日本生態学会のめざすところ

http://risk.kan.ynu.ac.jp/matsuda/2004/040826v2.html
日本生態学会のめざすところ
25年前,進化生態学は
(26日930-1230),8/24更新
目的論と言われていた
• 松田の発言の要旨
• 「(意志決定モデルの手続き)を踏んで」いないと
いう指摘には反論します.社会科学の範疇を含
む点は同意します.(regulatory science)
• 「役に立つ」という価値の視点だけで保全を議論
するのが危ういと思うからこそ,保全を生態学会
の一分野として取り組むべきだと思っています.
危ういテーマは学会の外で議論してくれという態
度には,賛成できません
真偽(科学的命題)と善悪(自然保護な
ど価値に関すること)は区別すべき
• 結局,「(過去に損なわれた自然環境の修復に大き
く寄与するという自然再生推進法の)意図自体は,
生態学的に見て好ましいもの」であり,「・・・自然再
自然保護の上で
生事業について,行政や関連諸学会による対応が進
真偽と価値を区別して議論することに我々
行している現状においては,日本生態学会として,
はまだまだ不慣れであり,その必要性を認
自然再生の理念,目標,手法,技術などについて,
生態学の立場から検討を加えることを急がねばなら
識している生態学者さえそれほど多くなく,
ない」(前掲設置趣旨)という認識・・・
行政官や自然保護活動家にも少ないでしょ
• 松田裕之(2003保全生態学研究8:1-2)の中の生態系
う.→(regulatory
science 規制科学)
管理委員会設置趣旨についての記述
http://risk.kan.ynu.ac.jp/matsuda/2004/principle30.html
自然再生・生態系管理の30原則(案)
• 生態系管理専門委員会の松田答申案へ
のある会員の感想
• 全体を通しての「感想」として,生物
多様性を失いつつあることへの危機感
がわたしよりうすいなあ,と思いまし
た.