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会 計
んの残存償却期間に基づき償
却する。
② 連 結 財 務 諸 表 に お け る の れ
んの残存償却期間と比べて在
外子会社が採用する償却期間
が下回る場合に、当該償却期間
をする旨を明記する。
② 個 別 財 務 諸 表 に お け る 無 償
で取得した自己株式の数に重
実務対応報告
号
項なお
書きについて、「1株当たり情報
に関する注記において」
を
「1株
載 する 場 合には 」と 改 正 する。
当 た り 情 報 に 関 する 注 記 を 記
企 業 会 計 基 準 適 用 指 針2 号
要性がある場合の注記
また、同
項を改正し、連結株
項を改正し、連結株主資本等
次回以降の委員会で公開草案の
旨を明記する。
自 己 株 式 に 関 する 注 記 を する
いる場合には、無償で取得した
株 式 に 関 す る 注 記 を 開 示 して
本 等 変 動 計 算 書において自 己
変 動 計 算 書または 個 別 株 主 資
の注記をする旨を明記する。
している場合には、 項⑴~⑶
よ び 配 当 に 関 する 注 記 を 開 示
いて自 己 株 式 に 関 する 注 記 お
別 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書にお
主 資 本 等 変 動 計 算 書または 個
に変更する。
が報告され、審議が行われた。
単体開示の簡素化に関連する
公表議決が行われる見込み。
月
日号情報フラッシュ参照)
る 検 討 状 況( 本 誌 2 0 1 4 年
委員からは、「のれんやOCI
日号情報フラッシュ参
前回の委員会
(本誌2014
株主資本等変動計算書の注記
おける1株当たり情報および
行った場合の個別財務諸表に
③ 従 業 員 等 に 信 託 を 通 じ て
自社の株式を交付する取引を
公表議決が行われる見込み。
次回以降の委員会で公開草案の
誌2014年
月
日 号( №
「『 修 正 し な い 項 目 は コ ン バ ー
法 務
特 段 の 反 対 意 見 は 聞 か れ ず、
照 )で 新 規 テ ー マ と し て 取 り 扱
開示項目の限定的な改正
うこととされた、「単体開示の簡
べき」との意見が聞かれた一方、
ジ ェ ン ス し て い く の か 』な ど、
回 基 準 諮 問 会 議 の 審 議 結 果( 本
コンバージェンスに関する質問
て、それぞれ次のような対応案
が事務局から示された。
①について は 、 A S B J で 審
の期首に連結財務諸表において
実務対応報告 号の適用初年度
今回、事務局から、改正後の
株式数に重要性がある場合の
日にあり、その帳簿価額または
項を 改
月 日、法務省は会社
および業務の適正を確保するた
めの体制に関する規定が設けら
取締役を置いていない一定の株
事業年度の末日において社外
⑵ 事業報告およびその附属明
細書に係る規律の改正
行われる。
法の改正に伴う会社法施行規則
年5月
月 日まで。改
れるほか、所要の規定の整備が
意見募集は
等の改正案を公表した。
正法の施行日は、平成
1日が予定されている。
概要は以下のとおり。
とが相当でない理由を当該事業
会社法施行規則関係
監査等委員会設置会社に係
る規定の整備
年度に係る事業報告の内容とし
式会社は、社外取締役を置くこ
監査等委員会設置会社制度に
なければならないこととされ
⑴
には、決議後消却手続を完了し
関して、監査等委員会の議事録
する 注 記 を 開 示している 場 合
ていない自己株式に関する注記
計 算 書において自 己 株 式に 関
企 業 会 計 基 準1 号
去る
かれている3つの項目につい
会社法の改正に伴う会社法施
行規則等の改正案、
公表 ─法務省
否が明確でないという意見が聞
月
1399)情報フラッシュ参照)
