第2回ミニッツレポートまとめ

学術俯瞰講義 物質 第 2 回 2015.4.14 村山斉先生 ミニッツレポートまとめ
● 感想
・非常にわかりやすく興味深い講義だったし、いつか自分も研究に参加したいと思った。
・高校物理で習ったことが、宇宙の様々な事柄、発見につながっていることに感動した。
・宇宙の真の姿を追求する研究の一端を知ることができた。暗黒物質の謎に興味を持った。
・宇宙が膨張していることや、未だ観測できない宇宙マップについては興味深いと思った。
・赤色遷移からのビッグバンの流れに感動した。ビッグバンの残り火が今でも観測できる
というのに神秘的なものを感じた。
・新たな発見のためには、より精度の高い観測装置も重要だということが分かった。
・宇宙の話は、普段の生活感覚と異なり、ある意味気持ち悪い感じがする。
・133 億光年の銀河や 136 億光年先など、宇宙はスケールが大きすぎて想像がつかない。
・超新星が物質を吹き出す様子を実際に観測できるということに驚いた。生きているうち
に、観測できるような超新星爆発が起こっていてほしいと思った。
・暗黒物質は、適当に説明するだけのものだと思っていたが、役割が明確なことを知った。
・Fe よりも重い原子が作れないなどの未解決問題は興味深く、これからが楽しみだ。
・ニュートリノという謎の物質を観測するというのが面白いと思った。
・
「宇宙が膨張している」という話自体は聞いたことがありましたが、空間自体が引き伸ば
されているとは知りませんでした。
● 質問
・中心に質量があるのに、どうして球状の星とちがって銀河は偏平なのですか?
・どうやって銀河系の厚さや、中心から太陽系までの距離などを測定できたのですか?
・宇宙の冷却速度は、どのように計算されたのでしょうか?
・空間が広がるというのは、新たな空間が生まれるということなのか?
・宇宙は膨張しているとおっしゃいましたが、膨張の中心はどこにあるのでしょうか?
・天の川銀河の腕のような構造は、どのようにして作られたのですか?
・毎秒 220km で太陽系が公転しているというのは、どのように計測したのか?
・銀河を形づくる程の力を持つ暗黒物質が、太陽と地球の間の運動に影響を与えないのは
なぜか。
・ドップラー効果を用いて後退速度を求めるためには、もともとその星の出す光の波長を
知らないといけないと思うのですが、それはどのようにして知るのですか?
・ヒッグス粒子は重力のもとであるようなことを聞いたのですが、暗黒物質にもヒッグス
粒子は含まれているのでしょうか?
・暗黒物質は地球にもあるのでしょうか? 宇宙空間に均一に存在するわけではないのか?
・宇宙が広がったり(歪んだり?)している中で、はやぶさなどの衛星はどのように自分の位
置を測定しているのか。
・スーパーカミオカンデのときに出ていた太陽の中の写真は、どのようにして写されたも
のですか?
・研究所の人は毎日どのような生活をしているのでしょうか?1 日中研究しているのですか?
● 意見等
・ブラックホールとは何なのか、説明を聞きたいです。
・無→有にかけて、何が一番最初に存在し始めたのか調べていただきたいなと思う。
・ビッグバンの本体が見えるとはどういうことなのか、分からなかった。
・質量がエネルギーと等価なものだということがピンと来なかった。
・ビッグバンの前や、仮に宇宙に終わりがあったとして、宇宙が終わったあとはどうなっ
ているのか気になる。
・原子が他の原子の衝突によって星の中心で生成されたなら、その環境を再現すれば、昔
はやった錬金も不可能ではないのでは?
・ビッグクランチが起こるとしても、原子量の大きいものができた後では、ビッグバンの
時点のように小さいところまで戻れないのではないか。
・聞いたことのある話が多かった。もうちょっと進んだ話が聞きたい。
・宇宙や元素の起源は、知的好奇心をそそられるが、社会的実用性に欠けていそうで、昨
今の政府の方針から予算が減りそうな不安があります。