適 用 指 針 の 文 案、引 き 続 き 検 討 各 公 開 草 案 へ

会 計
今回は昨年 月に公表された
示方法の変更への対応】
【厚生年金基金等の財務諸表の表
4月15日(水)
② 給与支払報告に係る給与所得者異動届出書の提出
② 4月1日の現況で提出する。
4月30日(木)
③ 法人の確定申告、
納付、
延納の届出
(平成27年2月期)
法人税、
復興特別法人税、
消費税、
地方消費税、
法人事業税、
法人事業所税、
法人住民税
④ 公益法人等の収支計算書の提出
(平成26年12月期)
⑤ 法人
(申告期限延長承認)
の法人税確定申告
1カ月延長
(平成27年1月期)
2カ月延長
(平成26年12月期)
⑥ 消費税
(課税期間1カ月ごと)
確定申告
(平成27年2月期)
⑦ 消費税
(課税期間3カ月ごと)
確定申告
(2、
5、
8、
11月期)
⑧ 法人の中間申告納付
(8月期)
法人税、
消費税、
地方消費税、
法人事業税、
法人住民税
⑨ 法人の消費税中間申告納付
直前期年税額 4,800万円超 2月期を除く
(1カ月ごと)
直前期年税額400万円超 5、
8、
11月期
(3カ月ごと)
⑩ 公共法人等の住民税均等割の申告納付
⑪ 固定資産税
(都市計画税)
第1期分の納付、
軽自動車税の
納付
4
経理情報●2015.4.1
(No.1409)
の課税所得を継続的に獲得 する
業員等に信託を通じて自社の
次の公開草案へ寄せられたコメ
号
「退職給付に関する会計基
・企業会計基準適用指針公開草案
準の適用指針
(案)
」
【実務対応報告 号の見直し】
① 源泉徴収所得税には復興特別所得税を含む。
と理 解し、この要 件に該 当 する
去る3月5日、企業会計基準
株式を交付する取引に関する
おおむね過去3年以上)」とおお
号
「自
① 源泉徴収所得税・特別徴収住民税の納付
(3月分)
だけの収 益 力があるという 趣 旨
委員会は第 回実務対応専門委
むね整 合 的となるように意 図し
ントへの対応が検討された。
・企業会計基準公開草案
【単体開示の簡素化への対応】
号
「連
結財務諸表作成における在外
・実務対応報告公開草案
子会社の会計処理に関する当
己株式及び準備金の額の減少
等に関する会計基準
(案)
」
号を見
・企業会計基準適用指針公開草案
面の取扱い
(案)
」
特に、実務対応報告
③∼⑩ 法人の事業年度
(課税期間)
終了日は各月末日とする。
(注) 復興特別法人税は平成26年4月1日以後に開始する事業年
度からは廃止される。
④ 収益事業を営まない公益法人等で、
年間の収入金額が8,000
万円超となる場合には、
収支計算書を提出しなければならない。
⑤ 申告期限延長期間にも利子税が賦課されるので、
法定期限
(2
カ月以内)
内に法人税額の見込納付をする
(通則法64①)
。
⑥∼⑦ 消費税の課税期間特例選択届出書は変更する課税期間
の開始日の前日まで。
⑧ 中間申告納付は、納税額が法人税額10万円超、消費税額24
万円超の場合である。
(注)
消費税の中間申告納付は平成26年4月1日以後開始の課税
期間について、中間申告義務がない事業者も任意に中間申告納
付ができる
(消法42⑧∼⑪)
。
⑪ 固定資産税の納付期日は地方条例で定める日であり、納付通
知書の納期日を確認すること。
なお、
固定資産課税台帳の縦覧期
間は4月1日から20日までまたは第1期分固定資産税の納期限
まで。
4月10日(金)まで
企 業の範 囲 を 変 更しないことを
分類3の要件
意図していると説明している。
より生じたものを除いた課税所
分類3では、「過去
(3年)
及び
得 が 不 安 定 で あ る 」が 要 件 の 1
当期において、臨時的な原因に
利 益 を 計 上しているよう な 会 社
上)
連続してある程度の経常的な
の場 合 」との記 載 が あ る。 事 務
「当期及び過去
(おおむね3年以
号 報 告の例 示 区 分2号には
適用指針の文案、引き続き検
討 ─ASBJ、税効果会計専門委
回税効果会計専門委
去る3月4日、企業会計基準委
員会は第
を踏まえ、引き続き「繰延税金資
員会を開催した。これまでの審議
産の回収可能性に関する適用指針
