高齢者歯科学 - 大阪歯科大学

2015主科目指導計画表
高齢者歯科学
大学院教員
教 授 准教授 講 師 講 師 助 教 小正 裕(こまさ ゆたか)
高橋一也(たかはし かずや)
柿本和俊(かきもと かずとし)
小野圭昭(おの よしあき)
川本章代(かわもと あきよ)
教育目標
高齢者歯科医療の発展に貢献できる人材を養成する。研究データを高齢者歯科医療に応用できる能力を
育成する。歯科医学に関する研究指導能力を育成する。研究論文作成能力と研究者間のコミュニケーショ
ン力を育成する。
主な研究内容
高齢者の老化に伴う組織学的、生化学的および生理学的変化について研究している。また、補綴装置と生
体とのかかわりを追及している。すなわち、機能については摂食・嚥下運動を生理学的に、周囲組織につい
ては病理組織学的ならびに生化学的に、材料については加工法と物理的、化学的性状の関連について検
討を加えている。
専攻科の特色
(指導方法等)
高齢者歯科学講座の研究は、バイオマテリアル研究グループと顎・口腔系研究グループに分かれて行って
いる。さらに、摂食嚥下障害に対する臨床的な研究も行っている。研究は大学院教授ならびに各研究グ
ループを代表する大学院教員を中心として大学教員を含めて指導している。
到達目標
大学院修了後
の展望
1年次:基本的知識と技術の習得
2年次:学会発表(国内)および副論文の作成着手
3年次:副論文の完成、学会発表(海外)および主論文の作成着手
4年次:主論文の完成および学位審査の申請
日本補綴歯科学会専門医および日本老年歯科医学会専門医の獲得。
大学教員としての研究の継続と指導。
指導内容項目
1年次
研究テーマに沿った研究内容の把握および実験の基礎技術、特に機器の取り扱いについて習
熟する。英語論文の読解については年間を通じてテーマを与え指導する。臨床的な研究成果で
年度中に最初の学会発表を行わせる。
2年次
必要な実験操作について詳細に指導する。英語論文の読解については年間を通じてテーマを与
え指導する。研究成果の途中経過を学会で発表させる。
3年次
1, 2年次に習得した実験技術および知識から得た研究テーマの実験成果を検討する。実験結果
をまとめ、国内外で学会発表できるように指導するとともに、副論文の完成を図る。
4年次
積極的に国際学会でも発表できるように指導し、学外の研究者から寄せられた研究内容に関す
る批判について十分検討する。研究結果を学位論文としてまとめ、学位審査をパスするため、研
究内容に関する最新情報を再度確認するように指導する。また、プレゼンテーション能力の向上
についても指導する。
評価方法
各年次での高齢者歯科学全般および研究テーマに関する理解度、さらに研究活動、学会発表お
よび論文公表の成果等で評価する。