そこで今回は、 「カコモンに TRY!」の特別版として、数ある難関校のなかから差がつく「この1問」をピックアップ。 Z会中学受験コース教科担当者が、今後に向けたアドバイスとともにご紹介します。 今、これらの問題が解ける必要はもちろんありませんが、難関中学に合格する力を知ることは、これからの学習に役立つことでしょう。 国語担当者が選ぶこの1問 岡本 朋子 女子学院中学校 大問一 問五 算数担当者が選ぶこの1問 瀧田 洋一 灘中学校 第1日 算数 第1問 上の計算式から、こうやって分解することに マにした ー テ を 災 東日本大震 説明文の読解問題 の エッセイ風 〈出典:蜂飼耳『涙』 〉 勘のよさが や 夫 工 の 計算 算問題 試される計 骨太な読解問題を攻略するには、国語の総合力が必要! このような深いテーマの長文が何題も出題される 気づけるかどうかがカギ! ( 1 11 − 1 61×3 )( ÷43= 1 − 1 61×11 ) ÷167 計算問題であってもあなどれない! 「勘のよさ」や「計算の工夫」が求められる 計算問題はどこの学校でも出題されます。 Z会でも 差 が つ く ! 学習アドバイス 分数の四則演算は4 年生の10月・11月で学習する内 取ることはもちろん、要求に沿うように自分でまとめ 国語力の下地となるのは読書です。読解問題で 容ですが、このような□を使った式の問題には多くの 受験算数の基礎は、何といっても計算力。 『エブ ることが要求されます。誤字・脱字にも気をつけな は国語辞典を常備し、辞書を引きながら丁寧に読 受験生が苦戦しています。この問題には、 「そのまま リスタディ アドバンスト』の「ドリル」にあるような む習慣をつけましょう。 Z会の国語では、3年生で の数で複雑な計算をしてしまう」 、 「かなりの時間を費 のが、難関校の国語の特徴です。文意を正確に読み ければなりません。最難関校では、テクニックでは解 けない問題が多く、差がつく要素のひとつになりま は読解問題の練習を重ね、4 年生では入試頻出 テーマを扱ったさまざまな文章にふれていきます。 やし、他の問題に進めない」 、 「最後に約分をし忘れる」 差 が つ く ! 学習アドバイス 基本問題を何度も解き、知識を定着させましょう。 1回だけで終わらせず、ノートを使って時間をはか り、速く、正確に解けるように繰り返し取り組んで す。傍線中の「そういうこと」が指すものについて、 読解では文中から解答の根拠を見つけることが、 といったワナがひそんでいます。大きな数は分解して 指示語より「前」から探しが ちですが、本問では「あ 合格できる答案づくりにつながります。お子さま 考えるなどの「計算の工夫」や、問題にひそむ出題者 づくりができるように、計算のプロセスをきちん と」にくわしく説明されていることに気づいたうえで、 に「なぜ?」と問いかけながら、設問の答えを文章 の遊び心(今回は計算式の分母が西暦「2013」 )に気 と教えます。個々の状況にあわせて丁寧に指導し 過不足なく内容をまとめる必要があります。 のなかから探す姿勢を身につけさせましょう。 理科担当者が選ぶこの1問 松本 千夏 海城中学校 大問 3 問 4・5 づく「勘のよさ」が、合否を分けることもあります。 ください。 「添削問題」では、計算を工夫した答案 ますので、返送答案はしっかり振り返りましょう。 社会担当者が選ぶこの1問 河合 新 雙葉中学校 大問 3 問 2(1) り身」が 切 の ケ サ 「 身近にある 場 登 入試問題に スの材料が カレーライ 題に! 問 統計資料の 基礎的な知識を固め、身近な理科に興味をもとう 統計資料の読み取りができるようになろう 理科の入試問題は、身近なものを題材に出題され 農作物などの生産量の順位は、よく出題される統 ることがあります。この問題は、魚の骨のようすを知 差 が つ く ! 学習アドバイス 計資料のひとつです。この問題のポイントは、 「必 差 が つ く ! 学習アドバイス 識として知っているだけではなく、サケの切り身はサ 3・4 年生の理科では、基礎的な知識を固めるこ 要な情 報」を判断する力で す。①と④は、上位の 都 3・4年生では、地理分野の基礎をしっかり固めて ケを輪切りにしたものであることや、右側の身がうす とに加え、身のまわりの自然や事象などに興味を 道府県名だけでは判断できません。そこで、都道府 おきましょう。また、教材では、資料の読み取り方を いのはお腹のほうだから、ということに気づかないと もつことが大切です。体験学習を重視し、自然科 県ごとの「生産量」に注目します。①のトップの生産 基礎から学習するので、しっかり取り組み、資料にも 解けません。ふだんの生活の中でちょっとした気づ きや疑問をもってきたかどうかで差がつく問題です。 学などに関するニュースを見たり、興味をもった 事象について調べたりするとよいでしょう。 量が飛び抜けて多いことに気づけるかどうかで差が つく問題です。 慣れていきましょう。教材に出てきた都道府県や地 名は、地図帳で場所を確認する習慣をつけましょう。 ご家庭での中学受験をサポート! 保護者用情報サイト「 」 「カコモンにTRY!」で入試問題に挑戦!
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