告の記載を基本的に踏襲したた
これも、「過去の業績が不安定
つとして示された。
局はこれを、臨 時 的 な 原 因によ
利 益が安 定 的に生じている場 合
り 生じた損 益 を 除いた経 常 的な
には、期末における将来減算一時
分類1の要件
(案)
」
の文案を検討した。
分類1では、「過去(3年)及び
めである。
号報
当期のすべて の 事 業 年 度 に お い
差 異 等 を 十 分に解 消できるほど
を意図しており、
「過去(3年)及
員会を開催した。
各 公 開 草 案への コ メン ト 対
応、
検討 ─ASBJ、実務対応専門委
会 計
な 会 社 等 の 場 合 」と い う
て、期末にお け る 将 来 減 算 一 時
差異を十分に上回る課税所得
号報告
が 生 じ て い る 」が 要 件 の 1 つ と
なっている。
事務局は、基本的に
び当期のすべての事業年度におい
たと 説 明 している。 ただし、 例
示ではなく要件であることから、
「3年 」と限 定 的 な 表 現 となって
分類2の要件
いる。
分類2では、「過去(3年)及び
18
直 す 公 開 草 案へのコメントについ
18
当期のすべて の 事 業 年 度 に お い
号
「自己株式及び準備金の額
の減少等に関する会計基準の
て、臨時的な 原 因 に よ り 生 じ た
ものを除いた 課 税 所 得 が 安 定 的
号
「従
適用指針
(案)
」
・実務対応報告公開草案
に 生 じ て い る 」が 要 件 の 1 つ と
して示された 。
52
70
12
実務上の取扱い
(案)
」
て」は同 報 告の
「 毎 期( 当 期 及び
の例 示 区 分1号 を 踏 襲 すること
66
66
44
57
45
備考・コメント
項 目
日 付
66
53
今月の税務
16
(付記)
固定資産課税台帳への登録価格の審査の申し出は、
その公示日から納税通知書の交付を受けた日以後60日までの期間とさ
れている。
個に 上った。 な
却 期 間 」については、のれんの償
した 場 合の連 結 上ののれんの償
かでも、
「新規に企業結合を実施
規の企業結合を行い、FASB―
(中略)
このため、在外子会社が新
処理を修正することとしている。
されるよう当該在外子会社の会計
連結上の当期純利益が適切に計上
却期間を連結手続上調整したほ
ASC Topic 「無形資産―
ては、 論 点 が
う がのれんの効 果 をより 忠 実に
年以内での規則償却」や「連結
るとの理由から、「日本基準での
財務諸表に反映できる場合があ
は、連結上は在外子会社における
を償却する処理を選択した場合に
のれん及びその他」
に従いのれん
350
調整」を認めてもらいたいと複数
手 続 上でののれんの償 却 年 数の
下、
略)
修正しないものと考えられる。(以
償却期間を見直さず、会計処理を
夫 す べ き 」と い う 趣 旨 の 意 見 が
「コメント対応の言い回しを工
対応案への賛否というよりも
各専門委員からは、事務局の
のコメントが寄せられた。
これに対し て 、 事 務 局 か ら 次
のコメント対応案が提示され
た。
本実務対応報告は、当面の取扱
拠して作成されている場合には、
がIFRS又は米国会計基準に準
め、今後は、企業会計基準委員
れも3月中の最終化を目指すた
その他の公開草案を含めいず
複数聞かれた。
それらを連結上で利用することと
会で審議される予定である。
いとして、在外子会社の財務諸表
した上で、一定の項目については、
会 計
資支援スキームにおける借手の
─ ASBJ
去る3月6 日 、 企 業 会 計 基 準
会計処理等に関する実務上の取
収益認識基準、
開発へ
委員会は第3 0 7 回 企 業 会 計 基
扱 い 」は 3 月
同日から適用されている。
日 に 公 表 さ れ、
準委員会を開 催 し た 。
主な審議事 項 は 次 の と お り 。
まえて進められてきたコンバー
2007年の「東京合意」
を踏
収益認識基準の開発
前回までの 審 議 を 踏 ま え た 改
が、その後公表された重要なI
正実務対応報 告 の 文 案 が 提 示 さ
号「 リ ー
ジェンス作業は一段落している
