収入印紙 人身保護請求書 2000 円 平成 鹿児島地方裁判所 年 日 御中 請求者代理人弁護士 〒 月 - 水 秀 花 子 郎 鹿児島県薩摩川内市 請 〒895-0026 清 求 者 川 内 鹿児島県薩摩川内市東向田町2-33 下迫田ビル3階(送達場所) 請求者代理人弁護士 電 〒 - - 秀 郎 0996-27-4321 ファクシミリ 0996-27-4332 鹿児島県薩摩川内市 束 者 川 内 太 郎 川 内 美 子 鹿児島県薩摩川内市 被拘束者 第1 水 話 拘 〒 清 請求の趣旨 1 拘束者は被拘束者を釈放し、請求者に引き渡す。 2 手続費用は拘束者の負担とする。 -1- 第2 請求の原因 1 当事者 2 拘束者による被拘束者の拘束およびその顕著な違法性 請求者の下での安定した監護養育状況 被拘束者の生活状況(別居時から平成 年 月 日まで) 請求者の経済状況 拘束者による被拘束者の拘束 拘束状況 鹿児島家庭裁判所川内支部の決定と拘束者の対応 請求者は、平成 年 月 監護者指定の審判申立て(平成 -2- 日、鹿児島家庭裁判所川内支部に対し 年(家)第 号)および審判前の保 全処分申立て(平成 これに対し、平成 年(家ロ保)第 年 月 号)をした。 日、鹿児島家庭裁判所川内支部は、 「相手方(拘束者)は、申立人(請求者)に対し、未成年者(被拘束者) を仮に引き渡せ。」との審判を出した(甲第 号証)。 しかし、拘束者は被拘束者を請求者へ引渡そうとしなかったため、請求 者は履行勧告の申立てをするなどしたが、拘束者は被拘束者の引渡しを拒 み続けた。 やむを得ず、請求者は、鹿児島家庭裁判所川内支部に間接強制を申立て (平成 年(家ロ)第 決定を得た(甲第 号)、平成 年 月 号証)。そして、同決定書は同 日、間接強制の 月 日に拘束 者へ送達された。 しかし、拘束者は、一向に被拘束者の引渡しに応じない。 このように、拘束者による被拘束者の拘束が顕著な違法性(人身保護法 2条1項、人身保護規則4条)を有することは明らかである。 まとめ 請求者が拘束者に対し、人身保護法に基づき、共同親権に服する幼児の引 渡しを請求した場合において、拘束者による幼児に対する監護・拘束が権限 なしになされていることが顕著である(人身保護規則4条)ということがで きる一例として、拘束者に対し、家事審判規則52条の2に基づく幼児引渡 しを命ずる仮処分が出され、その親権行使が実質上制限されているのに拘束 者が仮処分に従わない場合がこれにあたると解されている(最高裁平成6年4 月26日判決、民集48巻3号992頁)ところ、本件では、他の方法によって は、相当の期間内に救済の目的が達せられないことが明白である(人身保護 規則4条但書)。 3 被拘束者の保護の必要性 拘束者が被拘束者を請求者から引き離した行為は、それまでの請求者と被拘 -3- 束者との親密平穏な母子関係を事実上断絶させるという重大な結果をもたらす 行為であり、これにより被拘束者に少なからぬ精神的動揺を与えたことは十分 に推認できるところである。 しかも、拘束者は、被拘束者を請求者から引き離した以後、それ以前に請求 者が拘束者に認めていた程度の面接交渉も認めておらず、請求者と被拘束者と の親密な母子関係の維持が危うくなっている状況にあることも考慮すれば、被 拘束者を請求者の下に戻して保護する必要性が強いというべきである。 4 請求者の下での監護養育に支障や不安は全くないこと 被拘束者は現在 歳とまだ幼少の年齢であり、出生以来、主に実母である 請求者によって監護養育されてきたものであって、本件別居により請求者の実 家に移ったが、被拘束者が請求者から引き離されるまでの請求者側における被 拘束者に対する監護養育状況に支障や不安は全くなかったものであるから、請 求者の下での監護養育に支障や不安は全くないといえる。 5 よって、請求者は、人身保護法2条及び人身保護規則4条に基づき、被拘束 者の救済のため本件請求に及んだ次第である。 疎 明 甲第1号証 戸籍謄本 甲第2号証 住民票の写し 甲第3号証 事件終了証明書 甲第4号証 審判書謄本 甲第5号証 間接強制決定書正本 甲第6号証 陳述書 方 添 付 書 -4- 法 類 1 甲号証の写し 2 訴訟委任状 各1通 1通 以 -5- 上
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