情報処理入門A・B 第8回 プレゼンテーション支援ツール 坂口 利裕 横浜市立大学・商学部 本日の内容 プレゼンテーションの役割 発信者から受信者への正確な伝達 発表内容に対する受信者の解釈・理解・啓発の促進 PowerPointによる発表資料の作成 ウィンドウの各部の見方 基本的使い方 応用的使い方 スライドの追加・削除/内容の編集/スライドショーの制御 オブジェクトの利用による直感的理解の促進 アニメーション設定の利用による視覚効果 提出課題1に対するQ&A 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 2 プレゼンテーションの役割 受信者への解釈・理解・啓発の促進 時間的制約 効果的な情報伝達を限られた時間の中で行う制約 内容的制約 2004/07/06・07 一度に伝えられる情報量の限界(ある説では5~7 つ程度まで) 情報処理入門A・B 3 プレゼンテーションのポイント 正確さ 不要なこと・不正確なことを排除 数値を扱う時は,より慎重に 数値のみが一人歩きしがち 時間・場所・範囲といった限定条件を明示 構成の単純さ 小説・ドラマ・小噺ではないので,過剰な演出は禁物 総論→各論,結論→理由・証拠,といった構成が原則 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 4 PowerPointの起動画面 スライド 細部(2) 細部(3) 2004/07/06・07 ノート 細部(1) ドラッグによる サイズ調整 情報処理入門A・B 5 PowerPointの細部 (1) スライド様式の設定な どの制御用サブウィン ドウ スライドの作成指示 スライドの配色・背景 の設定 スライドの種類の設定 アニメーションの設定 表示内容 の切り替え など 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 6 PowerPointの細部 (2) または 補助ウィンドウ(アウトラインまたはスライド)の切り替え 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 7 PowerPointの細部 (3) 標準モード 作業画面の表示モー ドの変更 標準 スライド一覧 スライドショー 現在のスライドからの スライドショーモード スライド一覧モード 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 8 PowerPointの基本的使い方(1) 新規作成 デザイン テンプレート インスタント ウィザード 背景や配色を優先→スライドは自分で追加 目的に応じた仮スライドの作成→内容を部分的に修正 内容の編集 新しいスライドの追加は「挿入」メニュー スライドの順序や削除は「スライド」 全体の構成やレベルの調整は「アウトライン」 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 9 PowerPointの基本的使い方(2) タイトルスライドと一般スライド タイトルスライド プレゼンテーション全体のテーマの提示 サブタイトルや発表者の提示 一般スライド スライド(を示しながら発表する内容の)タイトル 内容の提示は箇条書きが原則 2004/07/06・07 聴衆は読むわけではない 内容に応じてグラフィクスなどの利用できるレイアウトに 変更 情報処理入門A・B 10 PowerPointの基本的使い方(3) 内容の編集 文字による情報(テキスト)は,スライド内に配 置された複数のテキストボックス内に収納 該当するテキストボックスをクリックして選択 構造の編集 単なる羅列とならないよう, 大中小のような構 造が分かるようにレベルを調整する 2004/07/06・07 項目の先頭でTab→レベルを下げる 項目の先頭でShift+Tab→レベルを上げる 情報処理入門A・B 11 PowerPointの基本的使い方(4) 「スライド一覧」モードによる構成の変更 [挿入]メニューによる追加 ドラッグによる順序の変更 [Delete]キーによる削除 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 12 PowerPointの基本的使い方(5) 「アウトライン」モードによる項目の編集 項目マークのドラッグによる項 目ごとのレベル・順序の変更 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 13 PowerPointの基本的使い方(6) 発表本番は「スライド ショー」モードで マウスのクリックで,次 のスライドへ 右クリックで各種のメ ニュー表示 レジメとしての利用は 「ノート」も活用 補注・発表原稿のメモとし て利用 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 14 PowerPointの応用的使い方(1) 図表の組み込み [挿入]メニューで対象を選択 Excelなどのウィンドウで対象を[コピー]→[貼り付け] 他のオブジェクトが選択されていないように注意 Excelで作成した表・グラフ 性別 血液型A 血液型B 血液型AB 血液型O 男 63 23 18 28 女 38 17 10 20 合計 101 40 28 48 2004/07/06・07 0% 合計 132 85 217 20% 男 女 情報処理入門A・B 40% 60% 80% 100% 血液型A 血液型B 血液型AB 血液型O 15 PowerPointの応用的使い方(2) 「図形描画」ツールによる図形作成 単純な線画・定型的な図・テキストボックスに よる注釈を作成 それぞれがオブジェクト 複数のオブジェクトを「グループ」化することも可能 重なり具合は「順序」で変更可能 アニメーション設定を利用してより効果的なプ レゼンテーション 過剰は禁物 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 16 PowerPointの応用的使い方(3) アニメーションによる視覚効果の設定 スライド単位・オブジェクト単位に設定 スライド単位の設定は「スライド一覧」で右クリック →「画面切り替え」 オブジェクト単位の設定は「スライド」モードで右ク リック→「アニメーションの設定」 サブウィンドウのオプションにより動作を設定 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 17 実習課題5 別紙の説明プリントを参照して, PowerPoint を用いたスライド資料を作成 仕上がったスライド資料をメールの添付 ファイルにして提出(+α対象) 電子メールでの添付ファイルの使い方の練習 も兼ねる 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 18 参考書の例 『発表の技法』(諏訪邦夫,1995),『「分かりやすい表現」の技術』(藤沢晃治,1999), 『「分かりやすい説明」の技術』(藤沢晃治,2002),すべて講談社ブルーバック 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 19 次回は… オペレーティングシステム入門 OSの機能と種類 プログラム制御 ファイル制御 授業の総括と今後の学習の指針 提出課題2について カメリアホールにて授業後,実習室にて Q&A形式で実習 2004/07/06・07 情報処理入門A・B 20
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