマ別解説
6 情報モラル教育の基本的な考え方
情報モラル
情報機器を使用する際に、
自分や他人に好ましくない影響を
及ぼす可能性がないかを判断し、
適切な行動がとれるようになる
× 情報技術へのマイナスイメージの育成
○ 問題を回避する代替案を考える力を育成