平成27年度 東京教師養成塾公開講座 公開ゼミナール 於:東京都教職員研修センター ◇第1回◇ 「授業づくりの基礎」 日時 5月10日 (日) 午後1時から 内容 学習指導案と授業づくりの基本的な在り方について、 養成塾教授による模擬授業と講義から学ぶ。 ◇第2回◇ 「各教科等の特性に応じた授業づくり」 日時 10月11日 (日) 午後1時から 内容 塾生による模擬授業と協議を基に指導主事から指導・ 助言を受け、 各教科等の理解を深める。 修 了 生 の 声 ∼教師養成塾を目指す皆さんへ∼ 第8期生 武蔵村山市立第十小学校 髙 慶伍 特別教育実習では、様々な教科で研究授業に挑戦しました。また、それぞれ の授業を行う際には、専門性の高い先生方に御指導をいただくことができまし た。その学びは現在の職務にも生きており、東京教師養成塾で教わったことを 生かして指導を行っています。 自信と誇りをもって1年目のスタートを切ることができるよう、養成塾での 1年間を大切に、より多くのことを学んでほしいと思います。 第10期生 練馬区立開進第三小学校 林 玖実子 「教師は子供と一緒になって全力で笑い、全力で泣きなさい。 」という養成塾の 教授の言葉を今でも大切にしています。子供の成長のためにという意識を強くもっ ている先生方に御指導をいただいた特別教育実習は、私の教師としての在り方の 礎になっています。常に「めあては何か」を明確にし、 「つかむ、取り組む、確かめる」 で授業を構成することを念頭におき、日々実践に励んでいます。特別教育実習では、 じっくり教材研究に取り組み、子供たちと全力で向き合うことができます。力の ある先生方から積極的に学び、全身で多くのことを吸収してください。 所在地 〒113-0033 東京都文京区本郷一丁目3番3号 東京都教職員研修センター 電 話 03-5802-0318 ファクシミリ 03-5802-0329 春日駅 り 白山通 東京教師養成塾 事業案内 東京都教職員研修センター印刷物登録 平成26年度第24号 平成27年3月発行 後楽園駅 東京都教職員研修センター 東京 ドーム 都営三田線 水道橋駅 ホテル 神田川 ←新宿 外堀通り 工芸 高校 JR 水道橋駅 御茶ノ水→ 平成27年度 東京教師養成塾連携大学 東京教師養成塾 【小学校コース】 社会の変化や子供・保護者の願いを的確に捉えられるよう、豊かな人間性と実践的指導力を兼ね 備えた人材を学生の段階から養成します。 【特別支援学校コース】 障害のある児童・生徒の増加、重度・重複化や多様化に対応できるよう、特別支援学校教諭の免許を 有し、豊かな人間性と高い専門性を兼ね備えた人材を学生の段階から養成します。 ○ 社会の変化や子供・保護者の願いを的確に捉え、実践的指導力や企画力を高める教師 ○ 幅広い教養を身に付け、総合的な見地から課題解決に当たり、学校教育を創造する教師 ○ 地域活動や社会貢献活動等に取り組み、自らの視野を広げ、子供に夢や感動を与え、将来への展望 を切り拓く教師 育成する資質・能力 ○ 実践的な指導力や柔軟な対応力、組織の一員としての自覚や企画力 ○ 社会の課題を的確に捉え、様々な知識を融合して実践的に課題を解決する力 ○ 教師としての使命感、社会に貢献する志、社会人としての責任ある態度 東京教師養成塾の講座 特別教育実習 〈教師養成指定校において年間40日以上実施〉 【育成したい資質・能力】 ・学校組織及び服務の厳正への理解 ・教材研究・教材解釈と 授業づくり ・指導方法・指導技術 ・児童・生徒の学習状況の 把握と評価 ・集団の把握と生活指導 ・児童・生徒理解と教育相談 ・保護者・地域との連携 等 ゼミナール 〈年間17回実 施〉 【育成したい資質・能力】 ・学校教育に関する法令等と学校教育の役割 ・学習指導要領の位置付け及び 内容の理解 ・単元指導計画作成及び改善 ・授業力向上と授業改善 ・キャリア教育の実践 ・学級経営の意義と学級づくり ・児童・生徒理解と教育相談 ・保護者・地域との連携 等 青山学院大学 植草学園大学 大妻女子大学 