日 号 情 報 フ ラ ッ シ ュ 参 照 )を 踏
年
を受け、基準 諮 問 会 議 か ら 、 次
素化に関連する開示項目の限定
の内容について重点的に検討す
特 段 の 反 対 意 見 は 聞 か れ ず、
のリサイクリングなど個別基準
メントに関する作業部会におけ
号の見 直し等、公 開 草 案 取
りまとめへ ─ASBJ
去る 月1 日 、 企 業 会 計 基 準
委員会は第3 0 1 回 企 業 会 計 基
主な審議事 項 は 次 の と お り 。
準委員会を開 催 し た 。
基準諮問会議 か ら の
新規テーマ提 言
17
的 な 改 正 」に つ い て、 開 示 の 要
われた。
号の見直し
回実務対応専門委員会で
の 審 議( 本 誌 2 0 1 4 年
第
実務対応報告
① 加速型自社株買い
(ASR取
引)
の会計処理
まえ、「適用初年度の期首におけ
月
② 権 利 確 定 条 件 付 き で 従 業 員
等に有償で発行される新株予
る の れ ん の 経 過 措 置 」に 関 し て
議を行うこと と な っ た 場 合 、 日
計 上 さ れ て い る の れ ん の う ち、
① 決 議 後 消 却 手 続 を 完 了 し て
いない自己株式が貸借対照表
本証券業協会 か ら の 参 考 人 に 参
正し、連結株主資本等変動計算
個別財務諸表における注記
加してもらう こ と で 、 取 引 実 績
書または 個 別 株 主 資 本 等 変 動
約権の企業における会計処理
10
に基づき償却処理を選択した
審議が行われた。
12
在外子会社がASU2014―
25
10
のれんについては、次のいずれ
かによることが提案された。
25
12
がないことに よ る 困 難 さ は 一 定
程度対応され る と の 説 明 が な さ
れた。次回以 降 の 委 員 会 で 、 対
応について審 議 さ れ る 予 定 。
IFRSのエ ン ド ー ス メ ン ト
27
18
① 連 結 財 務 諸 表 に お け る の れ
22
12
18
10
第 回IF R S の エ ン ド ー ス
02
11
67
12
4
経理情報●2014.12.20(No.1400)
30
18
が多い。考え方を整理して示す
日に開催された第
18
ことも必要では」
との声もある。
月
15
の2つの新規 テ ー マ の 提 言 が 行
22
12
12
19
10
18
11
18
る。 こ の 改 正 は 、 施 行 日 以 後 に
作成される事業報告について適
用される。
ま た、 い わ ゆ る 内 部 統 制 シ ス
テ ム の 運 用 状 況 の 概 要 や、 当 該
株式会社とその親会社等との間
の一定の利益相反取引が当該株
式会社の利益を害さないかどう
かについての取締役の判断およ
びその理由等を事業報告の内容
AME=PCMMSTDETAIL&id
それでは、見通しを立てられ
処などによって、混乱状態に陥
るようになるためには、どうす
る可能性が高くなります。
かったことが印象的でした。つ
ればいいのでしょうか。それは
落ち着く時期がわかっている
まり、心身に不調をきたすかど
仕事における経験1つひとつを
か ら 頑 張 れ る 」と 話 す 社 員 が 多
うかを分ける要素の1つとし
る の か を 考 え て お く こ と で す。
内省し、意味を見出し、次に同
できれば、
「振返りノート」など
て、
「見通しが立っているかど
A社とB社の例のように大
をつくって書く作業を行うとよ
じようなことが起きたらどうす
変な状況でも見通しさえ立っ
いでしょう。このように振返り
う か 」と い う 違 い が あ る と 考 え
ていれば、人は何とか頑張れる
とイメージトレーニングを続け
られます。
ものです。たとえば、日常の仕
いていきます。もちろん、過去
に対して見通しを立てる力がつ
ることで、今後起こり得ること
