収 入 印 紙 訴 状 平成 鹿児島地方裁判所 川内支部 年 - 日 御中 原告訴訟代理人弁護士 〒 月 清 水 秀 郎 鹿児島県薩摩川内市 原 〒895-0026 告 川 内 花 子 鹿児島県薩摩川内市東向田町2-33 下迫田ビル3階(送達場所) 上記原告訴訟代理人弁護士 電 〒 - 清 水 秀 郎 話 0996-27-4321 ファクシミリ 0996-27-4332 鹿児島県薩摩川内市 被 告 株式会社 上記代表者代表取締役 預金請求事件 訴訟物の価額 金 円 貼用印紙額 金 円 -1- 薩摩川内銀行 社 長 一 郎 第1 1 請求の趣旨 被告は原告に対し、金 円及びこれに対する本訴状送達の日の翌日か ら支払済みまで年6分の割合による金員を支払え。 2 訴訟費用は、被告の負担とする。 3 仮執行の宣言 第2 1 請求の原因 原告と亡川内太郎との関係 ⑴ 原告は訴外・亡川内太郎(以下「亡太郎」という。)の妻(配偶者)で ある。 ⑵ 亡太郎は平成 年 月 日に死亡した。 ⑶ 亡太郎の相続人は別紙相続関係説明図の通り原告及び亡太郎の兄弟姉 妹(代襲相続人を含む)のみである。 よって、原告は亡太郎の遺産につき4分の3の法定相続分を有してい る(甲 ⑷ 2 ~甲 )。 亡太郎には遺言書がない。 亡太郎名義の普通預金 亡太郎は、被告との間で、預金・貸越等の取引を行う総合口座取引を行 い(口座番号 、以下「本件口座」という。)、平成 当時、本件口座に預金残高 3 年 円の預金債権を有していた(甲 月 日 )。 結論 よって、原告は被告に対し、請求原因2項の預金債権につき、同1項の 法定相続分4分の3による割合で、金 円及びこれに対する本訴状送達 の日の翌日から支払済みまで年6分の割合による遅延損害金を請求する。 第3 補足説明 -2- 1 可分債権 預貯金債権については、可分債権であることから、当然に相続分に従って相 続される(最判昭和29年4月8日民集8巻4号819頁)ため、遺産分割の 対象にならない。 そのため、預貯金債権については法定相続分に従って請求することが可能で あるが、金融機関は後日の紛争を回避するため、相続人全員の印鑑証明、判を 押した払戻請求書等の書類を要求するのが一般であることから、事実上、相続 人が相続分に従って預貯金債権を請求することは不可能である。 本件においては、別紙相続関係説明図の通り相続人が少なくなく、原告は他 の相続人との連絡もとれないことから、早急に預金債権を法定相続分に従って 回収すべく本訴訟に及んだ。 2 権利自白 消費寄託の請求原因事実に関する詳細は現時点で明らかではないが、預金債 権の存在については、権利自白の成立が予想される。 3 預金利息 本訴状の送達日における利息金額がいくらであるか、後に当事者照会あるい は求釈明申立てをする予定であり、利息金額が明らかになった後に請求を拡張 するつもりである。 4 戸籍謄本 原告が相続人であることの主張・立証については、相続人の全部を主張し、 他に相続人がいないことまで主張・立証すべきとする見解(「のみ説」)もあり、 被告とすれば、亡太郎の相続人を全て明らかにするため、戸籍謄本等の証拠の 追完を求めるかもしれない。 しかし、原告が相続人であることさえ主張・立証すれば足り、他に相続人が いることは抗弁に回るとする見解( 「非のみ説」)が一般的であるから、本件請 求(原告の法定相続分が4分の3であること)については、証拠説明書記載の -3- 書証で足りると解される。 ただし、原告においては、全相続人についての連続した戸籍謄本を取り寄せ たわけではないが、被告から要請(他の共同相続人への訴訟告知の必要等)があれ ば、手持ちの戸籍謄本の提出には協力したいと考えている。 証 拠 方 法 属 書 類 証拠説明書記載の通り 附 1 訴状副本 1通 2 甲号証 3 資格証明書 1通 4 訴訟委任状 1通 各1通 以 -4- 上
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