お茶の水女子大学 鎌倉女子大学 関東学院大学 共 栄 大 学 國學院大學 国 士 舘 大 学 秀 明 大 学 十文字学園女子大学 淑 徳 大 学 順天堂大学 昭和女子大学 白梅学園大学 白百合女子大学 聖 学 院 大 学 聖心女子大学 聖 徳 大 学 創 価 大 学 大東文化大学 高 千 穂 大 学 玉 川 大 学 都留文科大学 帝 京 大 学 帝京科学大学 帝京平成大学 桐蔭横浜大学 東京学芸大学 東京家政大学 東京家政学院大学 東京純心女子大学 東京福祉大学 東京未来大学 東 洋 大 学 日本女子大学 文 教 大 学 武 蔵 野 大 学 明治学院大学 明 星 大 学 目 白 大 学 立 教 大 学 平成27年度 教師養成指定校 34区市84校 目指す教師像 講 義 〈年間7回実 施〉 【育成したい資質・能力】 ・教師の仕事に対する使命感と豊かな人間性 ・教師として必要な教養 ・特別支援教育の意義や 発達障害等への理解・ 指導法 等 小林 福太郎 先生 体験活動 〈 企 業 等における就 業体 験を5日間実 施〉 【小学校コース】 千代田区:麹町小学校 港 区:港南小学校 文 京 区:根津小学校 台 東 区:根岸小学校・台東育英小学校 蔵前小学校 墨 田 区:錦糸小学校・第三寺島小学校 曳舟小学校・中川小学校 隅田小学校 江 東 区:南陽小学校 品 川 区:立会小学校・第二延山小学校 目 黒 区:緑ヶ丘小学校・原町小学校 大 田 区:小池小学校・おなづか小学校 世田谷区:芦花小学校 杉 並 区:久我山小学校 豊 島 区:仰高小学校・池袋第一小学校 池袋本町小学校・目白小学校 富士見台小学校 北 区:なでしこ小学校 板 橋 区:中台小学校・蓮根小学校 上板橋小学校・大谷口小学校 高島第一小学校 練 馬 区:豊玉小学校・中村小学校 開進第三小学校 田柄第二小学校・旭町小学校 光が丘春の風小学校 光が丘夏の雲小学校 光和小学校・大泉学園小学校 橋戸小学校 足 立 区:弘道第一小学校 葛 飾 区:清和小学校・細田小学校 江戸川区:小岩小学校 八王子市:第四小学校・浅川小学校 愛宕小学校・松木小学校 立 川 市:大山小学校・上砂川小学校 武蔵野市:第二小学校 青 梅 市:第一小学校・第二小学校 第五小学校 府 中 市:新町小学校・小柳小学校 調 布 市:緑ヶ丘小学校 多摩川小学校 町 田 市:町田第四小学校・南第一小学校 鶴川第二小学校・小山田小学校 山崎小学校 小 平 市:小平第十二小学校 小平第十五小学校 国分寺市:第三小学校・第五小学校 福 生 市:福生第一小学校・福生第二小学校 狛 江 市:狛江第三小学校 東大和市:第三小学校 武蔵村山市:第一小学校・第二小学校 第三小学校・第四小学校 第七小学校・第八小学校 第九小学校・第十小学校 雷塚小学校 稲 城 市:稲城第七小学校 羽 村 市:羽村東小学校 あきる野市:前田小学校 都立学校13校 【特別支援学校コース】 都立久我山青光学園 都立大塚ろう学校 都立八王子東特別支援学校 都立墨東特別支援学校 都立府中けやきの森学園 都立鹿本学園 都立八王子特別支援学校 都立羽村特別支援学校 都立調布特別支援学校 都立墨田特別支援学校 都立港特別支援学校 都立南花畑特別支援学校 都立青山特別支援学校 塾生の育成に向けた連携体制 【連携大学】 ● ● ● 【教師養成指定校】 入塾希望者の学長推薦 特別教育実習等への支援 ・学校訪問や塾生への指導 公開講座等への参加 ● ● 特別教育実習の実施 ・指導教員等による指導 ・月1回の授業研究 ・学校行事等での指導 校長等からの講話 【育成したい資質・能力】 ・社会人としての責任ある 態度 ・コミュニケーション能力と 対人関係力 ・教師の仕事に対する 使命感と豊かな人間性 等 42大学 【学校経営支援センター】 【区市町村教育委員会】 ● 教師養成指定校の推薦 ● 特別教育実習等への支援 ・月1回の授業研究の指導主事 等による訪問指導 ・異校種及び異なる障害種の 授業参観への指導・支援 【東京教師養成塾】 ● 教授による指定校訪問 ・月1回の授業研究の指導 ・実習状況の把握 ● 面接等の実施 ・育成状況の把握と指導・助言 ● 連絡会の実施 ・情報交換 特別教育実習 ゼ ミ ナ ー ル 教師養成指定校での年間を通した教育実習や異校種又は異なる障害 種の授業参観等を通して、実践的指導力や柔軟な対応力を培う。 