評価報告書 - 市立美鈴が丘高等学校

広島市立美鈴が丘高等学校
平成 26 年度
1 学校教育目標
・進取の気性に富み自己の向上に努める生徒を育成する。
・お互いの人権を尊重しあう思いやりの心を持った豊かな人間性を培う。
・人として「自覚と責任」のある生き方ができる節度ある生徒を育成する。
学
校
評
価
報
告
書
H27.3.6
2 目指す姿(学校像・園児児童生徒像・教師像)
・基礎学力の確実な定着を図り、個に応じた進路実現が達成できる学校
・生徒の基本的生活習慣が確立した規律ある学校
・調和の取れた人格を育成する学校
・保護者や地域から信頼される開かれた学校
3
現状と課題
クラブ活動や学校行事は活発であり、挨拶をよくする生徒も多い。生徒の生き生きとした活動こそが地域の評価に繋がることから、引き続き活気ある学校作りが求められる。一方で、清掃活動など指導されることには素直に対応するが、自ら
行動することには乏しく、また、学習面においても素直に学習するが、現状に満足する生徒も多く、自ら高いレベルを追求する意欲に乏しい。基本的な生活習慣と確かな学習習慣を土台に、希望する進路実現に向け自主的に行動できるよう自立
心を育む必要がある。
4 目標
[中期経営重点目標]
[(中間)評価]
3年次4月段階では多くの生徒が国公立大学を志望する中で、夏ごろから科
目負担を減らそうとすることにより、最終的な結果につながらない生徒も増加
している。低学年時も含め、長期的な視野を持って粘り強く学習に取り組む姿
勢の育成が必要である。
家庭学習時間の増加・計画的な進路指導・魅力のある授業の創造により、第一希望とする進路実現を目指す。
短期経営重点目標
魅力ある授業の創造
生徒一人ひとりが希望している
進路に進むことができるように指
導し、国公立大学の現役合格者数
を35名以上にする
評価結果
研究授業やセミナーへの参加
により、授業改善に向けた取り
組みや教員間での意見交換が
活発化しつつある。
与えられた宿題はきちんとこ
なす一方、自ら主体的に学習に
取り組む姿勢に欠ける生徒た
ちに対して、低学年時より取り
組みを強化する必要がある。
主な具体的方策
研究授業、相互授業観察や各種セミナー等に
参加し、教科指導力の向上を図る。
分析(○)
・改善策(●)
・支援要望(◇)
公開研究授業については全ての教科が参加し
たが、今年度から導入した授業観察への参加
者数は十分とは言えなかった。
週当たり、3年生については18時間以上、
1・2年生については定期考査前に18時間、 目標時間を達成した生徒が全体の 52.4%だっ
それ以外の時期に12時間の家庭学習時間を た。
確保する。
模擬テストを計画的に実施し、事前指導、事
後の解説等で有効に利用する。
5
実施状況
11 月マーク模試において全国平均を上回った
生徒が全体の 22.8%だった。
学校関係者評価に関する事項(主な意見等)
○ 携帯電話やスマートフォンの使用については、大学や家庭においても悩ましい状況である。生徒同志で使用上のルールについて話し合わ
せたり、弊害に関する情報を繰り返し流したりして、生徒に自覚を持たせることが必要である。
○ 高校生が中学生に学習指導を行ったり、1枚ものの学校紹介プリントを複数回作成・配布するなど、広報活動にもう少し工夫を加えると、
志望する中学生も増えるのではないかと思われる。
○広島県高等学校共通学力テスト質問紙調査の結果によると、少人数クラスに
よる満足度・理解度がわずかながら下がっている。
●来年度より、英語・数学・国語の3教科で習熟度別展開を導入する。
●校内での互いの授業観察数をさらに増やし、授業における生徒の主体的な学
びを引き出せる授業づくりを教員間で議論し工夫していく必要がある。
●授業・考査の質を上げ、授業や定期考査において頑張ることが進路実現につ
ながっていくよう取り組みを進めていきたい。
○広島県高等学校共通学力テスト質問紙調査の結果によると、学習時間そのも
のは昨年に比べて微減であるが、平日1日あたりメールや SNS に1時間以上を
費やす生徒が約7割と、家庭で学習に集中できているとは言えない状況が伺え
る。
●携帯電話・スマートフォンの使用については、家庭との連携を密にしていく。
○3年生の4月までは国公立大学を志望していても、長時間の努力による成功
体験に乏しい生徒は早い段階で受験科目の少ない私立大学に照準を定めてしま
う傾向がある。
●1・2年次での模擬試験への意識を高め,模試への対策や復習などの取り組
みを定着できるよう、来年度から1・2年生の模試分析会を実施する。
●生徒全体の「最後まであきらめない」という気持ちを維持するため、現在よ
りも多くの生徒が国公立大学を目指すような指導を行う。
6 その他の報告事項
今年度、自転車通学について地域とも連携を図りながら検討を重ね、安全な通学路を指定し
た。今後も自転車事故をなくす取り組みを強化していきたい。