事の場面でも、トラブルが起き
ス
に経験したことでは応用できな
いことも起こるでしょう。その
ときはうまくいかなくても、そ
の経験を次につなげればいいの
です。
ま で 続 く の だ ろ う か 」と 不 安 や
ます。逆に、それらの見通しを
ブルの対処に臨むことができ
精神的に安定した状態でトラ
の 道 筋 を イ メ ー ジ で き る 人 は、
まれるかを想像でき、解決まで
結果に自分がどの程度巻き込
得る状況を予測し、トラブルの
このトラブルによって起こり
題 解 決 を 行 う う え で 重 要 で す。
が で き て い る か ど う か 」は、 問
た と き に「 見 通 し を 立 て る こ と
持ちが安定するものです。
に見通しを持つことができ、気
らえるだけで、男性は心のなか
る か な?」と 事 前 に 確 認 し て も
だけだけど、付き合ってもらえ
ウィンドウショッピングをする
ないというのなら、「今日はただ
ウィンドウショッピングになら
を 決 め る な ど で す。 そ れ で は
決める、店の数を決める、目的
みてください。終わりの時間を
ショッピングで見通しを立てて
そ こ で 試 し に、 ウ ィ ン ド ウ
不満を口にする社員が多くいま
(メンタルクリエイト 江口 毅)
立てることができない人は、場
40
した。一方、B社では、「年2回
60
当たり的な対処、後手に回る対
80
の 繁 忙 期 は 本 当 に 大 変 だ け ど、
なぜ男はウィンドウ
ショッピングに
付き合えないのか
に 追 加 す る な ど、 所 要 の 改 正 が
計算書の当期純利益に非支配株
男性のなかには、女性のウィ
主に帰属する部分も含めること
ンドウショッピングに付き合う
とされたこと等を踏まえ、会社
のが苦手だという人が少なくあ
計算規則の規定の整備が行われ
りません。女性が欲しがるもの
る。 こ の 改 正 は 平 成 年 4 月 1
をみてもしかたがないと冷めた
日以後に開始する事業年度に係
考えで最初から付き合わない男
る計算書類および連結計算書類
性もいますが、はじめのうちは
について適用される。
付 き 合 う こ と が 多 い で し ょ う。
② 株 主 資 本 等 変 動 計 算 書 に お
しかし、徐々にイライラや疲れ
け る暫 定 的 な会 計 処 理の 確 定
を感じるようになります。そう
に係る整備
な る 理 由 の 1 つ と し て、
「この
企 業結 合 年 度の 翌 年 度に 暫 定
ウィンドウショッピングはいつ
的な会計処理の確定を行い、企
ま で 続 く の だ ろ う か 」と い う 気
業結合年度の翌年度のみの表示
持ちがあります。つまり、見通
が行われる場合には、株主資本
しが立っていない状況が、男性
等変動計算書において、期首残
をイライラさせたり疲れさせた
高に対する影響額を区分表示す
りしているといえます。
る と と も に、 当 該 影 響 額 の 反 映
ここで、私が長時間労働者に
後の期首残高を記載することと
対して心身の健康面についてヒ
された。これを踏まえ、会社計
アリングを行った2社のエピ
算規則の株主資本等変動計算書
ソードを紹介します。毎月コン
の表示に関する規定が改正され
スタントに 時間の時間外労働
る。 平 成 年 4 月 1 日 以 後 に 開
をしているA社と、繁忙期は月
始する事業年度に係る計算書類
時間、閑散期は月 時間の時
および連結計算書類について適
間 外 労 働 を し て い る B 社 で す。
用 さ れ る が、 平 成 年 4 月 1 日
なお、両社とも年間の時間外労
以後に開始する事業年度に係る
働は720時間でした。興味深
ものについて適用することがで
いことに、A社とB社で心身の
きるとされている。
不調を訴える社員が多かったの
*
はA社のほうでした。
A社では、
詳細は、 http://search.e-gov.