各教科等の専門性や指導技術の向 上、学級経営における実践的指導力を 身に付ける。 教師養成指定校における実習内容 ○ 配属された学級等において、授業観察や授業実践を行 いて学ぶ。 ○ 児童・生徒との触れ合いを通して、理解を図るとともに、 特別教育実習の目安 週1回+年間3回の連続実習 年間40日以上の実習 年間40時間以上の授業実践 生活指導や教育相談について学ぶ。 ○ 学校の諸活動(給食、清掃、クラブ・委員会活動、学校 行事等)及び地域行事について学ぶ。 ○ 夏季休業日に、 2日間の実習日を定め、形成期の実習の 振り返り、伸長期・充実期の実習計画(授業実践、講話等) の作成等を行う。 講 義 ねらい 1 2 3 4 5 大日方 邦子 先生 6 7 8 9 坪田 まり子先生 テーマ 自己の教養を 高める 心と心をつなぐ 夢や希望を もち続ける 心を開いて 子供に寄り添う あなたもわたしも 大切な一人 国際的な視野を もつ 子供に夢や希望を もたせる 命の大切さを学ぶ これから教師に なる皆さんへ 講師(敬称略) 東京都教職員研修センター研修部長 伊東 哲 東京学芸大学特命教授 坪田 まり子 冬季パラリンピック アルペンスキー金メダリスト 大日方 邦子 ねらい 企業等での就業体験を通して、社会 人としての責任ある態度を養う。 東京教師養成塾教授 信方 壽幸 東京女子体育大学教授 小林 福太郎 上智大学言語教育研究センター教授 藤田 保 早稲田大学教職大学院教授 三村 隆男 医療法人財団順和会山王病院 リプロダクション・婦人科内視鏡治療センター長 藤原 敏博 東京都議会議会局長 影山 竹夫 東京都教職員研修センター研修部長 伊東 哲 テーマ 1 特別教育実習で身に付ける実践的指導力 2 授業づくりの基礎 3 児童・生徒理解と学級づくり 4 単元を通した授業づくり(社会・理科・特別支援教育) 5 修了生から学ぶ学級経営の実際 6 特別な支援を要する児童・生徒への指導 7 公務員としての教員の責務 児童・生徒の学習状況の把握と評価の実際 8 公開ゼミナールに向けての学習指導案検討 9 体育の授業づくりの在り方 10 公開ゼミナールに向けての学習指導案検討 教育者の自覚と責任 11 野外活動の意義と実際 12 特別活動及び道徳の指導 13 各教科等の特性に応じた授業づくり(公開) 14 学習の安全のために(理科・図画工作・家庭・体育) 15 言語能力向上のための取組 16 保護者との信頼関係を築くために 17 アレルギーのある子供への対応 18 外国語活動の指導力の向上 (国語・算数・道徳・特別支援教育) 〈公開〉 体 験 活 動 講義内容(平成26年度実績) 回 回 合 宿 い、各教科等の指導や学級経営を学ぶ。 ○ 講話や実務等から、学校の教育課程や学校組織等につ 学校教育をめぐる様々 な課題を理解し、広く教養 を高める講義を通して、視 野を広げ社会性を養う。 ゼミナール内容(平成26年度実績) ねらい ねらい 体験活動先一覧(平成26年度実績) イオンリテール株式会社南関東カンパニー 磯沼ミルクファーム 伊吹石油ガス株式会社 株式会社イトーヨーカ堂東村山店 株式会社教育ソフトウェア 株式会社三省堂書店 株式会社スリーエフ 株式会社高島屋日本橋店 株式会社豊里 株式会社ヌーヴ・エイ 公益財団法人東京動物園協会井の頭自然文化園 公益社団法人東京動物園協会恩賜上野動物園 公益社団法人東京動物園協会葛西臨海水族園 公益財団法人東京動物園協会多摩動物公園 公益社団法人東京都教職員互助会三楽病院 ジブラルタ生命保険株式会社 島村楽器株式会社 東京ガス株式会社ガスの科学館 東京都観光汽船株式会社浅草営業所 東京都水の科学館 東京都夢の島熱帯植物館 特定非営利活動法人金融知力普及協会 