平成27年度 3年 薬物乱用防止号 高岡市立国吉中学校 10月27日(火)に3年生を対象に、薬物乱用教室を開催しました。高岡警察署生活安全課の伊藤 民江 さんに、薬物乱用による心身の機能への影響や薬物乱用の実態及び危険性について、詳しく教えていただきま した。また、キャラバンカーの中では、薬物の標本を見たり、薬物を誘われた時の断り方を学習したりしまし た。生徒の感想も含めて、その時の内容もお知らせします。 ・1回だけなら大丈夫だよ。すぐやめれるよ。 ・ 頭がすっきりしますよ。 ・ みんなやってるよ。 薬物乱用は法律で厳し く禁止されています。 なぜ薬物乱用はいけないのか? ① 薬物乱用を始めると「依存」が起きて、やめら れなくなる。 ② 脳がおかされて、心も身体もメチャクチャにな る。 ③ 薬物を乱用する個人の問題だけにとどまらず、 社会の安全をも脅かす。 ④ 家族や友人を失う。 薬物乱用とは、社会のルールからはずれた方法や目的で薬物を使うことをいいます。覚せい剤などの違法 薬物は、たった1回だけでも乱用となり、同時に犯罪となります。また医薬品は病気や傷の治療に使うもの ですが、こうした本来の目的以外に医薬品を使用するのも乱用です。 講話後の調査で、 「もし、薬物をすすめられたらどうしますか」という質問に対し「断る」と返答した生徒が ほとんどでした。薬物乱用の誘いは、先輩や友達といった身近な人からの 誘いや、最近では、インターネットの気軽さを利用した手口が増えている ことを知りました。 薬物乱用を防止するためには、強い意志で「はっきり断ること」が大切 であることを学びました。 キャラバンカーの中で、薬物乱用による心身の害について説明を 受ける生徒達。脳や身体がおかされる様子について詳しく教えてい ただきました。 依存性 耐性 ・ 何度でも繰り返して使いたくなり、繰り返し使う うちに心も体も薬物のとりこになってしまう。 ・ 薬物を繰り返し使用することによって効 果が弱くなり、それまでの量では効き方 が薄れている。 一回だけと思って始めた人も、薬物の依存性と耐性によっ て使用する量や回数がどんどん増えていき、どうしようもな い悪循環に陥ります。こうして、自分の意志では薬物使用の コントロールがきかなくなった状態を薬物依存といいます。 ◆ 今日の授業で薬物は一度やり始めると、やめられないことを知りました。一度だけならと始め、そのうちにも っと欲しい気持ちになりやめられなくなることが分かりました。このような薬物が自分の近くにあると考えた らとても危険だと思いました。もし知らない人に薬物を勧められたら、今回学んだことを思い出してきっぱり と断りたいです。 ◆ DVDの「ドラッグの悲劇」を見て、ドラッグの恐ろしさを改めて感じました。一番印象に残っていることは、 薬物乱用をして、登校できなくなり、薬物欲しさに犯罪を犯してしまうことです。自分達が平和に安全に暮ら している中で、突然そのようなことが起こるのは恐ろしいことです。少しの時間の快楽を求めたばかりに、そ の代償を一生背負い続けることのないように強い心を持ち続けたいです。 ◆ 薬物乱用の危険性は身近にあり、自分に関係がないとは思わないこと、誘われても「ダメ。ゼッタイ」と断る 勇気を持つことが大切だと思いました。 ◆ 薬物を一人でも乱用していると、負の連鎖が広がり、やがて国の存続にも関わることを知りました。キャラバ ンカーの中で見た薬物の標本の中では、見た目には薬物だと判断ができないものもありました。薬物のどのよ うな点が危険なのかについても学習することができました。これからの人生の中で、薬物を誘われることがあ ったらきっぱりと断ろうと思いました。 ◆ 薬物乱用によって幻覚や幻聴、妄想などの現象が起こると知り、薬物はとても怖い ものだと改めて感じました。薬物乱用を始めると、薬物依存症になりやめられなく くなります。1回の使用で後悔しても遅いということを実感しました。 ◆ 薬物乱用以外でも、薬物の売買は犯罪となります。薬物を勧められた時はすぐに断れるよう安全な対応ができ るようにしていきたいです。薬物は自分の人生を壊してしまうとても怖いものだからです。自分の人生を自分 で守れるようにしていきたいです。
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