広告会社で働く自分が 考えていること・考えてきたこと 2007年5月24日 宗像 伸欣 1 自己紹介 ・一橋大学社会学部矢澤ゼミナールでの共同研究テーマ 「逗子市池子米軍家族住宅建設問題に見るメディアフレーム」 ・卒業論文テーマ 「競馬ブームに見る流行とメディアの関係」 ・1994年、博報堂入社。 初任配属以来、営業職として現在14年目。 2 広告という仕事 クライアントの宣伝・販促・広報をはじめ、あらゆるマーケティング活動 全域に対してのサービスの提供。 その旗振り役、プロデューサー的立場である営業職。 3 広告会社の売上とは 広告会社の売上の源泉は、広告主企業の宣伝広告費。 自分たちの接する相手は、利益を創出するための存在である企業に おいて、得た利益を使う部署。 扱いをいただくことに対する責任感。 4 パートナーシップ クライアントの売上・利益創出への貢献が、自分たちの売上になる。 相手あってこその自分たち。 大切な宣伝予算を任せられる、課題解決のために貢献しうる、 クライアントとの信頼関係の構築。 5 広告会社で働く自分 クライアントに必要とされる人財であることが存在価値。 クライアントとそのステークホルダーとの間のパイプ役としての広告会社 であり、広告会社で働く自分。 6 クライアントとの関係 意思決定に作用する、クライアント社内における力学。 オリエンテーションへの納得度合い。キーマンのジャッジの妥当性。 決裁が通りやすい企画と本当にやりたい企画。 自分は「それ、違いませんか?」とクライアントに言える関係にあるのか。 7 人が相手 これが絶対という答のない仕事。 無理難題に対しての真摯な対応はできているか。 理不尽を受け入れられる懐の大きさを発揮できるか。 コミュニケーションのプロフェッショナルとしての自分のあり方。 自分のやりたいコトをクライアントもやりたいと思わせる熱意。 8 学生時代に考えていたこと(1) ~広告会社への就職~ 情報の送り手側の人間になりたい自分。自らセレクトしたい。 自分が「いい」と感じることを他者へも広め、「いいよねこれ」、という共 感を創出したい。 「いい」と感じる自分の判断は、はたして正しいのか自問自答。 9 学生時代に考えていたこと(2) ~自分にとって気持ちいいこと~ 自分で考えて決めた、辿り着いた結論は気持ちいい。そのための考え る素材・選択肢を広げていきたい。 他者の結論との整合性が高いと気持ちいいことは多いかも。ずれてい ない自分の確認。 整合性がたとえ低くても気にならないこともある、、、自分のなかのもの さしは? 10 学生時代に考えていたこと(3) ~自分自身の価値基準を作る~ 決まった答え、正解のないことに対して試行錯誤と検証の機会が与 えられていた。その過程において、どこを自分の結論として着地させる のか判断する術を体得する経験。 判断の材料として、他者と議論しその意見を参考にする、自分の考 えを改めて見直す、既存の知見を調べ、知る。 自分にとっての優先順位の優劣はなにか、その見極めの速さと精度 を高める訓練。 11 大切にしているスタンス 自分にとっても、関わる他者にとっても、より納得度の高い結論に到 達しようと模索し続ける姿勢。 自分自身の判断に対する責任感。 共感しあえる、目に見えない「絆」を作る。 12
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