日本マクドナルド株式会社ハンバーガー大学 丸善書店株式会社 計24企業・事業所等 東京教師養成塾の1年間の学び ◇東京都教育委員会が求める教師として最小限必要な資質・能力◇ 領域① 「教師の在り方に関する領域」 領域② 「各教科等における実践的な指導力に関する領域」 領域③ 「学級経営に関する領域」 (1) 教師の仕事に対する使命感と豊かな人間性 (1) 学習指導要領 (5) 児童・生徒の学習状況の把握と評価 (1) 学級経営の意義と学級づくり (2) 教師として必要な教養 (2) 教材研究・教材解釈と授業づくり (6) 授業力向上と授業改善 (2) 集団の把握と生活指導 (3) コミュニケーション能力と対人関係力 (3) 単元指導計画の作成及び改善 (7) 特別支援教育 (3) 児童・生徒理解と教育相談 (4) 学校教育に関する法令等と学校教育の役割 (4) 指導方法・指導技術 (8) キャリア教育 (4) 保護者・地域との連携 (5) 学校組織及び服務の厳正 【形成期】<4月から7月> 【伸長期】 <9月から12月> 子供と関わり、授業づくりを学ぶ ○ 教師の在り方に関する基本的な理解 ・休み時間等で児童・生徒とふれあい、児童・生徒理解を深めるとと もに、教員として必要なコミュニケーション力を身に付ける。 ・担任の役割だけでなく、校務分掌等、組織的な仕組みを理解する。 特別教育実習 体験活動 ・学級集団を把握しつつ、個々の児童・生徒への適切な関わり方を学ぶ。 ・行事等に参加しながら、学校の教育活動におけるそれぞれの職員の役割 について理解を深める。 ・学習指導要領における目標と内容を、学年や各教科等の系統性や関連性 を踏まえて理解する。 ・授業のねらいの達成度、教材・教具の活用、指導方法等の観点から、自 分の授業を振り返り、その後の授業実践に生かす。 ・通知表の記入方法等を知り、信頼性のある評価について理解する。 ・特別な支援を必要とする児童・生徒に対する、様々な場面での適切な支 援の方法を学ぶ。 ・個別指導計画の作成や個別指導計画に基 づく授業実践、指導法の工夫等を学ぶ。 (特別支援学校コース) ・学習指導要領における各教科等の目標や内容等について理解し、指 導計画の作成の仕方を学ぶ。 ・各教科等の指導方法や学習過程に応じた指導技術(発問、板書、説 明等)について授業観察を通して理解し、効果的な指導方法・指導 技術について学ぶ。 ・授業観察を通して、児童・生徒の学習成果を把握し、学習指導にお ける様々な評価方法について学ぶ。 ○ 学級経営に関する理解 ・学級担任の役割を理解し、学級の規範 づくりや教室の環境構成、給食や清掃 指導等の進め方について学ぶ。 ゼミナール ○ 教師の在り方に関する基本的な理解 ○ 各教科等における実践的な指導力の育成 ○ 各教科等における実践的な指導力の育成 ○ 学級経営に関する理解 講義 子供への理解力、授業力を高める ・状況に応じて適時に的確な判断を行い、 教師として毅然とした態度をとることの 意義を理解し、適切な褒め方や叱り方等 の対応方法を身に付ける。 ○ 「自己の教養を高める」 ○ 「心と心をつなぐ」 ○ 「心を開いて子供に寄り添う」 ○ 「あなたもわたしも大切な一人」 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 「国際的な視野をもつ」 ○ 「子供に夢や希望をもたせる」 「特別教育実習で身に付ける実践的指導力」 「学習指導案の作成から授業実践へ(国語・算数・特別支援教育)」 「教育相談の機能を生かした児童・生徒理解と保護者対応」 「単元を通した授業づくり(社会・理科・特別支援教育)」 「児童・生徒の学習状況の把握と評価の実際」 「集団を把握する」 ○ 「道徳・特別活動の指導」等 ○ ○ ○ ○ ○ 「養成塾修了生から学ぶ学級経営の実際」 「各教科等の特性に応じた授業づくり」 「ワークショップによる指導技術の向上(理科)」 「フィールドワークを取り入れた学習」 「外国語活動の指導力の向上」 ○ 企業・事業所等での研修(5日) 【充実期】<1月から3月> 4月から学級担任となる自覚を高める ○ 教師の在り方に関する基本的な理解 ・学級担任の役割を理解するとともに、4月からの学級担 任を意識して、自己の課題を設定しながら実習を行い、 教師としての熱意と使命感を高める。 ・諸会議や学年の打合せ、校内研修会や保護者会等に参加 し、学校組織の一員としての意識を高める。 ○ 各教科等における実践的な指導力の育成 ・各教科等の年間指導計画、教科の特性を生かした指導方 法について理解を深める。 ・学級担任として1日を見通した計画を立て、児童・生徒 理解に基づき、柔軟に対応しながら授業を展開する。 ・障害の特性に応じた教材の工夫等を行い、児童・生徒の 実態と教科等の内容に対応した授業を展開する。 (特別支援学校コース) ○ 学級経営に関する理解 ・保護者と対面する様々な場 面を想定し、ロールプレイ ング等の演習を通じて、学 級担任等として適切に対応 する方法を実践的に身に付 ける。 ○ 「若き教師に期待する」 ○ 「アレルギーのある子供への対応」 ◆課題選択ゼミナール ○ 「年度当初の学級事務」 ○ 「年度当初の学級経営」 ○ 「特別支援教育」等 年間を通した特別教育 実習における授業実践 特別教育実習では、月1回の授業研究を行います。塾生は、授業研究に向けて学習指導案を作成 して、授業実践を行い、指導を受けた内容から新たな課題を設定し、次の授業に反映させます。 授業計画立案(Plan) 授業実践・授業観察(Do) ○ ○ 授業実践を行う単元等の決定 ・指導教員との打合せ ○ 授業の構想の立案 ・指導観の確立 単元構想、児童・生徒の実態、教材分析 ・ねらいの明確化 ・内容、方法の吟味 ○ 学習指導案の作成 ・教材研究 ・各教科等の特性を生かす指導計画の作成 ・教材・教具の作成 ・児童・生徒の学習状況の把握 ・発問・板書計画の作成 ○ 学習指導案の提出(授業1週間前までに) ・校長、副校長、指導教員へ提出 ・養成塾担当教授へ提出 ○ 学習指導案の修正 ・提出した指導案への指導を基に修正 授業の改善・課題設定(Action) ○ 授業の自己評価の実施 ・自己診断シートの活用 ・自己の課題の明確化 ・特別教育実習評価シートの活用 番号 2 ①教師の在り方 教師の仕事 に対する使 命感と豊か な人間性 1 ⑴ 評価の観点 到達目標 授業実践を行う前に、指導教員の先生や養成 塾教授に模擬授業を見ていただき、指導を受 けました。そこでの指導から、児童・生徒の 発言を予想したり、発問や板書を考えたりし ました。授業実践は録画して分析し、振り返 りの際に活用しました。(塾生) 授業の振り返り・評価(Check) ○ <自己診断シート例> 領域 授業実践を行う単元を指導教員の先生と 相談し、決定したら、ねらいや指導計画 を考えます。教材研究では、学習指導要 領を読み込み、ねらいを明確にして、1 時間の授業を構想します。授業の1週間 前までに学習指導案を提出するので、ス ケジュールを意識して取り組むことが必 要です。(塾生) 模擬授業の実施 ・発問、時間配分、板書の適切さ 等 ○ 授業実践 ・本時のねらいの明確さ ・発問の的確さ ・資料提示の効果 ・導入、展開、まとめの時間配分 ・適切な板書 ・指導形態の効果 ・学習課題の適時性 等 ○ 授業記録の作成 ・ICレコーダー、ビデオカメラ等の活用 ・養成塾教授等による授業記録 等 形成期 子供に対する深い愛 情をもち、絶えず研 究と修養に努めよう としている。 教育者としての責任と 誇りをもち、子供や保 護者、社会が寄せる信 頼と期待を具体的に理 解している。 形成期の授業研究では、児童と関わりながら授 業することを意識させます。一方的に話すので はなく、児童の反応を生かして授業を展開する ことで、児童との良い関係が築き上げられると 考えています。