改正実務対応報告
FRSのうち、特にIFRS
「 夫( 妻 )に 対 して、いかに 自 分
よって部下は仕事ができている」、
視 点 」で す。 そ して、 職 場や 家
はないでしょうか。 これが「他人
ある信 頼 関 係 を 構 築できるので
うか。 とても 温かく、安 心 感の
「人様の役に立つ仕事に就く」、
「 お 天 道 様に恥 じ ない生 き 方 を
どもにいうことを聞かせるか」な
族の人 間 関 係において他 人 視 点
の主張を通すか」、
「どうやって子
が 広 がった と き、 その場 所 全 体
す る 」。 このよ う な 言 葉 をほと
ど、自 分 視 点ばかりで考 えてし
ん ど 聞 か な く な り ま し た。 そ
の代 わ り に 聞 く よ う に なったの
まっていないでしょうか。
になってしまいました。
「皆のため
者 」や「 世の中 」から「 私( 自 分 )」
言葉です。いつからか、
視点が「他
か」、
「私はどう生きるか」という
の周りの誰かが、いつも自分のこ
想 像 してみてく ださい。 あ なた
の「 自 分 視 点 」が 隠 れていま す。
綻した人 間 関 係の背 景には、こ
う ま くいかない人 間 関 係、破
もハッピーな 状 況( 信 頼にあふれ
とによって、「私(自分)」にとって
視 点 」で人 間 関 係 を 構 築 するこ
結果は大変興味深いです。
「他人
とが 想 像で き るでしょう。 この
が 信 頼にあふれた ものになるこ
4 4
4 4
は、「私がどんな仕事に就きたい
に」、
「自己犠牲」、
「おかげさま」
を 持た ず、あ なたの話にほとん
とばかり 考 えて、あなたに関 心
「 私が頑 張っているから、この仕
あるかもしれません。たとえば、
ること な く 過ごしていることが
の 力 を 過 信 し、 周 囲 に 感 謝 す
ちは自 分のことを 優 先し、自 分
ま す。 に も か か わ ら ず、 私 た
に 支 え られていることだ といえ
に 依 存 していることで あ り、 人
とつながっていることであ り、人
り、 生 きていること 自 体 が、 人
たの話を真剣に聞いて、いつもあ
ことを 気にかけてく れて、あ な
てみてください。いつもあなたの
では、まったく逆のことを想像し
のは、人間関係を悪化させます。
すよね。
「 自 分 視 点 」だけ という
にヒビが 入 るのは 時 間の問 題で
はどう なると思いま すか。 関 係
どなかったとしたら、2人の関係
力 を 貸 してく れることがほとん
ど耳 を 傾 け ず、あ なたのために
ら。
“ 我 ”の幸 せにつな がるので す か
ませんか。
“げ”
で生 きることは、
か げ お か げの
“ げ ”で 生 き て み
れがおれがの
“ 我 ”を 捨てて、お
に感 じることが あるのな ら、お
じます。 もしあなたもそのよう
べる と、 後 者のほ う が 多いと 感
て破 綻 す る人 間 関 係 」の量 を 比
されるもの」と「 自 分 視 点によっ
しかし、「自分視点によって満た
に 傾いている よ う に 感 じ ま す。
す。 世の中の流れは「自分視点」
ることの大 切 さ を 説いた 言 葉で
はなく他人視点(利他的)
で生き
り ま す。 自 分 視 点( 利 己 的 )で
“ げ ”で生 きる」という 言 葉 が あ
“ 我 ”を 捨てて、おかげおかげの
なりましたが、「おれがおれがの
さ て、 こ れ も 最 近 聞 か な く
るからです。
た場ができること)が生まれてい
目標」、
「キャリアプラン」、
「自己
ス
という 言 葉が減り、「 自 分の夢・
実 現 」という 言 葉 が 増 え たこと
も それらの変 化 を 象 徴 していま
す。
職場、地域、家族など、私た
ち は 常に人のな かで生 きていま
す。
「 自 分は孤 独だ」と感じる人
がいるか も し れ ま せんが、この
社 会で暮 ら す なかで誰 ともつな
事はうまくまわっている」、
「私の
なたを 支 えてくれる人との関 係
がっていない人はいません。つま
夢 を 実 現 するためにこの会 社は
は、どのようなものになるでしょ
