理数化学 - 新潟県立国際情報高等学校

教科(科目)
理数化学
単位数(時数)
4単位(148)
使用教科書
・数研出版『化学』
副教材等
・第一学習者『ス ク エア最 新 図 説化 学 』
学番55 県立国際情報高等学校
学年(科)
3学年(情報科学科)
・数研出版『 リ ード α 化学 基 礎 +化 学 』
1.学習目標
化学的な事物・現象に対する探究心を高め,目的意識をもって観察,実験などを行い,化学的に探究する能
力と態度を育てるとともに,化学の基本的な概念や原理・法則の理解を深め,化学的な自然観を育成する。
2.指導の重点
①様々な事例を通して、自然と化学に対して関心を持ち、理解を深める。
②実験を通して化学的に探求する能力と態度を育てる。
③基本的な概念や原理・法則を理解させる。
3.評価基準と評価方法
○関心・意欲・態度
自然現象に関心をもち、意欲的にそれらを探求しようとする姿勢や、科学的に物事を考えようと
する態度が身についているか、授業における発問や態度、小テストを通じて評価・判断する。
○思考・判断・表現
身の回りの事象の中に問題を見いだし、それらを科学的に考察・検証し、そこから導き出した考
えを的確に表現する事が出来るかを、発展的な課題や応用問題のレポート等で評価・判断する。
○観察・実験の技能
観察・実験活動を通じて、実験器具や装置の基本的な操作方法や、それらの結果や過程の記録・
整理など、科学的に探求する技能が身についているかを、実験・観察に対する取り組みとレポート
から判断・評価する。
○知識・理解
自然の事象・現象について、基本的な概念や原理・法則を理解しているか、定期考査や確認テス
トを実施し、判断・評価する。
4.学習アドバイス
①授業第一主義を徹底し、授業内での完全理解を目指そう。
教科書を読んだだけで理解するのは困難です。板書事項を後から見ただけではさらに理解できません。
毎日の授業を大切にし、ノートは自分の実力養成のためにとるものであることを認識してください。多く
の用語が出てきますが、単に用語の暗記に留まらず、様々な生命現象を体系的に理解するように学習しま
しょう。身近な生き物や生物現象を題材として、生物に関心がもてるようにつながりを意識して臨もう。
各種レポートの作成においては、自ら関心をもって調べるなど、積極的に取り組みましょう。
②家庭学習は復習中心。
家庭学習では、問題集を中心に、授業で取り組んだ内容を復習する。授業で身につけた知識を定着させる
ように取り組むこと。また、応用問題にも取り組みながら、より深い理解と実践力をつけていく。小テス
トや、定期考査で確認を行い、適宜改善しながら実力向上を進める。
③化学基礎の授業では
授業の前にノートを開き前回の内容を少し見るだけで授業への意欲理解が相当違います。心がけて下さ
い。また授業では、現在行われている研究や最先端の化学の話も展開する予定です。化学に関心を持つと
いう観点から、授業で触れていないことでも、化学に関する質問は大歓迎です。
月
単元・考査等
第 4 編 有機物質
4
5
第2章
脂肪族炭化水素
第3章
アルコールと関連
化合物
第4章
芳香族化合物
[前期中間考査]
1
2
1
2
1
2
3
15
17
6
17
7
金属元素(Ⅰ)
第3章
金属元素(Ⅱ)
4
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
6
7
1
2
3
4
1
2
5
7
有機化合物の特徴と分類
有機化合物の分析
飽和炭化水素
不飽和炭化水素
アルコールとエーテル
アルデヒドとケトン
脂肪族カルボン酸と酸無水
物
エステルと油脂
芳香族炭化水素
フェノール類
芳香族カルボン酸
芳香族アミンとアゾ化合物
有機化合物の分離
元素の分類と周期表
水素
希ガス元素
ハロゲン元素
酸素・硫黄
窒素・リン
炭素・ケイ素
アルカリ金属元素
2 族元素
アルミニウム・亜鉛
スズ・鉛
遷移元素の特色
鉄
3 銅 4 銀・金
クロム
6 マンガン
金属イオンの分離
5
8
第 5 編 天然有機化合物
第1章
天然有機化合物
[前期期末考査]
第2章
天然高分子化合
物
1 天然有機化合物の種類
2 単糖類・二糖類
3 アミノ酸
17
1 多糖類
2 タンパク質・核酸
1 高分子化合物の構造と性質
10 化学全範囲の復習
~ [後期期末考査]
12
45
1 合成繊維
2 合成樹脂
3 高分子化合物と人間生活
4 天然ゴムと合成ゴム
基礎基本を中心に学習
化学全範囲の復習
17
標準的な問題演習
9
1
~
3
第 6 編 合成高分子化合物
第1章
高分子化合物の
性質
第2章
合成高分子化合
物
学習活動(指導内容)
15
第 3 編 無機物質
第 1 章 非金属元素
第2章
主要学習領域
時数
分析の計算を学ぶ
炭化水素について学ぶ
酸素を含む有機化合物の代表として,アルコー
ル,エーテル,アルデヒド,ケトン,カルボン酸,
エステルなどについて,特徴的な性質を学ぶ。
芳香族化合物はベンゼン環という特異的な原子
集団を有するため,前章までで学んだ脂肪族化合
物とはいくぶん異なる性質をもつ。ここでは,ニ
トロ化,ハロゲン化,スルホン化など主要な反応
について学ぶ。
周期表上における元素群の名称を学ぶ。
水素について単体や化合物の性質を理解する。
希ガス元素について、同様。
ハロゲン元素について、同様。
酸素・硫黄について、同様。
窒素・リンについて、同様。
炭素・ケイ素について、同様。
アルカリ金属元素について、同様。
2 族元素について、同様。
アルミニウム・亜鉛について、同様。
スズ・鉛について、同様。
遷移元素の特色
鉄、銅、銀・金、クロム、マンガンについて同様。
生体を構成する有機化合物にはどのようなものが
あるか,また組成や構造がその性質とどのように
関連しているかを理解する。
合成高分子化合物について,組成や構造がその性
質とどのように関連しているかを理解し,化学的
な理解を深める。
センター試験・二次個別学力試験を意識した基本
的な問題演習を個人の学習到達具合に合わせたク
ラス展開で実施する。
センター試験・二次個別学力試験を意識した発展
的な問題演習を個人の学習到達具合に合わせたク
ラス展開で実施する。
作成者 関沢 秀栄