「 こ の 忙 し さ は い っ た い、 い つ
27
27
go.jp/servlet/Public?CLASSN
28
をご参照
=300080119&Mode=0
いただきたい。
ブ・メンタルヘ
ティ
ル
ジ
行われる。
⑶ 内 部 統 制 シ ス テ ム の 整 備 に
係る規定の 改 正
い わゆ る 内 部統 制 シ ステ ム の
整 備 に 係 る 規 定 に 関 し て、 改 正
法 に よ り「 当 該 株 式 会 社 及 び そ
の子会社から成る企業集団の業
務の適正を確保するために必要
な 」体 制 の 整 備 が 会 社 法 に 規 定
されることに伴う見直しが行わ
れる。
ま た、 監 査 を 支 え る 体 制 や 、
監査役による使用人からの情報
収集に関する体制に係る規定の
充 実・ 具 体 化 等 を 図 る た め の 改
正が行われる 。
会社計算規則 関 係
●企業結合会計基準等の改正に
伴う規定の 整 備
号「 企 業 結 合
① 計 算書 類 お よび 連 結 計算 書
類における 表 示 に 係 る 整 備
企業会計基準
に関する会計基準」等において、
連結貸借対照表の表示科目の名
称 変 更 が さ れ た こ と、 連 結 損 益
経理情報●2014.12.20
(No.1400)
5
21
ポ
フラッシュ
─IASB
務への適用方法が明確にされた。
スの定義」が改めて議論され、実
の定義の整合を図ることや、重
S1号やIAS8号の基準間で
6
経理情報●2014.12.20(No.1400)
国際会計
ワークプランの更新
2014年 月の会議では、「リー
プロジェクト に 関 す る ワ ー ク プ
今 後は基 準の草 案が作 成される
IASBは 、 I F R S の 改 訂
月
月
日付けで更新し
ランを
た。 前 回 の ワ ー ク プ ラ ン(
前に、リースの定 義に関 す る再
審議を終了させ、
少額資産のリー
示、移 行 措 置や発 効日、他の基
スに関 する免 除 措 置、借 手の開
準の改 訂 など、残された論 点が
審議される。ただし現段階では、
借手の会計処理等、IASBとF
箇所がある。
ASBの案が異なってしまっている
一方、2014年 月のIA
ワークと開示イニシアティブが
S B 会 議 で は、 概 念 フ レ ー ム
主として取り上げられている。
IASBとFASBの合 同 会
要性を実務において適用する際
日 付 け )か ら の 主 な 変 更 点 等
は、次のとお り で あ る 。
主要プロジ ェ ク ト
の 改 訂 の 公 表 目 標: 2 0 1 5
・中小企業向け国際財務報告基準
年第1四半期へ追加
・ ダ イ ナ ミ ッ ク・ リ ス ク 管 理 の
会計のコメントレターの分析:
2015年第1四半期へ追加
の明確化
(IFRS2号の改訂
・株式報酬取引の分類および測定
概念フレームワークに関して
じた論点が整理され、「収益・費
は、公開草案の作成において生
提案)
の再審議:2015年第
用」の定義を更新し、新たな
「資
2四半期へ追加
企業との取引から生じる利得
・企業とその関連会社/共同支配
産・ 負 債 」の 定 義 と 整 合 す る よ
は、「開示の原則」
や
「重要性」
が
開示イニシアティブに関して
う変更されている。
または損失の消去
(IAS 号
目 標: 2 0 1 4 年 第 4 四 半 期
から2015年第1四半期へ
議論され、特に「重要性」
につい
議において長 年の議 論 が 重 ね ら
のガイダンスを提供することな
変更
れてき たリースは、 最 終 基 準の
どが暫定的に決定されている。
ては概念フレームワーク、IA
公 表 を 2015 年 下 半 期 に す
フィードバック・
ステートメント
IFRS3号:企業結合
10
る という 目 標 が 示 さ れている。
中小企業向け国際財務報告基準
「ED」
は公開草案、
「DP」
はディスカッション・ペーパー、
「IFRS」
は最終基準書を表している。
再審議
投資企業:連結処理の例外の適用
(IFRS10号およびIAS28号の改訂提案)
未実現損失に係る繰延税金資産の認識