(教師養成指定校長) 授業の振り返り・課題把握 ・授業者の自己評価 ・指導主事や養成塾担当教授、大学教授等 による指導・助言 ・指定校校長、副校長、指導教員等による 指導・助言 ・ICレコーダー、ビデオカメラ等を活用し た授業記録による振り返り ・振り返りを基に考察した、次回の課題の 確認 授業後の協議会では、塾生から示された各自の課 題やテーマを基にした授業の振り返りを行い、成 果と課題が明確になるよう指導をします。また、 1時間の授業のねらいを達成するために、適切な 授業の進め方だったかなども指導し、次時への改 善に結び付けます。 (養成塾教授) 東京教師養成塾 の様々な取組 振り返りから学ぶ 授業から学ぶ 公開ゼミナールの模擬授業 異校種等の授業の参観 模範となる授業の参観 指定校と異なる学校種又は異なる障害種の参観 を通し、それぞれの教育活動の取組への理解を深 めるとともに、学校教育に対する視野を広げる。 研究発表会等の模範となる授業の参観を通 養成塾教授や養成塾生の行う模擬授業を通し して、実践的指導力の一層の充実を図る。 て、授業実践における指導技術の向上を図る。 研究発表会や指導教諭、道徳授業地区公開 講座などの授業の参観を通して、発問、板書、 児童・生徒の発言の取り上げ方等を学ぶ。 また、研究協議会等へ参加することにより、単 元指導計画の流れや授業構成の理解を深める。 【授業参観】 学校種の違いによる 児童・生徒の発達段階 を理解するとともに、 各校種の学校教育に生 かす視点を学ぶ。 【教授による授業】 模擬授業を基にした 講義及び演習を通して、 1時間の授業構成を理 解し、授業づくりの基 礎的な事項について理 解を深める。 狛江市立狛江第一中学校 樋口 豊隆 校長 自己評価シートを作成し、塾生自らが自己 の課題を発見し、今後の取組の具体的な方向 性を明らかにする。 【教師の在り方に関する領域】(充実期) (1) 教師の仕事に対する 使命感と豊かな人間性 (2)教師として (5) 必要な教養 学校組織及び 服務の厳正 【塾生による授業】 塾生が作成した学習 指導案を基に、模擬授 業と協議を通して、各 教科等の指導法につい て理解を深める。 【校長からの講話】 授業観察実施校の校 長から、塾生への期待 や、教師に求められる 資質・能力について学ぶ。 自己評価 学校教育に関する 法令等と学校教育(4) の役割 (3) コミュニケーション 能力と対人関係 自己評価シートを作成することで、各期での自己の課 題が明確になりました。重点的に学ぶべき内容を理解し、 計画的な取組を考えました。(塾生) 体験から学ぶ 合 宿 野外活動・センター実習 課題選択ゼミナール 実践的指導力の向上と塾生同士の関わりを深め ゼミナールにおける様々な活動を通して、各教 養成塾修了後、学級経営や学習指導の工夫に役 ることをねらいとして、1泊2日の合宿を行う。 科等の専門性や指導技術の向上を図る。 立つ指導技術や学級事務等を身に付ける。 実技を伴う理科に ついて、具体的な実 習を通して、各教科 の特性に応じた指導 方法や、指導技術等 について学ぶ。 公開ゼミナールの 模擬授業に向けた教 材研究を行い、学習 指導案の作成や授業 づくりの方法を検討 する。 特別教育実習におけ る体育の授業実践に向 けて、安全指導及び集 団行動の意義を理解し、 指導方法を学ぶ。 フィールドワーク を通して、校外学習 の意義や安全指導の 留意点を理解し、校 外学習の計画を立て る。 塾の支援体制 養成塾担当指導主事や教授が塾生の面談 等を行い、円滑に特別教育実習が行われる よう、支援体制を整えている。 ゼミナール内容 (平成26年度) ・年度当初の学級事務 ・年度当初の教師の一日 ・年度当初の学級経営 ・入門期の書写指導の 基本と授業展開 ・特別支援教育 4月当初の学級事務 処理や学級経営のポイ ント、書写や特別支援 教育の実践を体験的に 学ぶ。 授業のことや児童との関係づくりなど、様々な相談をしま した。教授からは次への課題が示され、どのように解決して いくか、具体的な指導を受けることができました。(塾生)
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