(前ページより続く くの時間を割くこともあるのです。この薬が 『前の薬が残っています。どうしましょう。』) 11錠、あの薬が29錠残っているので合わ 最近では「お薬手帳」の活用が浸透してきた様 せてくれというときなど大変です。申し訳あ に思います。 りませんが忙しい日や少量の場合にはあきら これはお薬をきっちり飲んでいただく上でも、 めていただくこともあるのも事実です。皆様 第三者が確認する上でも、服用状況を医師が の賢明なご理解をお願いしたいと思う点です。 確認する上でも非常に重要な目安となります。 お薬の管理能力というのは残念ながら年と 是非診療のたびにお持ち運びいただきたいと ともに低下してくることも自覚していただき、 思います。このごろはどこの医療機関でも無 安全で無駄のない服薬のために、若い家庭の 料でもらえると思います。ただしどこの病医 どなたかに確認してもらうとか、ヘルパーさ 院に行くときも最新の一冊をお持ちください んやデイサービスのご協力もお願いしていた ね。他の病医院の処方状況も知る必要がある だきたいと思います。 からです。 これからの時代、うまく第三者にお手伝い 私の医院では残薬が判明した場合、大量で 願うことが老人の「たしなみ」だと思ってい あれば次回の薬の日数を調整して錠数を合わ ます。そのために家族関係を良くし、ご近所 せたり、薬そのものをやめたりして、なるべ と仲良くし、介護保険を最大限ご活用願いた く無駄のない様に心がけているわけですが、 いと思います。 この作業が実は大変神経を使う作業でして多 (院長) えごまの驚くべき 力 えごま油にも弱点が→酸化しやすく加熱料 理には向いていません。1日の摂取量は2g まで。油なので摂りすぎないよう注意。 生活習慣の改善やバランスの良い食事、適 度な運動なども合わせて行う事が重要です。 ◎えごま油のレシピ トマトとえごま油の冷たいスープ 材料(2人分) トマト2個(300g) えごま油(亜麻仁油、オリーブオイ ルでも)小さじ2 調味料 白だし 大さじ3 レモン汁 大さじ1 冷水 1カップ トッピング(お好みのもので) 大葉、オクラ、ごまなど 1.トマトはよく洗い、ヘタを取り半分 にカットする。 2.ミキサーにトマトと調味料を入れ、 なめらかになるまで撹拌する。 3.器に盛り、えごま油をとろ~りかけ お好みのトッピングをする。 ぜひお試し下さいね。 (中川) 日本現代生活ではたいていの人が摂りすぎ ているオメガ6系脂肪酸であるリノール酸の 過剰摂取が脳梗塞、ガン、アレルギーなどを 促進させるといわれています。 オメガ6系脂肪酸が使われている加工食品、 これに対してオメガ3系脂肪酸のαリノレン 酸は過剰となったリノール酸に対し競合性が あるとされています。つまりオメガ6系脂肪 酸を廃棄させる働きがあります。αリノレン 酸は体内に入るとDHA、EPAに交換され ます。DHA、EPAは青魚に多く含まれて おり、一日の必要量を摂るとするとイワシな ら毎日2尾食べる必要があります。しかし、 えごま油にはαリノレン酸が多く含まれてい るので1日の摂取量はスプーン一杯2gです。 えごま油を食べると- ・認知症予防効果(脳細胞を活性化) ・中性脂肪を下げる働き(心筋梗塞、脳梗塞 の予防) ・血液の流れをよくする働き。骨を作る働き を促す(骨粗しょう症予防) ・血糖を下げる作用 夏バテならぬ秋バテに注意!! ◆夏バテは秋にやってくる? 夏バテは通常夏の暑い時季に現れる慢性的 な症状(全身倦怠感・食欲不振・消化不良 ・下痢・頭痛など…)とされています。 主な原因は、・汗をかくことによる体内の 水分、ミネラル喪失 ・胃腸の疲労による消化機能 の低下 ・屋内と屋外の温度差による 自律神経の乱れ ・睡眠不足による体力の低下 夏バテは、はっきりとした痛みを伴うわけ でもなく、寝込んだりするほどの重大な症状 が出ることも少ないため、何となく体調が優 れなくて自然に体力が回復するのを待つ方が ほとんどです。 しかし夏バテしている体に初秋の不安定な 気候が重なると体力回復どころか余計に体調 を崩してしまう人も多く見られます。 ◆元気に秋を過ごすポイント ・食事…1日3食、規則正しく、バランス よく。冷たい物はなるべく控え、 温かいものを食べる(飲む)。 よく噛んでゆっくり食べる。 ・入浴…暑い夏は簡単にシャワーのみで済 ませてしまいがちですが、1日の 疲れをトり、リラックスして眠り につきやすくするためには約37 ~39℃のお湯での入浴(半身浴) がおすすめです。 夜ぬるめのお風呂にゆっくり浸か ることで体が睡眠モードに切り替 わり、冷房などによって冷えてし まった体を温め体力回復、胃腸の 回復を助けてくれます。 ・冷房…まだまだ冷房の出番が多い季節。 一般的には外気との温度差は5℃ 以内が望ましいとされています。 ・運動…朝夕涼しい時間にウォーキングや 軽い運動をし、適度に汗をかくよ うにしましょう。 ・睡眠…初秋は季節の変わり目で自律神経 も乱れやすく良く眠れない。 寝つきが悪いという人も多いので はないでしょうか。太陽のひかり を浴びることで夜眠りにつきやす くなるため涼しい時間帯にお散歩 をして、夜にはゆっくりお風呂に 入って心と体をリラックスさせて あげましょう。 夏バテを引きずったまま秋を過し寒い冬へ 突入すると、いつの間にか夏バテが慢性疲労 になってしまうかも知れま せん。毎日の食生活 や生活習慣をほんの 少し気をつけるだけ で夏バテの症状は予 防、緩和できます。 今のうちに夏バテを 一掃し、元気に秋を過ごしましょう! (西尾) ◆9月の歳時記 8日 二十四節気「白露(はくろ)」 ❖9月の和名は「長月(ながつき)」 9日 重陽の節句 救急の日 季節は秋になり、陽が早く落ちるようにな 20日 彼岸入り り ま す 。 だ ん だ ん 夜 が 長 く な る こ と か ら 21日 敬老の日 「長 月 」 と い う 名 前 に 。 ま た 、 長 い 時 間 22日 国民の休日 「お月様」を眺めることが出来る月だから 23日 秋分の日 二十四節気「秋分」 「長月」。 26日 彼岸明け 9月は稲の収穫時期にあたるので、稲が長 27日 十五夜 くなるという意味もあるそうです。
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