(メンタルクリエイト 江口 毅)
ある」、「自分のリーダーシップに
ゲゲゲで
生きたろう
24
れ、公表が承 認 さ れ た 。
リース
11
ィブ・メンタルヘル
ジテ
20
ス手法を活用 し た 先 端 設 備 等 投
15
経理情報●2015.4.1
(No.1409)
5
31
ポ
フラッシュ
号の4号ただし書きの
「非経
ことが指摘さ れ て い る 。 事 務 局
要な影響を与 え る 可 能 性 が 高 い
益 」に つ い て は、 財 務 情 報 に 重
じたものを除いた課税所得が安
たため、「臨時的な原因により生
ねないという懸念なども聞かれ
常 的 な 特 別 の 原 因 」と 混 同 し か
(標準税率)
を法定実効税率算定の
① 事業税率
(標準税率)
地方税法等改正後の事業税率
次のように取り扱うことが考え
に お け る「 コ ン バ ー ジ ェ ン ス を
定 的 に 生 じ て い る 」と 見 直 す 案
号「 顧 客 と の 契 約 か ら 生 じ る 収
進めることによる便益」、「わが
が提示された。
税率の算定についても、改正条
概 要 が 公 表 さ れ て い る た め、
www.asb.or.jp/asb/asb_j/
ご 確 認 い た だ き た い( https://
前記①・②と同様の取扱いが考
例 が 公 布 さ れ て い な い と き は、
えられるとされている。
minutes/20150306/20150306_
)
。
index.shtml
実務の参考となるよう議事
国際会計
② 事業税率
(超過税率)
決算日現在の条例に基づく超過
IASBは、IFRSの改訂
す る デ ィ ス カ ッ シ ョ ン・ ペ ー
IASBは、開示の原則に関
基礎とする。
られるとされている。
国の会計基準 に 係 る 基 本 的 な 考
税率が標準税率を超える差分を考
日付けで更新し
プロジェクトに関するワークプ
税効果会計の適用における
予定されている。3月決算企業
人税率や事業税率の改正などが
定実効税率
( 東 京 都 の 場 合 )は、
なお、税制改正法が4月1日
図表のとおり。
以後に公布される場合、影響を
注記するために用いる法定実効
た。 前 回 の ワ ー ク プ ラ ン
(1月
ていない情報の取扱いについて
パーにおいて、IFRSが求め
は、次のとおりである。
主要基準
案 の 公 表 目 標: 2 0 1 5 年 第
・概念フレームワークの公開草
1四半期から2015年第
2四半期に変更
・開示イニシアティブ―開示の原
則 の デ ィ ス カ ッ シ ョ ン・ ペ ー
パ ー の 公 表 目 標: 2 0 1 5 年
第2四半期から2015年第
4四半期に変更
号
「顧客との契約か
部分的な範囲における改訂
・IFRS
ら生じる収益」
の明確化の公開
草 案 の 公 表 目 標: 2 0 1 5 年
第2四半期
・負債の分類
(IAS1号の修正
案 )の 再 審 議: 2 0 1 5 年 第
3四半期
・公正価値測定―会計単位の再審
議:2015年第2四半期
Alternative performance
いて、IFRSに追加のガイダ
少ない項目に関する表示につ
的、異常、あるいは発生頻度が
・包括利益計算書における非反復
を決定している。
に次の予 備 的 見 解 を 含めること
されるディスカッション・ペーパー
も 検 討 す る よ う 指 示 し、 公 表
開 示に 関 す る 質 的 制 限について
し、財務諸表におけるAPMsの
フに対してAPMsを厳密に定義
分かれている。IFRSは、スタッ
しては、IASB内で も 意 見 が
てもAPMsを開示できるかに関
ただし、 財 務 諸 表の本 表におい
: APMs)
の開 示 を
measures
禁 止 すべきでないとされている。
標(
の注 記において、 代 替 的 業 績 指
ここでは、IFRS財 務 諸 表
審議している。
日 付 け )か ら の 主 な 変 更 点 等
開示イニシアティブ
─IASB
聞かれる一方、「『臨時的な』
とい
ランを2月
ワークプランの更新
う表現で実務が円滑に進むか疑
慮し、法定実効税率算定に用いる