(IAS12号の改訂提案、コメント期限は
2014年12月18日)
適用後レビュー
パブリック・
コンサルテーション
IFRS公表目標
公正価値測定:会計単位
(コメント期限は2015年1月16日)
中小企業向け改訂
IFRS公表目標
ED公表目標
コメントレターの
分析
パブリック・コンサルテーション
DP公表目標
ED公表目標
再審議
IFRS公表目標
ED公表目標
ED公表目標
公開草案の公表を予定しているプロジェクト
概念フレームワーク
ディスカッション・ペーパーを公表したプロジェクト
ダイナミック・リスク管理の会計:マクロヘッジにおけるポートフォリオ再評価アプロー
チ
(コメント期限は2014年10月17日)
料金規制事業(コメント期限は2015年1月15日)
ディスカッション・ペーパーの公表を予定しているプロジェクト
開示イニシアティブ
開示原則
適用関係プロジェクト
限定的な範囲における改訂
年次改善2014-2016
株式報酬取引の分類および測定の明確化
(IFRS2号の改訂提案)
負債の分類
(IAS1号の改訂提案)
開示イニシアティブ
IAS1号の改訂
財務活動による負債の調整
(IAS7号の改訂提案)
企業とその関連会社/共同支配企業との取引から生じる利得または損失の消去
(IAS28号の改訂提案)
再審議
主要プロジェクト
基準書の公表を予定しているプロジェクト
保険契約
ED公表目標
IFRS公表目標
(2015年下半期)
リース
第3四半期
(7月~ 9月)
2015年
第2四半期
(4月~ 6月)
第1四半期
(1月~ 3月)
24
の改訂提案)
の公開草案の公表
28
2014年
第4四半期
(10月~ 12月)
(図表) IASBのワークプラン
10
11
適用関係プ ロ ジ ェ ク ト
11
28
フラッシュ
国際会計
IFRS2号の修正案、
公表
─IASB
性金融商品の条件変更日の公
正価値に基づいて、条件変更日
ま で に 提 供 さ れ た 財・ サ ー ビ
スに相当する金額を、持分決済
型の報酬として資本に認識す
る。
・認識中止された負債の金額と新
日、 I A S B
たに認識された資本の差額を
月
について純額決済が行われる点
損益としてただちに認識する。
去る
は、 公 開 草 案「 株 式 に 基 づ く
を除き持分決済型と分類される
25
した取引は、源泉徴収税相当額
報酬取引の分類および測定
特徴を満たすのであれば、取引
本公開草案は、修正の発効予
適用関係等
定 日 を 示 し て い な い が、 早 期
ED/2014/5, Classification 全体を持分決済型に分類する。
and Measurement of Share- ⑶ 現金決済型から持分決済型
に変更する条件変更
適 用 を 認 め る と し て い る。 ま
( I F R S 2 号 の 修 正 案 )」
(
条件変更日において、次のよ
た、修正は将来に向けた適用が
based Payment Transactions
うに現金決済型から持分決算型
(Proposed amendments to
への会計処理方法の変更を行
)を公表した。
IFRS2)
提案の概要
原則となるが、一定条件を満た
す場合、遡及適用を会計方針と
して選択することも可能である
日である。
う。
計上されていた負債の認識を
・現金決済型としての処理により
本公開草案 は 、 次 の 3 つ の 事
式 に 基 づ く 報 酬 」に 基 づ く 処 理
とされている。コメント期限は
25
項 に つ い て、 I F R S 2 号「 株
を明確化する た め の 修 正 を 提 案
2015年3月
・条件変更により付与される資本
金 融
中止する。
している。
⑴ 現金決済 型 の 株 式 に 基 づ く
報酬の測定 に お け る 権 利 確 定
条件の取扱 い
株式市場条 件 以 外 の 権 利 確 定
物 価 水 準 は 容 易 に 操 作でき
るのか
は委員の間でおおむね一致して
条件は、持分 決 済 型 に つ い て の
追加金融緩和策が議論された金
いるようだ。
取扱いと同様 に 、 報 酬 の 公 正 価
