2015主科目指導計画表 小児歯科学 大学院教員 教育目標 主な研究内容 専攻科の特色 (指導方法等) 到達目標 大学院修了後 の展望 教 授 講 師 講 師 助 教 有田 憲司(ありた けんじ) 原田 京子(はらだ きょうこ) 大東 希好(だいとう きよし) 篠永 ゆかり(しのなが ゆかり) 小児の口腔保健に関する基礎的および臨床的な世界レベルの科学的研究を実践し、小児歯科 学および小児歯科医療における指導的な役割を担える知識、技能および人間性を有する人材を 育成する。 1.生体材料の研究開発 1)新規アパタイトグラスアイオノマーセメントの開発 2)プラズマイオン注入法による歯科材料・装置の表面改質 2.乳歯歯髄および歯根膜の分子生物学的研究 ナノレベルの生体材料学から分子生物学まで広範囲の基礎研究を選択・実践できるとともに、小 児歯科診療を実践することにより、小児歯科専門医の資格取得に必要な研修が可能である。ま た、研究・臨床のみならず社会性に関してもきめ細かく指導が受けられ、指導者・教育者としての 人間性や品格を涵養できる。 1年次:科学的研究法の立案および方法・技術の習得 2年次:小児歯科学および小児歯科臨床の専門的知識・技能の習得 3年次:科学的な発表および論文作成技術の習得 4年次:主論文の完成および学位審査の申請 大学院修了後、小児歯科での1年間の研修により日本小児歯科学会専門医を取得できる。研究 者を目指す者は、母校はもとより世界の大学や研究機関にポストを獲得することができる。臨床 家を目指す者は、開業や病院勤務の道があるが、リサーチマインドを持つ指導的立場の歯科医 師(特に小児歯科)となっていただくことを切望する。 指導内容項目 1年次 研究者の卵としての心構えを修得する。 研究倫理ついて理解する。 論文検索および論文抄読の能力を習得する。 研究テーマに沿った研究内容の把握および実験の基礎技術、特に機器の取り扱いについて習 得する。 クリニカル・カンファレンスおよび抄読会(止揚会)に参加し、小児歯科学および小児歯科臨床に 関する知識を習得する。 小児歯科診療室において、小児歯科臨床の知識・技術・態度を習得する。 2年次 必要な実験操作についてより詳細な内容について習得する。 小児歯科専門医資格認定に求められる知識、技術および態度を習得する。 クリニカル・カンファレンスおよび抄読会(止揚会)に参加し、論理的討論ができる能力を習得す る。 国内外の学会に参加あるいは発表し、学会発表について理解する。 3年次 1, 2年次に習得した実験技術および知識から得た研究テーマの実験成果を検討する。 実験結果をまとめ、大学院生中間発表会および国内外で学会発表し、プレゼンテーション能力を 習得する。 多くの科学論文を抄読し、批評できる能力を習得する。 科学論文の作成に関する知識および技術を習得し、副論文の完成を図る。 4年次 積極的に国際学会等で発表できる知識と技能を習得する。 学外の研究論文を評価する能力を習得する。 学位論文を完成する。 学位論文公開審査会でプレゼンテーションを行う。 評価方法 各年次での小児歯科学全般および研究テーマに関する理解度、さらに研究活動、学会発表およ び論文公表の成果等で評価する。
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