委員からは、賛成する意見が
国基準とのコ ン バ ー ジ ェ ン ス の
超過税率を算定する。
え方との相違」、「IFRSと米
達 成 状 況 」な ど に 関 す る 検 討 の
平成
問」などの声も聞かれた。
法定実効税率の検討
る意見が聞か れ た 。 た だ し 、 合
では、税制改正法が3月 日ま
27
年度税制改正に伴う
結果、収益認 識 専 門 委 員 会 を 再
収益認識基準 開 発 に 向 け た 検 討
同 移 行 リ ソ ー ス・ グ ル ー プ( T
でに公布される場合、税効果会
の変更の内容およびその影響を
に伴う税効果会計の適用におけ
この考え方により算定した法
開し、IFR S 号 を 踏 ま え た
に着手するこ と が 提 案 さ れ た 。
R G )な ど、 I A S B と F A S
年度税制改正では、法
B の 動 向( ガ イ ダ ン ス 等 ま で I
計の適用において改正後の税率
平成
FRSと米国 基 準 が 同 一 と な る
を用いて法定実効税率を算定す
注 記 す る( そ の た め に、 法 定 実
る法定実効税率に関して、検討
32.34%
委員からは 、 お お む ね 賛 成 す
と は 限 ら な い、 等 )を 考 慮 す る
る。一方、税制改正法が4月1
会 議 で 報 告・ 意 見 聴 取 の う え 、
日以後に公布される場合、税率
次回以降の委 員 会 で 今 後 に つ い
効税率の算定が必要)
。
3月 日開 催 予 定 の 基 準 諮 問
よう求める声 も あ っ た 。
て審議される 見 込 み 。
前 回 の 委 員 会 で は、 例 示 区
が行われた。
そこで、平成 年度税制改正
分 2 号( 適 用 指 針 案 で は「 分 類
繰延税金資産 の 回 収 可 能 性
2」)の 要 件 と し て、「 非 経 常 的
等 の 改 正 )が 3 月
仮 に、 税 制 改 正 法
(地方税法
布 さ れ た が、 改 正 条 例
(地方団
な原因により生じたものを除
き、安定的な 課 税 所 得 が 生 じ て
体が標準税率または超過税率を
日までに公
日 号( №
い る 」と す る 案 が 示 さ れ た( 本
誌2015年3月
年 3 月 末 決 算 で は、
33.10%
24
15
31.33%
31
定 め る も の )が 公 布 さ れ な い 場
(*)
年800万円超の所得
27
31
合、 平 成
27
32.11%
標準税率で算定した
34.62%
場合(*)
東京都の超過税率
(標
準税率+0.36%)
で算 35.64%
定した場合(*)
27
27
6
経理情報●2015.4.1
(No.1409)
66
1 4 0 7)情 報 フ ラ ッ シ ュ 参
(図表) 東京都の法定実効税率
15
照 )。 し か し、 監 査 委 員 会 報 告
10
平成27年4月
1日から平成 平成28年4月
現 行 28年3月31日 1日以後に開始
までの間に開始 する事業年度
する事業年度
法定実効税率
18
フラッシュ
で表示する場合、計算書は
「性
やEBITDAを損益計算書
・IFRSに準拠して、EBIT
の ほ か、 2 0 1 5 年 1 月 お よ
SBが暫定的に決定した項目
る。 こ の 公 開 草 案 に は、 I A
を作成することを決定してい
材料が出尽くしたというきっか
したのは、ECBの量的緩和の
去最低水準をつけた後に急上昇
一 時 0・1 9 5 % ま で 低 下 し 過
85
ることが予定されている。
れる会議で、公開草案を承認す
まれ、2015年6月に開催さ
)での討議内容に照
Recognition
らして必要と判断した項目が含
ろう。
ファイナンスとなっている点だ
現状の国債買入れが実質財政
た。 た だ 最 も 大 き な リ ス ク は、
法人企業景気予測調査は、わが国の経済活動の主要部分を占める企業活動を把握することにより、経済の現状
および今後の見通しに関する基礎資料を得ることを目的として四半期ごとに調査しています。
なお、資本金、
出資金または基金
(以下、
「資本金」
といいます)
1千万円以上の法人