融政策決定会合の議事要旨を公
が、一時的物価下落であっても
下押し要因であることについて
表 し た。 議 論 の 内 容 を み る と、
将来の上昇期待を弱める。それ
31
日に
る。
日銀の物価上昇率2%達成能力
を防ぐための今回の追加緩和策
10
月
⑵ 純額決済の特徴を有する株
式に基づく 報 酬 取 引 の 分 類
と、その政策的有効性に対する
実施である。だが、反対した委
25
日、
報酬を受領 す る 従 業 員 が 負 担
疑問がある。国内需要の弱さや
日銀は 月
する税金を企 業 が 源 泉 徴 収 す る
今年6月以降に下落傾向を強め
値の測定には 反 映 せ ず 、 権 利 確
ために、従業 員 に 付 与 す る 資 本
員のうち複数は、「資産買入れの
定が見込まれる数量に反映す
性金融商品の 数 が 税 額 相 当 分 減
ている原油価格が、国内の物価
長年続いたデフレマインド
額される取引 が 存 在 す る 。 こ う
11
11
財務省法人企業統計調査
この調査は、
統計法に基づく基幹統計として資本金1千万円以上の営利法人等を対象に、
企業活動の 回答法人数 23,241社(19,581社)
短期的動向を把握することを目的として、
四半期ごとの仮決算計数を調査しているものです。
なお、
平成
73.8% (73.5%)
20年度調査より、
金融業、
保険業を含めた調査を実施しています。
以下は平成26年12月1日に発表し 回 答 率
ーー平成26年7∼9月期調査 た平成26年7 ∼ 9月期の調査結果の概要です。
( )書きは金融業、保険業を除いた数値です。
◆売上高
(金融業、 保険業を除く)
製造業、 非製造業ともに増収
前年同期比増加率の推移
(金融業、
保険業を除く)
(単位:%、
億円)
売上高は 328 兆 578 億円で、 前年同期
(318 兆 8,438 億円)
を 9 兆 2,140 億円上回り、 対前
区 分
25.7­9 10­12 26.1­3
4­6
7­9
年同期増加率
(以下
「増加率」
という)
は 2.9%
(前期 1.1%)
となりました。
業種別にみると、 製造業では、 食料品、 石油・石炭、 生産用機械などで減収となったものの、
(実 額)
情報通信機械、 電気機械、 鉄鋼などで増収となったことから、 製造業全体では 0.9%
(同 0.2%)
と 売上高
0.8
3.8
5.6
1.1
2.9
3,280,578
なりました。
一方、 非製造業では、 不動産業、 物品賃貸業などで減収となったものの、 卸売業、小 全産業
0.3
4.7
5.8
0.2
0.9
978,625
売業、 建設業、 サービス業などで増収となったことから、 非製造業全体では 3.8%
(同 1.5%)
となり 製造業
非製造業
1.1
3.4
5.6
1.5
3.8
2,301,953
ました。
資本金階層別の増加率をみると、 10 億円以上の階層は 0.7%
(同 1.2%)
、 1 億円∼10 億円の階
層は 11.8%
(同 9.6%)
、 1,000 万円∼ 1 億円の階層は 1.2%
(同△2.7%)
となりました。
経常利益
(実 額)
◆経常利益
(金融業、 保険業を除く)
製造業、 非製造業ともに増益 全産業
24.1
26.6
20.2
4.5
7.6
139,651
経常利益は 13 兆 9,651 億円で、 前年同期
(12 兆 9,735 億円)
を 9,916 億円上回り、 増加率 製造業
46.9
49.9
5.4
△ 7.6
19.2
54,450
は 7.6%
(前期 4.5%)
となりました。
非製造業
14.5
14.4
28.2
12.1
1.4
85,201
業種別にみると、 製造業では、 食料品、 石油・石炭、 金属製品などで減益となったものの、 電
気機械、 化学、 生産用機械などで増益となったことから、 製造業全体では 19.2%
(同△7.6%)
とな
(実 額)
りました。
一方、 非製造業では、 卸売業、小売業、 情報通信業、 物品賃貸業などで減益となったも 設備投資
1.5
4.0
7.4
3.0
5.5
94,383
のの、 建設業、 不動産業、 サービス業などで増益となったことから、 非製造業全体では 1.4%
