平成19年度10年経験者研修 「教科指導等研修(Ⅱ)」 札幌平岸高校 早苗雅史 1 本日の内容 参加者自己紹介,実践交換 情報教育の現状 情報教育の課題 新学習指導要領 実習① e-Learingシステムについて 実習② 3DCG静止画の作成 2 参加者自己紹介,実践交換 自己紹介 学校紹介 学校の環境(ハード,ソフト,人) 履修科目,学年,単位数 年間計画,シラバス 授業の特徴 3 情報教育の現状① 科目履修状況 0 20 40 80 73.4 67.0 情報A 情報B 60 10.7 5.5 全国 情報C 15.9 北海道 27.5 '07年度(実教出版) 4 情報教育の現状② 生徒の現状 高等学校に入学してくる生徒の知識・技 能に大きな差 家庭(地域)でのICT環境にも大きな差 ICTを活用して誰でも膨大な情報を収集 することが可能となり,様々な情報の加 工,表現,発信が可能 調べ学習や発表など多様な活用法が可 能 5 「文部科学省中央教育審議会教育課程部会」中間まとめより 情報教育の現状③ 情報モラル 掲示板への書き込みによる誹謗中傷や いじめ 個人情報の流出やプライバシーの侵害 インターネット犯罪や有害情報 ウイルス被害 著作権の侵害 6 「文部科学省中央教育審議会教育課程部会」中間まとめより 情報教育の現状④ 現場では 他教科との掛け持ち 教材作成・準備 実習処理・評価 ネットワーク管理 (ユーザー管理,HP更新,教務関連) 物品管理・予算管理 分掌業務 7 情報教育の現状⑤ 評価 座学と実習の割合 評価問題の作成 定期試験の回数 実習の評価 観点別評価 5点法への換算と評価基準 8 情報教育の現状⑥ 研究と連携 少人数教科の苦悩 元々が他教科 「情報」は幅広い分野の知識が必要 不足する情報公開 日常的な意見交換の場 新しい知識の習得が必要 9 情報教育の現状 《原因》 情報教員の少なさ 実習科目としての位置付け 公務処理の大半を背負っている 校内理解の欠如 校内ネットワーク管理体制の充実 情報関連物品の管理体制の充実 学生身分証を中心とした図書・物品管理 の一元化 10 情報教育の課題 様々な知識・技能が実際に生きて働き実用 に結びつけさせる情報活用能力の育成 情報をコミュニケーションなどに活用する力 情報の主体的な選択,処理,発信 問題の発見,解決のための創造的思考力, 合理的判断力の育成 ネット被害防止等の情報安全 情報モラル,知的財産の保護等の基本的な 態度の一層の充実 11 「文部科学省中央教育審議会教育課程部会」中間まとめより 新学習指導要領改定へ向けて 年間35週行うことを標準 週30単位時間を標準 各高等学校の工夫で30単位時間を超え ても可能 修得単位,引き続き74単位以上 12 「文部科学省中央教育審議会教育課程部会」中間まとめより 改善の基本方針 情報化社会に積極的に参画する能力・態 度の育成 情報に関する科学的な見方・考え方の定 着 情報モラル、知的財産の保護、情報安全 等に対する実践的な態度の育成 より広く、より深く学習することを可能にす る内容の重視 13 「文部科学省中央教育審議会教育課程部会」中間まとめより 情報教育目標3観点の一層重視 情報活用の実践力 情報の科学的な理解 情報社会に参画する態度 14 「文部科学省中央教育審議会教育課程部会」中間まとめより 科目 「社会と情報」 「参画」 情報が現代社会に及ぼす影響を理解 情報機器等を効果的に活用したコミュニ ケーション能力や情報の創造力・発信力 の育成 情報化の進む社会に積極的に参画する ことができる能力・態度の育成 15 「文部科学省中央教育審議会教育課程部会」中間まとめより 科目 「情報の科学」 「寄与」 情報にかかわる知識や技術を科学的な 見方・考え方で理解・習得 情報機器等を活用して情報に関する科学 的思考力・判断力等を養う 社会の情報化の進展に主体的に寄与す ることができる能力・態度の育成 16 「文部科学省中央教育審議会教育課程部会」中間まとめより 実習① e-Learingシステム Moodle,NetCommons コミュニケーション機能の強化 ネット上で「学ぶ」というより「管理」する 課題の提示,レポートの提出 受講者の管理 17 実習① CISTの主な機能 演習提示機能 教科書閲覧機能 課題演習機能 テスト機能 学習状況機能 コミュニケーション機能(CT) 18 実習① CISTの特徴 大学側でシステムを用意 高校側での構築が不要 コミュニケーション機能の装備 LMS(Learning Management System)機能 レポート提出機能 BBS機能 豊富なコンテンツ 新たなコンテンツも追加可能 19 実習① テスト管理機能の活用 ▼テスト問題 ▲テスト問題の選択 20 実習① テスト管理機能の活用 ▼学習状況の時系列データ ▲テストの成績画面 21 実習① レポート箱,連絡メッセージ ▼レポート課題の詳細 ▲電子学習システムトップ画面 22 実習① 管理者権限での実習 1. クライアント機能の理解 2. ユーザー登録,クラス,コースの作成 3. 履歴の閲覧 4. コミュニケーション機能の作成 23 実習② 3DCGソフト「POV-Ray」 フリーソフトウエア シーンファイルをテキスト形式で記述 全てのOSに対応 全てのOSで資産を共有できる ネットワーク上に多くの資産が存在 48ビットカラー出力が可能 標準で多くの素材が用意されている アニメーション作成 24 実習② 最初のレンダリング ファイル「povwin36.exe」のインストール サンプルのオープンとレンダリング ソース閲覧 25 実習② 最初のシーンファイル ワールド座標・ローカル座標 シーンファイル作成までの手順 1. エディタでシーンファイルを作成・保存 2. レンダリング実行 3. 画像ファイル作成,ビューアで確認 26 実習② 最初のシーンファイル #include “ファイル名“ //インクルードファイルの読み込み camera { } //カメラの設定 light_source { } //照明の設定 background { } //背景の色指定 object { } //物体の描画 27 実習② 最初のシーンファイル camera { location <0, 0, -10> } light_source { <-10, 3, -20> color rgb<1,1,1> } box { <-2, -2, -1> < 2, 2, 3> pigment { color rgb<1,0,0> } } //カメラの設定 //カメラ位置 //光源の設定 //光源の位置 //光源の色 //物体の種類 //物体の色の設定 28
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