(ただし、電気・ガス・水道業および金融業、
保険業は資本金1億円以上)
を対象としています。
以下は、平成27年1-3月期調査結果の概要です。
景 況 ●貴社の景況
対象企業数
回答企業数
回 収 率
貴社の景況判断BSI(「上昇」−「下降」社数構成比)
ンスを含める。
質別」
に表示し、当該小計をI
号
号
15
AS1号
「財 務 諸 表 の 表 示 」
び3月のTRG
( Transition けはあったが、大きな材料でな
Resource Group for Revenue くとも乱高下しやすくなってい
る債券市場を象徴したものだっ
項― B項に従い表示する。
IFRS
I A S B は、 I F R S
を 明 確 化 す る た め、 公 開 草 案
財政法を改正せずに市場を間
に挟んでいるため政府・日銀は
否定するが、ただ政府が財政支
になる。政府の思惑次第で財政
金 融
ファイナンスであることが表面
出を増やそうと思えば、日銀の
限のコメントで将来の懸念につ
化し市場が崩れる。昨年の消費
保有する国債残高の年間増加額
いては言及しなかった。具体的
税増税延期が国債価格暴落につ
量 的 質 的 金 融 緩 和に 潜 む 最
大のリスク
日の講演とその後の記者会見で、
に、木内委員のいう現状の金融
ながるという意見は、こうした
80
兆円をさらに増せばよいこと
現 在 日 銀 が 実 施 している 量 的・
政策の効果とは実質金利の低下
日 銀の木 内 審 議 委 員が3月5
質的金融緩和策の効果と副作用
だが、インフレ期待が薄らぐな
と 判 断 し て い る 」と 述 べ、 最 小
していく なかで副 作 用はそれほ
について、今後効果が徐々に低減
考えがもとにある。仮に日銀が
えようとしても、日本国債の国
買いオペレーションで市場を支
際的評価が低下すれば、その影
か、この効果は低下し、懸念す
低下は、一層表面化することは
平成27年1―3月期調査
る副作用である国債市場の機能
あってもなくならない、と主張
(内閣府・財務省)
回る懸 念があるとして、資 産 買
入れを徐々に他のツールに移して
法人企業景気予測調査
ど低減せず、副作用が効果を上
いく 必 要 が あ ると 述べた。 これ
響は各方面に拡大する懸念は残
る。
している。
年物国債利回りが、1月に
までも、日銀 執 行 部の提 案した
量的・質的金融緩和策に反対票
証 券
3月期末の株価水準を凝視
を 投 じて き た 木 内 委 員 だ けに、
ら現状の政策に具体的な懸念を
日 銀 政 策 委 員 会のメンバーな が
大震災の収束、復興・復活は容
られ、株価は安値に落ち込んだ
東日本大震災の発生後4年目
の3月
この木内委員の発言に対し
復興の遅れ、原発事故の処理の
示した点は注目される。
て、後日コメ ン ト を 求 め ら れ た
4年前の水準から
「 復 興 」し た、
易でないことを改めて痛感させ
中曽副総裁は、「今のところ特段
遅 れ を 突 く 報 道 で 満 ち て い た。
日前後は、地域経済の
の問題や事情 が 生 じ て は い な い
11
10
85
15
15,619 社
12,620 社
80.8%
( 単位:%ポイント)
大企業
27年1 ∼ 3月期の
「貴社の景況判断」
BSIを全産業でみると、大企業は
「上昇」
超、
26年10∼12月 27年1∼3月 27年4∼6月 27年7∼9月
中堅企業、中小企業は
「下降」
超となっています。
前回調査
現状判断
見通し
見通し
先行きを全産業でみると、大企業は
「上昇」
超で推移する見通し、中堅企業は27
7.8
1.9
5.0
1.0
全産業
年7 ∼ 9月期に
「上昇」
超に転じる見通し、中小企業は
「下降」
超で推移する見通し
となっています。
7.8
2.4
8.1
▲0.9
製造業
●国内の景況
7.7
非製造業
1.7
3.4
2.0
27年1 ∼ 3月期の
「国内の景況判断」
BSIを全産業でみると、大企業、中堅企業は
「上昇」
超、中小企業は
「下降」
超となっています。
全産業
6.0
▲2.2
0.8
▲0.4
先行きを全産業でみると、大企業、中堅企業は
「上昇」
超で推移する見通し、中小
製造業