(同 全産業
(2.3)
(2.8)
(8.3)
(1.9)
(5.6)
(86,420)
12.1%)
となりました。
資本金階層別の増加率をみると、 10 億円以上の階層は 8.5%
(同 5.5%)
、 1 億円∼10 億円の階 製造業
△ 6.7
0.7
6.8
△ 0.8
10.8
34,444
層は 7.2%
(同△0.3%)
、 1,000 万円∼ 1 億円の階層は 5.8%
(同 3.9%)
となりました。
(△6.8) (△1.6)
(7.8)
(△1.5)
(11.4)
(31,866)
◆設備投資
(金融業、 保険業を除く)
製造業、 非製造業ともに増加 非製造業
6.6
5.7
7.7
5.0
2.7
59,939
設備投資額は 9 兆 4,383 億円で、 増加率は 5.5%
(前期 3.0%)
となりました。業種別にみると、
(7.9)
(5.1)
(8.6)
(3.6)
(2.5)
(54,555)
製造業では、 食料品、 業務用機械、 石油・石炭などで減少したものの、 金属製品、 情報通信機
設備投資の
( )
書きは、
ソフトウェア投資額を除いたベース。
械、 電気機械などで増加したことから、 製造業全体では 10.8%
(同△0.8%)
となりました。
一方、 非 (注)
製造業では、 建設業、 電気業、 情報通信業などで減少したものの、 不動産業、 卸売業、小売業、
サービス業などで増加したことから、 非製造業全体では 2.7%
(同 5.0%)
となりました。
財務省では、
「法人企業統計調査」の公表の早期化を進めています。
資本金階層別の増加率をみると、 10 億円以上の階層は 0.8%
(同△1.4%)
、 1 億円∼10 億円の そのためには、調査票の早期回収が不可欠ですので、調査の対象となった法人は、必
階層は 17.7%
(同 13.2%)
、 1,000 万円∼ 1 億円の階層は 8.6%
(同 6.7%)
となりました。
ず提出期限までに財務省(財務局・財務事務所)への提出をお願いします。
なお、 ソフトウェア投資額は 7,962 億円で、 増加率は 4.6%
(同 16.1% ) となり、 ソフトウェア投 なお、次回平成 26 年 10 ∼ 12 月期の調査票の提出期限は平成 27 年 2 月 10 日、結
資額を除いた設備投資額は 8 兆 6,420 億円で、 増加率は 5.6%
(同 1.9%)
となりました。
果の公表は平成 27 年 3 月 2 日の予定です。
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経理情報●2014.12.20
(No.1400)
フラッシュ
備 考
掲載号
JICPA
一連の会計制度委員会報告等について字句修正
等の見直しを行ったもの。
現行の関連法令との整
合性を図る修正、字句・体裁修正等であり、委員
会報告等の現行の取扱いを変更するものではな
い。
適用日は、2014年11月28日。
http://www.hp.jicpa.or.jp/specialized_field/
main/1214_2.html
―
り 重 要 な 局 面 で あ る 」と 述 べ て
いる。これでは、物価を押し上
まったためとされる。
この結果、日本国債の格付け
選挙である。安倍首相は自民党、
アベノミクスを問う師走の総
1 7、0 0 0 台 と 久 し ぶ り に 並
均とNYダウの数字が双方とも
えている。いつの間にか日経平
といった表現に接することが増
いった刹那的な感じがする。
稼 げ る う ち に 稼 い で お け、 と
で い る よ う に み え る 姿 か ら は、
れてもしかたがない。上げ急い
を伴わなければ、バブルといわ
しかし、企業収益の上方修正
必要である。
ならないよう、慎重な取扱いが
も確かである。正に油断大敵と
あるが、貴重な情報であること
いてはさまざまな意見、見方は
下回った。格付けの正確さにつ
は中国、韓国の国債の格付けを
公明党の与党連合の議席が過半
んできた。日経平均の上げ幅が
株 価 は 与 党 の 勝 利、 ア ベ ノ
