事業名 行政栄養士の基本指 針における位置づけ *該当区分に〇印 「EATde(いいとで)健康メニュー」開発支援事業 (3)生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底のための施策の推進 (4)社会生活を自律的に営むために必要な機能の維持及び向上のための施策の推進 ○ (5)食を通じた社会環境の整備の促進 指標と目標値 第1期(平成25年度)として、糖尿病等に対応した健康メニュー(1食600キロカロリー未満、食塩相 当量3g未満、栄養バランスのとれたメニュー)を市内飲食店10店舗で提供できるようメニュー開発の 支援を行う。 現状と課題 本市は、特定健診受診者における糖尿病有病者並びに予備群の割合が高く、人口10万人あたりの糖尿病 死亡率も国・県より高い状況にある。また、国保医療費も高く、生活習慣病とりわけ糖尿病の重症化予 防が課題となっている。また、本市健康増進計画の中間評価においても外食や総菜等を利用する人の割 合が増えてきていることから、ヘルシーメニューを選択できる環境整備を進めてていく必要がある。 ・外食をよく利用する人の割合36.9%(平成23年度生活習慣実態調査) ・市販のお弁当やお惣菜をよく利用する人の割合45.3%(平成23年度生活習慣実態調査) 事業の目的 市内の飲食店において、糖尿病患者や予備群の方々、肥満が気になる方々等が安心して外食を楽しめる とともに、広く一般市民に対しても健康増進が期待できる外食メニューを提供できるよう支援する。 対 象 いちき串木野市内の飲食店、弁当店、惣菜店 連携機関 いちき串木野市医師会、飲食店組合、鹿児島県栄養士会、鹿児島県(伊集院保健所) 実施時期 平成25年11月~現在 事業内容 ①飲食店への事業説明会の開催 ②飲食店からメニューの応募 ③管理栄養士による栄養計算と修正点の提示、アドバイス ④認定審査会による認定 ⑤飲食店におけるオリジナルメニューの提供 ⑥広報紙やホームページへ掲載、ガイドブック等の作成 ※資料添付 : 有 ・ 無 評価 ①説明会への参加者数(飲食店9店舗13名・医療機関栄養士等10名) ②飲食店からのメニュー応募数:15店、メニュー数:21(平成26年9月末現在) プロセス評価 ③医療機関に勤務する管理栄養士と行政(県・市)の管理栄養士の4名で、飲食店等から提出された メニューの栄養計算を実施し、基準に該当するようアドバイス等の支援を行った。 ④認定審査会の開催2回(委員9名) 結果評価 ・15店舗21メニューのヘルシーメニューが提供された(平成26年9月末現在) ・喫食者アンケート結果(平成26年5月~7月実施)から、95.3%の方が「満足、どちらかといえば 満足」と回答している。 ・県内医療機関等配布用ガイドブック5,000部、市内全戸配布用リーフレット13,000部を作成した。 課 題 ・平成26年9月から第2期のメニューが提供されているが、今後、第3期の募集を行うこととして おり、さらに、店舗数が増えるように継続して支援していく必要がある。 ・協力飲食店の意識の変化などについてアンケートをとる予定であるが、継続して提供されるように 意見交換会や勉強会等を実施していく必要がある。 その他 ・飲食店の方々へも生活習慣病予防や減塩、野菜摂取などについて啓発することができた。 工夫した点 キーワード: 市医師会(糖尿病療養指導医)の支援協力が得られた。また、飲食店が取り組みやすいよう店主の意向 を聞いて、ご当地グルメなど現在提供されているメニューの改善などの支援をした。行政においても 「食のまち推進課」と「健康増進課」が協働することで、地域振興と健康増進をつなぎ、より幅広く効 果的な取組ができた。また、県保健所と市町村が連携することで、お互いの事業の促進につながった。 地産地消、産・医・官の連携 実施主体 鹿児島県いちき串木野市 所在地 鹿児島県いちき串木野市昭和通133番地1 電話番号 0996-33-3450 FAX番号 0996-33-3452 山神 由美子 E-mail [email protected] 担当者
© Copyright 2024 ExpyDoc