7.3
▲8.4
1.0
▲1.5
企業は
「下降」
超で推移する見通しとなっています。
非製造業
5.7
▲0.3
0.8
▲0.1
「従業員数判断」
BSIを全産業でみると、大企業、中堅企業、中
雇 用 27年3月末時点の
小企業いずれも
「不足気味」
超となっています。
全産業
▲4.6
▲14.8
▲10.1
▲6.1
先行きを全産業でみると、大企業、中堅企業、中小企業いずれも
「不足気味」
超で
製造業
▲4.7
▲15.7
▲9.7
▲3.3
推移する見通しとなっています。
非製造業
▲4.6
▲14.7
▲10.2
▲6.7
26年度は、0.5%の増収見込みとなっています
(下期1.4%の減収見込み)
。
売上 高
27年度は、0.7%の増収見通しとなっています
(上期0.6%の増収見通し、下期 国内の景況判断 BSI(「上昇」−「下降」社数構成比)
( 単位:%ポイント)
0.8%の増収見通し)
。
26年10∼12月 27年1∼3月 27年4∼6月 27年7∼9月
業種別にみると、製造業、非製造業ともに、26年度は増収見込み、27年度も増
見通し
前回調査
現状判断
見通し
収見通しとなっています。
26年度は、0.3%の増益見込みとなっています
(下期4.7%の減益見込み)
。
経常利益
8.0
8.7
4.3
7.0
全産業
27年度は、0.5%の増益見通しとなっています
(上期2.9%の減益見通し、下期
5.7
8.3
製造業
5.0
4.1
3.6%の増益見通し)
。
非製造業
9.3
業種別にみると、製造業は、26年度は増益見込み、27年度も増益見通しとなって
8.9
3.9
8.6
います。
非製造業は、26年度は減益見込み、27年度も減益見通しとなっています。
全産業
6.1
1.0
▲1.8
4.6
(下期1.8%の増加見込み)
。
設備投資 26年度は、5.1%の増加見込みとなっています
製造業
6.5
▲0.6
▲0.5
3.8
27年度は、3.9%の減少見通しとなっています
(上期0.4%の減少見通し、下期
非製造業
7.2%の減少見通し)
。
6.0
1.5
▲2.2
4.9
業種別にみると、製造業、非製造業ともに、26年度は増加見込み、27年度は減
全産業
▲2.4
▲12.4
▲18.1
▲4.4
少見通しとなっています。
中堅企業 中小企業
大企業
7
経理情報●2015.4.1
(No.1409)
中堅企業 中小企業
(注)本調査において大企業とは資本金 10 億円以上の企業を、中堅企業とは資本金 1 億円以上 10 億円未満
の企業を、中小企業とは資本金 1 千万円以上 1 億円未満の企業をいいます。
製造業
非製造業
▲16.7
▲18.4
▲9.1
▲13.1
▲2.0
▲4.9
▲1.1
▲2.6
フラッシュ
この10日間に公表・公布された経理関係重要法規等
日 付
法 規 等
出 所
備 考
掲載号
パブリックコメントを踏まえ、最終的に取りまとめられたも
コーポレートガバナンス・コード
金融庁、 の。
今後、東京証券取引所が関連する上場規則等の改正を行
2015年 原案~会社の持続的な成長と中長
東京証券 い、本コード原案を内容とする
「コーポレートガバナンス・
3月5日 期的な企業価値の向上のために~
取引所 コード」
が制定される予定。
の確定について
http://www.fsa.go.jp/news/26/sonota/20150305-1.html
―
本年6月定時株主総会への対応を中心とし、監査役等の実
務上の留意点を検討し取りまとめられたもの。
「改正会社法
及び改正法務省令に対する監査役等の実務対応」
のほか、
「会
2015年 「改正会社法及び改正法務省令に対 日本監査 計監査人の選解任等に関する議案の内容の決定権行使に関
3月5日 する監査役等の実務対応」
等
役協会 する監査役の対応指針」
「
、コーポレートガバナンス・コード
に対する当協会の考え方及び今後の方針について」
を公表し
た。
http://www.kansa.or.jp/news/briefing/post-317.html
―
株主代表訴訟制度問題研究会
「株主
株主代表訴訟において、監査役が何をすべきかを整理したも
2015年
