8月15日までは 見直し摘果強化期間

平 成 28 年 7 月
JA つ が る 弘 前
岩木地区営農係
肥大状況は 6 月の日照時間が平年よりも少なかった事から、停滞気味になったものの、6 月下旬からの好天が続いたため、現
在では、平年値を上回っています。また黒星病の被害がある葉・果実・ツルは摘み取り適正に処分しましょう(二次感染を防ぐ
ため)
。
薬剤散布は、散布間隔を守りましょう。今後は、早生種の収穫時期に近づきますので、農薬使用基準に気をつけて散布しまし
ょう。またダニの発生に応じて、散布遅れにならないよう注意しましょう。
☆肥大状況
地域
五代
百沢
東目屋
西目屋
7 月 11 日現在 (単位:㎜)
8月15日までは
見直し摘果強化期間
つがる
ジョナ
王林
ふじ
本年 昨年 平年 本年 昨年 平年 本年 昨年 平年 本年 昨年 平年
57
55
54
54
63
58
55
53
54
61
53
51
53
63
57
52
52
54
53
52
47
52
54
49
51
48
46
46
47
調査樹なし
54
47
49
44
全体的に成らせ過ぎの傾向となって
いますので、品質向上や来年の花芽形成
ために適正着果となるよう見直し摘果
を行いましょう。
48
平年はりんご研究所(黒石市)の数値です。
◆支柱入れ
☆薬剤散布
散布時期
反当散布量
7月末
500 ㍑
8月半ば
500 ㍑
 果実が大きくなるにつれて枝がさがり、重なり合ってくるので日差しの強い日には、日焼けが発生しないよ
うに注意しながら支柱入れを行いましょう。
 葉とらずりんごは通常栽培より光が必要なことから、支柱入れや枝吊りをこまめに行いまし
ょう。
薬剤名
及び混合順序
対象病害虫
斑点落葉病
すす斑病・すす点病
褐班病・黒星病
腐らん病・炭そ病
ハダニ類
ギンモン・ギンモン
モモシンクイガ
クワコナカイガラムシ
斑点落葉病
炭そ病
すす斑病・すす点病
黒星病・褐班病
ハダニ類・ギンモン
モモシンクイガ
シャクトリムシ類
倍
数
1000 ㍑
当たり
薬剤名
及び混合順序
倍
数
1000 ㍑
当たり
ボルドー体系
フリント
ダーズバン
2000 500ml×1 オキシンドー 1200 835g×1
3000 167g×2 ダーズバン 3000 167g×2
ダーズバンの年間使用回数は2回までとなっていますので、注意しましょう
防除上の注意
● クワコナカイガラムシ対策として春
先にバンド巻きを実施した園地では
バンドをはずしましょう。また、7 月
下旬から 8 月上旬に胴木洗いを行い
ましょう。
●早生種の収穫日に留意して殺菌・殺虫
バリアード 4000 250g×1 バリアード 4000 250g×1
剤を選択しましょう。
コロマイト 1000 500ml×2 スターマイト 2000 250ml×2 ※アリエッティCは最後に調合しまし
アリエッティC 800 1.25 ㎏×1 アリエッティC 800 1.25 ㎏×1 ょう。
(収穫 14 日前)
(収穫 14 日前)
ダニ剤は発生に応じて加用し
散布遅れにならないよう注意
しましょう。
7月は炭そ病・褐斑病・斑点落葉病の重要な防除時期となりますので、
十分な散布量で適期散布を心がけましょう。
なお、散布予定日に降雨が予想される場合は、事前散布に徹しましょう。
8月下旬には早生種の収穫となりますので、収穫前日数に気をつけて適期防除を行いましょう
◆殺ダニ剤の適用表
薬剤名
倍数
ダニサラバとスターマイトは抵抗性の恐れがあるため、どちらか年 1 回の使用にしましょう。
収穫前 リンゴ
日 数 ハダニ
ナ ミ
ハダニ
スターマイト 2000
前日
○
○
コロマイト 1000
オマイト
750
ダニサラバ 1000
ダニゲッター 2000
前日
3日
前日
前日
○
○
○
○
○
○
○
○
サビ
ダニ
○
○
使用
回数
1000 ㍑
当たり
1
250ml×2
速効性
1
1
2
1
500ml×2
1.34kg×1
500ml×2
250ml×2
速効性・ボルドー混用では散布直前に混用する
7 月末までの使用は避ける。高温時の散布は避ける
遅効性
遅効性
備考
つがるやきおうの落下防止剤(ストッポール)の散布については、8月上旬にセミナーなどで、詳しくお知らせいたします。
・早 生 種 の「つがる」「きおう」などは 28 年 産 青 森 りんごの最 初 の販 売 です。
・消 費 者 に喜 ばれる「おいしいりんご」を生 産 しましょう