平成26年産 佐渡米品質向上重点技術対策 - JA佐渡

平成26年産 佐渡米品質向上重点技術対策
~目指せ!1 等米比率 90%以上で日本一おいしい佐渡米へ!!~
JA佐渡営農事業部 水稲指導課
適正な「茎数・もみ数」確保で、「コンパクトな稲づくり」で品質向上!!
【穂数(1 株) ⇒ 350(23)本 ・ ㎡もみ数 ⇒ 28,000 粒以下】
↓
効果① : どんな気象条件でも品質のブレが少ない
効果② : 1 本 1 本の茎が太くなり、登熟向上・倒伏軽減に繋がる
効果③ : 1 粒 1 粒が大きい米になる
①育
苗
~田植え日から逆算した計画的な作業を!~
は種の適正化 : は種日
⇒ 4月10日以降(乾籾重量 130g~140g)
育苗日数 ⇒ 加温育苗 20~22日以内
無加温育苗 22~25日以内
※育苗段階から、足腰の強い太い苗づくり
②適期中干しで過剰生育防止 ~品質向上の分岐点!適期中干しで生育コントロール~
過剰生育防止のため、田植え後35日を目安に落水開始!
★ 茎数は15・16本になったら水を落とし「溝切り・中干し」開始!
(田植え後40日で中干し開始)
※隣の株との間の条が隠れ始めてからの中干しでは遅い
5/5
田植え
6/29
6/10
35 日後
落水開始!
中干し期間は 2 週間を目安に終了
間断かん水
茎数が多いと見た目は多収そうだが、
粒が小さくなり、思ったほどではない
ことが多い。また、背が伸びやすい・
品質が不安定
茎も細い
粒も小さい
茎も太く
粒も大きい
③生育診断に基づく適正な穂肥施用 ~穂肥の時期と量は生育で判断!~
穂肥は登熟を良好にし、品質・収量を安定させるために重要な作業です
○穂肥は生育診断を実施し2回に分けて実施する(倒伏防止と後期栄養の確保)
1回目 ⇒ 「草丈・葉色を診断し、慎重に実施」※特に低温年は『慎重』
2回目 ⇒ 「後期栄養を考え確実に施用」
●『草 丈 ・ 葉 色』を測ってみましょう!!
草丈の測定
葉色の測定
④出穂以降の水管理の徹底!~仕上げかん水徹底で登熟向上!!~
出穂以降の水管理を徹底し、湿田で週 1 回以上、乾田では週 2 回以上かん水を実施する
間断かん水(飽水管理)による保水効果
①登熟期間、稲体の栄養を補うことができます
②心白粒や胴割粒の発現を抑えることができます
★完全落水の目安は、玄米の大きさが決まる「出穂後 30 日以降」にしましょう
水管理で生育後半まで根の活力を維持するとともに、地力窒素発現量を確保し登熟を
高めましょう
※土壌を乾燥させると地力窒素発現量が抑制されてしまいます
コシヒカリの仕上げかん水は9月1日~9月7日に行い登熟向上!
⑤総合的な土づくり(ケイ酸資材を中心とした)
○
土づくりの目的
「根の活力を高める」ための総合的な取組みとして、有機質の施用や土づくり資材・稲
わらの腐熟促進資材等を活用し、保肥力・保水力の改善を図り「土の力」を高めること
が必要です
○ 土づくり肥料(ケイ酸)肥料の活用
ケイ酸効果ポイント①
高温障害・心白粒軽減
『ケイ酸施用で根張り充実!根の活性を高めます!』
・ 高温条件では、根の活力が低下してしまいますが、
「ケイ酸」を施用することにより
根張りをよくして丈夫な稲体になります
・ケイ酸の施用した稲は蒸散が活発化し葉の温度が低下(クーラー効果)するため、高温に
よるストレスを和らげます
ケイ酸効果ポイント②
登 熟 不 足 対 策
・ケイ酸は受光態勢を良くし光合成を活発化させる働きがあるため、登熟が高まります
【お 知 ら せ】
○平成 26 年産コシヒカリ BL について
いもち病抑制効果を安定的に維持するため、以下のとおりの品種構成となりますので
ご案内いたします。
○ 平成 26 年産コシヒカリ BL 品種構成
品
種
コシヒカリ BL
コシヒカリ BL
新潟 1 号
新潟 2 号
構成比率
10%
20%
コシヒカリ BL
新潟 3 号
35%
コシヒカリ BL
新潟 11 号
35%
※BL4号が BL3号に入れ変わります。
生育については現行のものと変わりありません。
○ 現行コシヒカリ BL 品種構成
品
種
コシヒカリ BL
新潟 1 号
構成比率
10%
コシヒカリ BL
新潟 2 号
20%
コシヒカリ BL
新潟4号
35%
コシヒカリ BL
新潟 11 号
35%
ほ場に「佐渡米未来プロジェクト
品質向上90」 と書いてあるピ
ンク色の 「のぼり」が目印で
す !!