日本監査
代表訴訟への対応指針-監査役実
の。
3月5日
役協会
務の視点から-」
http://www.kansa.or.jp/news/briefing/post-318.html
―
改正実務対応報告第31号
「リース手法を活用した先端設備等
2015年
投資支援スキームにおける借手の
3月11日
会計処理等に関する実務上の取扱
い」
新たに
「リース契約の変更の取扱い」
の項を設けるなど、契約
変更時の借手の会計上の取扱いについて検討したもの。
公表
2015年4月1日号
日以後適用となる。
情報フラッシュ
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/documents/docs/
lease_2015/index.shtml
ASBJ
いうケースがみられる。米市場
は連動せず、むしろ上昇すると
を嫌気して下がっても日経平均
なっても不思議ではないところ
日本の株価は調整局面入りと
ある。
行き違いが引き金になったので
は、米国とドイツの金融政策の
1987年のブラックマンデー
しかし、復興需要の景気への
ではドル高の弊害、すなわち米
株安となり、NYダウがドル高
影響という点に限れば、昨年G
企業の収益悪化、輸出へのマイ
経理情報●2015.4.1
(No.1409)
といった表現に接するとやや不
DPが予想外のマイナスになっ
謹慎の感じさえした。
た時点でも復興関連の公共投
へきていると思われるが、まず
たい。期末の資産評価の基準と
は3月期末の株価水準に注目し
なる株価であり、その実績は来
ナスなどを危惧する声が急速に
因となっている米金利の利上げ
高まってきている。ドル高の原
計画に、水を差そうとしている
資、設備投資が景気下支えの役
足の声が強まって、賃金上昇も
割を果たした。現地では人手不
聞こえ、建設業の企業収益にも
のものにも大きな影響を及ぼす
可能性があるからだ。
期の企業収益、さらには株価そ
こうした日米の市場の雰囲気
の 違 い を 軽 視 し て、 同 時 株 高
かのようである。
を 喜 ん で ば か り は い ら れ な い。
現在、日経平均株価は震災後
の安値から2倍前後まで上昇し
プラス効果が表れてきている。
た。アベノミクスが始まった時
点と比べても同程度の上昇であ
る。
そして、
世界同時株高をリー
ドしている。この背景には全世
連結財務諸表を作成している会社のうち、会社法に規定す
る会計監査人設置会社は特例財務諸表提出会社とされ、特例
財務諸表提出会社が提出する有価証券報告書において単体財
務諸表の開示の内容が従来から一部簡素化することができる。
平成27年3月期は適用2年目となるが、単体開示の簡素化に係る
財務諸表等規則の改正に関連して公表されている会計基準等
の見直しも予定されていることから留意が必要である。
上記に該当する会社が適用初年度で財務諸表等規則127条
の規定を用いずに2年目以降から適用する場合には、表示方法
の変更としてその旨の注記が必要になるとされているが、その
影響額等の記載は要しないものとされている。ただし、平成26
年内閣府令19号附則に個別列挙されていた項目のうち、1つで
も適用初年度から適用されていた場合は、翌年度以降は適用
されないものと考えられるため留意する必要がある。
界的な金融緩和政策、量的緩和
適用2年目からの単体開示の簡素化
政 策 が あ る と 集 約 さ れ よ う が、
しかし、国や市場による事情の
相違は軽視できない。
特に世界の市場の中心である
米国は景気回復、雇用改善が他
国より進んできたため、すでに
金融緩和の打止めを公表し、政
策転換の仕上げとなる金利引上
げを視野に入れている。もちろ
ん、米金融政策を司るFRBは
その影響の大きさを自覚し、利
上げ実施の時期については断言
を避け、利上げの土壌形成に細
心の注意を払っている。
ごく最近は日米の株価形成が
逆 に な っ た 感 が あ る。 つ ま り、
日本市場では円安
(ドル高)
→株
高、米市場ではドル高
(円安)
→
経理用語の豆知識
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