と、原油価格の急落が目立って
120円が目前に迫ってきたこ
さらなる進行で1ドル当たり
も っ と も、 こ れ に は 円 安 の
成可能性について不確実性が高
政赤字の中期的な削減目標の達
率再引上げの先送りにより、財
けを引き下げた。今回の消費税
大手格付会社が日本国債の格付
が一段と強まってきたうえ、米
のである。
足取りになって欲しいと願うも
てから、株価が動き出すような
突入へ、といった展開を確認し
め、アベノミクスは第2段階に
安倍政権が選挙で勝利を収
数を下回れば退陣すると明言し
ミクスの継続発展を確信して
きたこと、金融の量的超緩和が
わけだ。
か、 威 勢 よ く 突 っ 走 っ て い る。
他方、円安の行過ぎ警戒の声
ている。場合によっては、政治
い。
どの影響が大きいかもしれな
欧州にも広がってきたこと、な
継続企業の前提に関する評価に実務上困難な面があるとして
も、少なくともその評価時点において実際に企業が存在している
点を考慮すれば、継続企業の前提が成立していないとして資産
および負債の評価替えが必要と判断される企業は、基本的に一
定の法的手続に着目して限定的に解釈せざるを得ないものと考え
られている。
会計上資産および負債を全面的に評価替えしなければならない
とするためには、一定の法的手続を実施する企業ということだけ
でなく、当該手続において財産の処分または事業の取得といった
取引が事実上または実質的に認められることが必要になる。会計
上は事業の継続を仮定するかどうかの判断を前提に評価替えす
るかしないかの処理しかなく、部分的または任意に評価替えする
ことは容認されない。継続企業を前提とする会計基準は、解散を
決議した時点や更生手続の開始決定を受けた時点からは適用さ
れないこととなる。
このところ、何年振りかの高値
8
経理情報●2014.12.20(No.1400)
効果はその進捗とともに累積的
に強まる」ので、
「経済・物価に
げる政策は現時点では不必要と
また、それほど強い否定では
いっているに等しい。
ないにしても、物価上昇率2%
対する限界的な押し上げ効果は
の期待への働きかけも、追加時
大 き く な い 」と し、 さ ら に 人 々
は導入時に比べて限定的として
前年比に逐一反応すべきではな
目標は2年ではなく中長期目標
い、などの意見は、夏以降の原
にすべき、月々の消費者物価の
資金を調節して金利調整を行う
油価格下落が追加緩和の理由で
いる。これはすなわち、従来型
こ と と は 異 な り、 現 在 の よ う な
あることに対する違和感があっ
の金融政策では可能だった直接
非伝統的な金融政策では、中央
いるうえに、委員会のなかから
銀行が金利操作のように直接物
も指摘されるように、あたかも
たものと推定される。この点に
の委員が、「現在の物価上昇率と
物価上昇率目標しかみえていな
価水準を操作するのは困難であ
予想物価上昇率は、需給ギャッ
いかのような近視眼的な政策姿
関しては、「デフレマインドの払
プがゼロのもとでの潜在成長力
勢は、将来の禍根を残す懸念が
拭 」が 手 段 で は な く 目 的 化 し て
に見合った水準に近い」
、その
ある。
る と い う 考 え 方 で あ る。 ま た、
た め「 追 加 緩 和 よ り も 成 長 力 を
その有効性に関して、ある1人
強化するための構造改革が、よ
継続企業の前提が成立していない企業の評価
急ピッチであったためだ。
証 券
経理用語の豆知識
の大変動が生じる可能性がある
株価の上げ急ぎを懸念する
会計制度委員会報告第3号
「ローン・パーティ
シペーション会計処理及び表示」
、同第5号
「連結
リース実務指針」
、
同第7号
「資本連結実務指針」
、
同
第7号追補
「間接所有資本連結実務指針」
、同第8号
2014年
「連結キャッシュ・フロー実務指針」
、同第9号
「持
12月1日
分法実務指針」
、同第12号
「研究開発費及びソフト
ウェア実務指針」
、同第14号
「金融商品会計実務指
針」
「
、研究開発費及びソフトウェアQ&A」
及び
「土
地再評価Q&A」
の改正
出 所
この10日間に公表・公布された経理関係重要法規等
法 規 等
日 付