情報処理技術 第4回講義

応用情報処理II 2004/1/19
プレゼンテーションソフト
PowerPointの使い方
新居 雅行
本日の講義の概要




プレゼンテーションとは
プレゼンテーションソフトについて
PowerPointの使い方
シナリオ作成について
プレゼンテーションとは



人前での発表
情報を、オーディエンスに対して伝達する
多くは、実際に人々がいる前で行われる
プレゼンテーションが実際に行
われる場面

会議
– 部署内での会議
– 京急室内での報告、計画発表

説明
– 売り込み
– 会社説明会

発表や講演
– 学会発表、研究会発表
– 新製品発表会などの対外的な発表
実際のプレゼンテーション





プレゼンテーションのやりかたは一定して
いない
口頭だけのプレゼンテーション
資料を配布
ビデオなどの映像機材
商品などの実物を見せる
専門家だけでなく、一般人もプ
レゼンテーションを行う


イベント、広告関連では専門家がいる
一方で、一般の人たちもプレゼンテーショ
ンを行う場面は多い
– 学生→卒業研究、サークルの紹介
– ビジネスマン→会議、商談など
プレゼンテーションでの必要性



情報を効果的に伝える
配布や提示用資料を作成する
短時間で準備ができる
プレゼンテーションソフトの出番






Microsoft PowerPointが代表的
提示画面(スライド)作成と実際の提示
アウトラインによる内容と構成の検討
テンプレートによる手軽にかっこよく
アニメーションなどの視覚効果
グラフィックスやグラフ、表など
プレゼンテーションの本質


多くの情報は、グラフィックスではなく文
字
ビジュアルな提示画面を手軽に作成でき
うる
– 手をかけるのではなく、時間のないビジネス
マンが手軽に使える

印刷資料を同時に作成できる
– 画面提示と同じもの、あるいは違うバリエー
ション
プレゼンテーションソフトの機能



画面に提示する「スライド」を作成する
スライドの直接編集ができる
より効果的に使うには「アウトライン」を理
解する
テンプレートとは





デザインのひな形
背景や文字配置のパターン
その上に、文字を適用する
文書を開いたときにテンプレートを指定で
きる
後から適用テンプレートを変更することが
できる
アウトライン



プレゼンテーションする内容を階層的に
表示
個々のスライドに表示する文字を階層表
示
複数のスライドに渡る流れも検討する
視覚効果

このようなことができる

このようなことができる

こんなこともできる
次のスライドに移るときの効果にも注目

グラフを作成することもできる


グラフを含む、空の
スライドを作成する 100
グラフのデータを入 80
60
力する
40
20
0
1 2 3 4
月 月 月 月
東京
東京
名古屋
大阪
グラフィックスも利用できる


クリップアート
デジカメなどで撮影し
た画像
プレゼンテーションの実際



今やっているのがプレゼンテーション
スライドを次々に移動する
ペンでマーキングなどができる
デモ


実際に使ってみます
いっしょにやってみましょう
プレゼンテーションのシナリオ



プレゼンテーションソフトの使い方は大切
もっと大切なのは内容
伝えたいことをどう伝えるかという「シナリ
オ」は重要
データの収集



必要な素材をともかく集める
ブレーンストーミング的にのべつまくなし
に集める
アウトラインにともかく打ち込みまくるので
いい
ストーリーの作成




演繹法
帰納法
起承転結
→レジュメに例を記載
まとめと概要の必要性


最後の「まとめ」は必須
最初に「概要」あるいは「結論」を入れる
プレゼンテーション画面の設計



ぱっと見て分かる程度の内容にする
きちんとした、内容のわかる日本語
文字の大きさに注意を払う
プレゼンテーションの実際面




プレゼンターの話し方などのパフォーマン
ス面は重要
リハーサルの重要性
本番での臨機応変な対応
質疑応答への準備
プレゼンテーションがうまくなる
ために

身近なプレゼンテーションに注目する
– テレビのニュース報道



経験を積む(まずはやってみる)
準備を周到に
自分の考えを示すのではなく、「人に分か
ってもらう」というスタンス