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第14回船橋市入札監視委員会議事概要
1.日
時
平成23年1月21日(金)
2.場
所
船橋市役所
3.出席者
本庁舎6階
午後2時00分~午後4時30分
入札室
〈委員〉
片岡寛委員・小泉俊雄委員・宮澤潤委員(全員出席)
〈事務局〉
山﨑財政部長・豊田契約課長
ほか契約課職員3名
石毛都市計画部長・長岡下水道部長・山岡建築部長・柴田技術管
理課長・宇賀下水道計画課長・原河川整備課長・大滝建築課長・
酒井下水道計画課長補佐・國分建築課長補佐ほか工事担当課職員6
名
4.概
要
議題1
入札及び契約手続の運用状況等の報告について
事務局より平成22年4月1日から平成22年9月30日までの間の入札及び契約手続の
運用状況等について報告を行った。
議題2
抽出事案の説明について
ダイレクト型一般競争入札220件・随意契約23件の合計243件の工事の中から抽出
された、ダイレクト型一般競争入札4件・随意契約1件の合計5件の工事について、今回の
抽出委員より抽出理由の説明を行った。
議題3
抽出事案の審議について
抽出された5件の工事について、審議を行った。
ダイレクト型一般競争入札(総合評価型)
1
(仮称)木戸川2号橋架替工事
2
北習志野駅前広場ペデストリアンデッキ(A区間)整備工事
【主な質問・意見等】
○ (仮称)木戸川2号橋架替工事について、金額的規模もそれほど大きいわけではなく、
工事内容としても技術的に難易度が高いというわけではないのに、総合評価型で実施し
たのはなぜか。
総合評価型を21年度から試行導入している中で、どういった工事が総合評価型
にふさわしいかということを検討している段階であり、昨年度実施した管渠布設工
事とは異なる工事内容である橋梁の架け替え工事を対象とした。また、当該工事場
所においては地盤、土質に対する対策を講じる必要があり、その対策について総合
評価型で行うことでより深く検討していただきたいと考えた。
○
(仮称)木戸川2号橋架替工事について、1回目の公告では入札者がなかったのはな
ぜか。
国や県の工事の発注が多い時期であったということと、1回目の公告の中で示し
た総合評定値1400点以上という条件に該当する大手の業者からすると、総合評
価の提案をしてでも参加したいと思うような、もっとうまみのある国や県の工事の
方に参加したかったということであると考えている。
○
北習志野駅前広場ペデストリアンデッキ(A区間)整備工事について、1者しか応札
がなかったのはなぜか。
国や県の発注が多い時期であったこと、工事内容から桁を作成・施工する専門会
社が有利になるため価格でも提案でも負けてしまうのではないかと考えたことなど
が挙げられる。また、工事場所は北習志野駅の商店街であり、施工管理に不測の経
費がかかる恐れがあると考えたのではないかと思う。
○
これまで総合評価型で行った入札の結果を受けて、今後何か改善策として考えている
ことはあるか。
評価値に占める技術力を評価する割合を高めていくことや評価項目の内容などに
ついて、検討していこうと考えている。
○
総合評価型にふさわしい事案を対象とすること、技術力が正当に評価される仕組みに
することを検討していただき、良い事例を積み上げていってほしいと考える。
ダイレクト型一般競争入札
3
船橋市立西海神小学校校舎改築電気設備工事
【主な質問・意見等】
○
本事案においてJVを組む目的は何か。
非常に大規模な電気設備工事のため、一度に多数の電気の作業員や技術者が必要
となることが想定され、1者で発注した場合には請負った業者さんによってはそこ
まで手配できないのではないかということが懸念されたためである。
○
市内業者同士のJVとなったのはなぜか。
代表者の資格として、千葉県内に本店又は支店等がある者で総合評定値が850
点以上としたことから、市内業者の中でも上位7者については代表者として参加で
きたためである。
○
前述の理由でJVとしたのなら、市内業者同士でJVを組んでしまうと、目的が達せ
られない恐れもあるのではないか。代表者については市外の県内業者という条件にすれ
ばよかったのではないか。
当初は、市外の業者も応募するだろうと考えていた。工事内容としては難易度が
高いわけではなかったため、代表者には県内ということと850点以上ということ
を設定した。今後、条件の付け方について関係部署とも協議のうえ、考えていきた
いと思う。
随意契約
4
船橋市立飯山満小学校給食室改修工事
【主な質問・意見等】
○
当初、一般競争入札で公告した時に1者も応札がなかったのはなぜか。
工事の内容として解体から仕上げまで色々な職種が含まれ、金額の割に経費がか
かることと、同時期に耐震補強工事を多数発注していたことが理由として考えられ
る。
○
1回目に一般競争入札で応札者がなく、時間がないために随意契約となったものだが、
当初の一般競争の公告をもっと早くできなかったのか。または、可能であれば翌年度に
まわすということも考えられたのではないか。
耐震補強工事が多数ありそちらも早急に発注する必要があった。また、公告を早
く出しても、本事案は騒音もあるし解体でほこりも出るため、夏休み期間中に施工
する必要がある。関係部署の事業計画において完成後の予定も組まれているため、
翌年度にまわすことも難しかった。
○
夏休みにしか施工できないということが決まっているなら、一般競争入札で応札がな
かった時に再度一般競争入札を行えるような時期に発注すること、一般競争で応札され
るような条件を考えることが必要ではないか。
発注時期を早くすること、一般競争入札において資格とする格付を広げることを
含めて研究していきたいと思う。
ダイレクト型一般競争入札
5
西浦下水処理場合流沈砂池電気設備更新工事
【主な質問・意見等】
○
落札した3JVとも低入札調査価格基準価格を下回る金額で入札しているが、設計金
額は適正だったのか、もしくは設計を組むための見積もり金額に差があったのか。
設計にあたっては国や県の単価を使うが、単価の設定がないものについては見積
もりをとることになる。見積もりは3者以上の業者からとって、最低価格を採用し
ているので、そこに差があったということではないと考える。応札した3JVの代
表者は3者とも西浦下水処理場の実績を持っており、それぞれが本事案については
落札したいという強い意志があったと聞いているので、競争性が高かったと判断し
ている。
○
落札したJVの入札金額がかなり低いのはなぜか。
代表者は西浦下水処理場の実績を持っているため、今回応札するために必要なデ
ータを持っていたこと、また機器の製品価格を削減できたことを業者から説明とし
て受けている。また、会社として船橋市の処理場施設を実績として残したいという
判断があったと聞いている。
○
設計金額と応札金額に大きく差があることについてはどう考えるか。
見積もりの段階でさらに追加見積もりをとることや、製造業者の見積もりをとる
ことなど、色々と研究し工夫をしていこうと話し合っている。
○
応札金額がここまで低いと、一緒にJVを組んでいる市内業者にも影響が出てしまう
場合があるのではないか。
低入札価格審査委員会でも、JVの構成員や下請業者への影響が懸念されたので
論議をし、そういうことにはならないという話を聞いたうえで、最終的に落札者と
して決定をした。
○
このように非常に低価格での落札となったときには、低価格でできるということの合
理的な理由があるか確認すること、施工の各段階で品質確保のためにきちんとチェック
をすること、という2点が重要であると考える。
議題4
その他
第15回船橋市入札監視委員会の開催予定は平成23年5月とする。