債権仮差押命令申立書

収入
債権仮差押命令申立書
印紙
2000 円
平成
鹿児島家庭裁判所
年
月
日
川内支部 御中
債権者代理人弁護士
清
当事者の表示
別紙当事者目録記載のとおり
請求債権の表示
別紙請求債権目録記載のとおり
申
立
て
の
趣
水
秀
郎
旨
債権者が債務者に対して有する上記請求債権の執行を保全するため、債務者の
第三債務者に対する別紙仮差押債権目録記載の債権は、仮に差し押さえる。
第三債務者は、債務者に対し、仮に差し押さえられた債務の支払いをしてはな
らない。
との裁判を求める。
申
立
て
の
理
由
第1 被保全権利(離婚訴訟に附帯する財産分与請求権)
1
婚姻関係
債権者は、債務者と平成
債務者間には同
年
年
月
月
日に婚姻した。その後、債権者、
日に長女・美子、同
男・美男が出生した(疎甲第1号証)。
-1-
年
月
日に長
2
婚姻を継続しがたい重大な事由
3
財産分与請求権
債権者は債務者と平成
年
月に婚姻し、現在までの婚姻期間は
年
に及ぶところ、債務者の勤続期間(株式会社北薩給料)は現在までで約
年
のようである。そして、債務者は平成
年
月
生日をもって定年退職の予定であり、退職金額は約
日における
歳の誕
万円と推定される。
この金額は離婚調停において債務者が明らかにした金額でもある。
そこで、この退職金が離婚に伴う財産分与の主なものと予想されるところ、
婚姻期間は勤続期間の約
万円に
%であることから、単純に計算すると、退職金
%を掛けこれを2分の1にした金額(約
万円)が債権者
への財産分与額と算定される。
4
まとめ
以上により、債権者は債務者に対して別紙請求債権目録記載の財産分与請求
権として金
万円の債権を有する。
第2 保全の必要性(本執行着手前に債務者が退職する蓋然性)
1
債務者の財産
債務者は、別紙仮差押債権目録記載の債権を有しているほかはめぼしい財産
を所有していない(疎甲第4号証)。
そして、債務者は現在のところ株式会社北薩給料に勤務しているが、平成
年
月
日で満
歳となることから定年退職を間近に控えており、債
権者が後日本案判決で勝訴判決を得ても本執行に着手するまでの間に債務者が
勤務先を退職し、退職金が債務者に支給されることは確実である。
しかも、債務者は、これまでの債権者との交渉において、退職金を財産分与
として債権者に渡す旨を確約しているわけではなく、債務者が婚姻中に生活費
-2-
すら十分に渡そうとしなかった経緯に鑑みれば、退職した後には退職金を隠匿
するか退職金とともに行方不明になる虞も十分に考えられるところである。
2
本案提起準備中
債権者は、離婚調停が不成立になった場合に備えて、別紙請求債権目録記載
の金員の支払いを求める訴えを提起するため準備中である。
3
まとめ
よって、今のうちに債務者の第三債務者に対して有する債権に対し、仮差押
えをしておかなければ、後日本案で勝訴判決を得ても、その執行が不能又は著
しく困難になるので、本申立てをする。
疎
明
方
疎甲第1号証
戸籍謄本
疎甲第2号証
住民票
疎甲第3号証
調停受理証明書
疎甲第4号証
資産証明書
疎甲第5号証
報告書
添
付
書
1 疎甲号証
法
類
各1通
2 訴訟委任状
1通
-3-
当
債権者
〒
事
-
者
目
録
鹿児島県薩摩川内
川
〒895-0026
内
花
子
鹿児島県薩摩川内市東向田町2-33
下迫田ビル3階(送達場所)
申立債権者代理人弁護士
電
債務者
第三債務者
〒
水
秀
郎
話
0996-27-4321
ファクシミリ
0996-27-4332
-
株式会社
清
鹿児島県薩摩川内
川
内
太
郎
社
長
一
郎
北薩給料
代表者代表取締役
-4-
請 求
金
債
権
目
録
万円
但し、債権者が債務者に対して有する離婚に伴う財産分与請求権
-5-
仮
金
差
押
債
権
目
録
万円
但し、債務者(株式会社北薩給料勤務)が第三債務者から支払いを受けるべき退
職金から所得税、住民税を控除した残額の4分の1のうち頭書金額に満つるまで。
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