ゲル6% - 佐藤製薬

※※2007年12月改訂(第 5 版、
販売名変更等に伴う改訂)
日本標準商品分類番号
※2005年12月改訂
872649
皮膚潰瘍、褥瘡治療剤
ゲル6%
※※
21900AMX00959
薬価収載
2007年12月
販売開始
1997年 7 月
SOFLET GEL 6%
使用期限 4年(外箱に記載)
(アルミニウム・クロルヒドロキシアラントイネート
(アルクロキサ)製剤)
【組成・性状】
4. 適用上の注意
1) 投与経路:本剤は、
外用にのみ使用し、
経口投与しないこ
組 成
成分・含量
(1g中) アルミニウム・クロルヒドロキシアラントイネート
(アルクロキサ)60mg(6%)
水酸化Al、
ヒドロキシエチルセルロース、
ポリエ
チレン、
ポビドン、
グリセリン、
メチルパラベン、
プ
ロピルパラベン、L-アスパラギン酸、水
添 加 物
2.
承認番号
※※
獏
貯 法 室温保存
1.
※※
製剤の性状
性 状
識別コード
白色の半固形物で
においはない。
S 933
(チューブに記載)
と。
容器の先端が患部に触れ
2) 塗 布 時:汚染を防ぐために、
ないように注意すること。
3) 投与部位:眼科用として使用しないこと。
【臨 床 成 績】
延べ17施設、
総症例78症例を対象にした比較試験及び一般臨床
試験の有効性評価は次の通りであった。
1) 褥瘡 1)2)
比較試験を含む60症例に本剤を 1 日 1 ∼ 3 回投与した結果、
「有効」以上と認められた症例は40症例
(66.7%)
であった。
2) 手術創、熱傷・外傷における皮膚のびらん・潰瘍 3)
【効能・効果】
褥瘡、
手術創、
熱傷・外傷における皮膚のびらん・潰瘍
13症例に本剤を 1 日 1 ∼ 3 回投与した結果、
「有効」
以上と
認められた症例は11症例
(84.6%)
であった。
※※ 生物学的同等性試験 2)
【用法・用量】
ソフレットゲル6%と標準製剤
(散剤、6 %)
の生物学的同等性
について検討するため、
褥瘡を対象にソフレットゲル 6 %及
1 日 1 ∼ 3 回患部に適量を塗布する。
び標準製剤を 1 日 1 ∼ 3 回、
それぞれ48例、50例に投与し、比
【使用上の注意】
1.
較臨床試験を実施した。
⊿上乗せ方式
(⊿=10%)
により統計
解析を行った結果、
両剤の生物学的同等性が確認された。
重要な基本的注意
1) 患部が化膿している場合には、
あらかじめ適切な処置を
行った後使用すること。
2) 褥瘡の治療の場合には、
体位変換、
清潔、
マッサージ、
栄養
補給等の基本的ケアーの実施も配慮すること。
併用注意(併用に注意すること)
臨床症状・措置方法
2 . 白血球増加作用により、局所組織の抵抗性を高める 5)。
機序・危険因子
テトラサイクリン系 同時に使用しないこと。 in vitro でテトラ
外用剤
サイクリン系薬剤
塩酸オキシテト
の抗菌力の低下が
ラサイクリン
認められている。
塩酸テトラサイ
クリン等
マーキュロクロム液 作用が低下するおそれ 不溶性塩を生じる。
がある。
3. 副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査
を実施していない為、発現頻度は不明である。
過 敏 症注)
注)
皮 膚
アルミニウム・クロルヒドロキシアラントイネート
(アルクロキ
サ)
はアラントイン誘導体のアルミニウム塩であり、
次の作用を
有する。
1 . 正常な肉芽成長を助長し、上皮の形成を促す 4)。
2. 相互作用
薬剤名等
【薬 効 薬 理】
過敏症状
1痒感、
4痛、
刺激感
注)
このような場合には使用を中止すること。
3 . 壊死組織や鱗状組織を分解し除去する 6)。
4 . 収れん作用により局所を保護する 7)。
【有効成分に関する理化学的知見】
※ 一般名:アルミニウム・クロルヒドロキシアラントイネート
(Aluminum Chlorhydroxy Allantoinate)
化学名:chlorotetrahydroxy
〔
(2-hydroxy-5-oxo-2-imidazolin-4-yl)
ureato〕dialuminium
分子式:C4H9Al2ClN4O7
分子量:314.57
融 点:236∼244℃
(分解)
構造式:
※ 性 状:本品は白色の粉末で、
においはなく、
味は収れん性があ
る。
本品は水にやや溶けにくく、
エタノールに極めて溶け
にくく、
エーテル又はクロロホルムにほとんど溶けない。
本品の水溶液
(1→100)
のpHは4.0∼5.0である。
本品は吸
湿性である。
【取扱い上の注意】
1 . 使用後は必ずキャップをよくしめること。
※※ 2
. 安定性試験 8)
最終包装製品を用いた長期保存試験
(室温、4 年間)
の結果、
外観及び含量等は規格の範囲内であり、ソフレットゲル 6
%は通常の市場流通下において 4 年間安定であることが確
認された。
【包 装】
50g×10(ラミネートチューブ)
【主 要 文 献】
※※
1)
本多純男 他:薬理と治療20
(8)
,3465
(1992)
(18)
,6546
(1988)
2)
本多純男 他:基礎と臨床22
(8)
,3469
(1992)
3)
萩原 優 他:薬理と治療20
(1937)
4)
Kaplan T.:J.A .M.A ., 108, 968
5)
Macalister C. J. : Brit. Med. J., 1, 10(1912)
6)
Mecca S. B. : Proc. Sci. T. G. A ., 31, 1(1959)
7)
Lubowe I. I., Mecca S. B. : Drug and Cosmetic Industry.,
84, 36(1959)
8)
社内資料
【文献請求先】
佐藤製薬株式会社 医薬事業部
〒107−0051 東京都港区元赤坂 1 丁目 5 番27号
TEL 03−5412−7817
FAX 03−3796−6560
※
製造販売元 佐藤製薬株式会社
東京都港区元赤坂 1 丁目 5 番 27 号
1