1等米比率90%以上の継続!「中干し・溝切り」でコンパクトな稲作り!! 中 干 し 指 導 会 資 料 JA 羽茂 営農課 中干し開始の目安は1株の 茎数が 15 本になったら!! ※ほ場ごとの生育は違うので状況をよく見て行ないましょう。 ○中干しの効果 ・ 細かい茎の発生を抑制させ、倒伏や高タンパクの防止へと繋がります! ・「ワキ」や「根腐れ」の防止により、根を強く生育させます! ・ 地盤を固め、機械が埋まるのを防ぎます! 穂肥をしっかり撒ける 稲姿になります!! 溝切り・中干しスタート目安 ~過剰生育防止~ 過剰生育防止のため、田植え後35日を目安に落水開始! ★ 茎数は15・16本になったら水を落とし「溝切り・中干し」開始! ※ 隣の株との間の条が隠れ始めてからの「中干し」では遅い 6/29 5/5 6/10 田植え 落水開始! 中干し期間は 2 週間を目安に終了 間断かん水 35 日後 ○6月上 旬、茎数が増え始める 。 ○無効茎が減り始 める 品 質 ○1本1本が 太くな る 向 上! ※茎数が多くなると 1 本 1 本の茎が細くなり、お米にしっかり栄養が行き届かない! 品 質 低 下 茎数が多いと見た目は多収そうだが、粒が小さくなり、くず米が多くなるだけ。 また、背が伸びやすく倒伏し、品質の低下をまねく。 ○茎の増え方(分けつの増え方) ※2~2.5葉の苗で植えた場合 ・茎は植えてから約7~10日間後、主茎の葉が1枚増える毎に茎が増え始めます。 ・増えた(子)茎も数日で分けつが始まり、同じように増えていきます。 ○中干しの程度(めやす)小ヒビが入り軽く足跡がつく程度に干します。 中干し程度の例(弱め) ○ 地力が高い ・・・ 茎数が多い ⇒ 開始時期は早め ⇒ 程度は強め(田を楽に歩ける程度) ○ 地力が低い ・・・ 茎数が少ない ⇒ 開始時期は遅め ⇒ 程度は弱め(足がぬかるむ程度) 10aに8~6本 水尻 ○ここで中干しの他に … 「溝切り」を 併せて行なうと効果UP!! 水口 ② ○中干し後の水管理 ⑥ ⑤ ④ ③ 溝切りの順序 終了直後から9月上旬までは間断かん水(飽水管理)※下写真参照 を繰り返し、発根促進、 根の健全化と地耐力の維持に努めましょう。※乾かし過ぎないようにする。 ○間断かん水(飽水管理)のイメージ ① 順路 けい酸肥料の追肥 ★「けい酸」の効果 登熟の向上 ・ 倒伏の軽減 ・ 品質・食味向上 収量アップ ・ 病気にかかりにくい(いもち病・ごま葉枯病) け い 酸 肥 料 名 けい酸加里プレミア34 スーパーシリカプレミアム 施 用 時 期 6月末~7月上旬 施 用 量 ( 10a 当 た り ) 20 ~ 30 kg 20 ~ 40 kg 土壌診断等で、「加里」成分が不足のほ場では、「けい酸加里プレミア 34」をお奨めします。 けい酸の追肥時期目安:6月29日~7月10日頃まで カメムシ対策~農道・畦畔の草刈り徹底でカメムシをよせつけない!~ カメムシは雑草地や畦畔等で雑草の種子を餌にしています。イネが出穂すると水田内に侵 入して穂を吸汁します。カメムシの発生密度を下げることがポイントですので、周りの田 んぼのことも考慮してお互いにカメムシをよせつけないように草刈りをしましょう。 草刈目安:雑草種子が結実しない間隔、およそ3週間位 一斉草刈時期 第1回目 6月27日~7月 6日の間に実施 第2回目 7月18日~7月28日の間に実施 その他 「羽茂米栽培記録カードの提出について」 1回目の提出期限:6月20日(土) ①の栽培記録カード(上半分)を切り離して、営農課または各営業所へ期日までに提出をお願いい たします。氏名欄の押印㊞忘れのないようお願いします。 参考資料 品種の目標収量・収量構成 品種名 穂数 (本/㎡) 1穂籾数 (粒) 総籾 登熟歩合 (千粒/㎡) (%) 玄米千粒 玄米収量 重(g) (㎏/10a) 五百万石 330 78 26.0 82 25.5 540 越淡麗 280 85 23.8 75 27.0 480 コシヒカリ 350 80 28.0 85 21.5 510 ※目標穂数の80%に達したら中干しを開始する。 ・五百万石・・・目標穂数(本/㎡)330×0.8=264 1株茎数 50 株/坪 15.2 株/㎡ 264÷15.2=17.4 ・コシヒカリ・・目標穂数(本/㎡)350×0.8=280 1株茎数 50 株/坪 15.2 株/㎡ 280÷15.2=18.4 ※佐渡は田んぼの乾きが悪いので15本/株を目
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