情報モラルの有効活用

テーマ別解説
体系的な指導と
モデルカリキュラム
岐阜聖徳学園大学 教育学部 准教授
石原 一彦
テーマ別解説
1 情報モラルと日常モラル
◆日常モラル(一般的なモラル)
社会において、
適正な活動を行うための基になる考え方と態度
◆情報モラル
情報社会において、
適正な活動を行うための基になる考え方と態度
日常モラルの延長線上にある、応用的な倫理
テーマ別解説
2 情報社会の2つの特性
情報社会
◆コンピュータや情報通信ネットワークなどの
情報技術の特性
◆情報技術の利用により、文化的・社会的なコ
ミュニケーションの範囲・深度が変化する特性
この2つの特性を踏まえて、適正な活動を行うた
めの考え方と態度を育てることが求められる
テーマ別解説
3 情報モラルとは
情報社会を生きぬき、
健全に発展させていく上で、
すべての国民が
身につけておくべき考え方と態度
テーマ別解説
4 道徳と情報モラルの関係
情報モラル
◆自分の情報や他人の情報を大切にする
◆相手への影響を考えて行動する
◆自他の個人情報を第三者にもらさない
道 徳
◆人に温かい心で接し、親切にする
◆友だちと仲良くし、助け合う
◆他の人との関わり方を大切にする
◆他の人を大切にする
テーマ別解説
5 道徳の領域との関わり
道 徳
(1)主として 自分自身に関すること
(2)主として 他の人とのかかわりに関すること
(3)主として自然や崇高なものとのかかわりに関す
ること
(4)主として 集団や社会とのかかわりに関すること
情報ネットワーク社会
テーマ別解説
6 体系的な情報モラル指導の必要性
ネットワーク
にログイン
いきなり
大人も子どもも区別なく
1ユーザーとして扱われる
子どもたちを
危険から守
る
情報安全教育の必要性
子どもたち自身が
危険回避の方法
を身につける
テーマ別解説
7 情報社会の特性の理解をふまえた指導
子どもたち自身が
的確な判断力を身につける
情報社会やネットワークの
特性の理解
土 台