募集結果掲載様式 案件名 葛城市における都市計画道路の見直し(案) 案件及び関連資料 「葛城市における都市計画道路の見直し(案) 」 意見募集期間 平成27年8月3日(月)~平成27年8月17日(月)まで 意見をいただいた人数 2人 ※ 受付した意見等の件数 3件 いただきましたご意見等に対する葛城市の考え方は以下のとおりです。 意見等 意見等に関する考え方 1. 大字當麻の市街化区域の中で道路が異常に狭い ご意見については、都市計画道路以外の市道に 下記の区域があります。「新池の北側を東西に通る道 対するご意見ですが、考え方は以下のとおりです。 路」で、道路幅が2m前後の狭い道路が続いています。 葛城市では集落地などにおいて十分な道路体系 その道路の周辺は、市街化区域とは「名ばかり」で、 の整っていないエリアを中心に、整備効果や地域 農地が広がる田園地帯です。 の実情などを踏まえた上で、順次、生活道路の整 例年春になるとトラックターが行き交い、秋になる 備を推進しております。 とコンバインや軽トラックが行き交いますが、それ以 また、新たに開発事業が行われる場合には道路 外の時期は犬の散歩の人々が行き交うのみで、時々乗 後退をお願いしており、狭あい道路の解消に努め 用車が紛れ込んで通る程度です。その紛れ込んだ車 ているところです。 も、あまりの狭さに通行に四苦八苦の状態で、稀に脱 道路整備については、頂きましたご意見につい 輪する車もある状態です。 ても参考にさせていただき、誰もが安心・安全に 現状では、市街化区域内の本来の道路のイメージと 移動できる道路網の整備を進めてまいります。 は、かけ離れた光景になっています。 一方、不思議なことに、近くの古池は北側も南側も、 10年ほど前に道路幅が4mに拡張されており、その 結果道路の両側には多くの住宅が建設されています。 そんな状況にも関わらず、市街化区域ということで 固定資産税は目をむくほど徴収されています。 10年前の合併で市に昇格した為に、その地域の農地 所有者は宅地並み課税で大増税になってます。 勿論10年前に、一部の所有者は生産緑地の登録をし ておられ、農地並み課税の人もおられます。 先日、機会があり、あるデベロッパーの方と話した のですが、市街化区域であるにも関わらず、道路幅が 2mでは、宅地造成もできないので、土地の売買はか なり難しいとのことでした。 この状況を放置しておくと、市街化区域であるにも 関わらず、農地のままで宅地並み課税が続き、その地 域の土地所有者は、高額の宅地並みの固定資産税を徴 収され続けることになります。 本来、市街化区域に指定されたのは、その地区で住 宅の建設を推進したいからだと推測します。 そこで、今回の都市計画道路の策定にあたり、この 道路の幅を拡張していただくことをお願いします。 道路幅の拡張が出来た折には、その地域は名実共に 「市街化区域」になり、土地の売買も活性化し、その 結果として、その地域に多くの住宅が建設されること になると予想されます。 意見等 2. 必要性検証について 「歩行者等の交通機能⑪歩行者・自転車の安全 で快適な通行環境の確保に資するか?」について 要望させていただきます。 本年6月1日の道路交通法の改正で自転車は、 車道を通行するようになっております。ほとんど の路線で×の判断をされておりますが自転車が車 道を通行しなければならない状況です。今後新設 (改良)される道路では自転車、歩行者の通行量 を問わず自転車の専用レーンの新設は必要ではな いでしょうか? 一部路線では、通学路、サイクリングロードに 位置づけられております。その点からいっても自 転車の専用レーンの新設を要望します。 3. 新庄南北線の計画の見直しについて 新庄南北線の検討区間④-3について線引の変 更を要望します。 都市計画道路新庄南北線の検討区間④-3の区 間について計画道路線引では現道を東側に拡幅す る計画ですが西側(三才池側)に拡幅する案であ れば新庄南北線の建築制限の建築数全体の棟数2 1棟のうち6棟が制限を受けなくなります。計画 路線の約30%です。 検討区間④-4が廃止区間と提案されている現 状で当初計画時に線引された東側拡幅の意味がな さなくなり西側拡幅の方が現実的であると判断し ます。西側拡幅の方が早期に完成できると判断し ます。 早期の完成は社会的資本の喪失の減少および住 民の理解が得られると考え線引きの変更を要望し ます。 意見等に関する考え方 葛城市では少子・高齢社会の進行を見据え、誰 もが安心・安全に移動できる道路網の整備を進め ております。特に市街地内では歩道等を整備し、 安全で快適な歩行空間の確保を目指しておりま す。 今回の見直しにあたり、交通量調査を実施した 結果、歩行者・自転車の通行量は 500 人(台)/日 以下と、現道で概ねの機能を確保できると判断し ておりますが、一方で道路交通法が平成27年6 月に改正されたことを受け、今後は自転車の安全 性に寄与する道路網の整備を進めて行き、安全で 快適な自転車空間の確保にも努めてまいります。 この度策定しました「都市計画道路の見直し案」 は、長期未着手の都市計画道路を対象に「存続」 「廃 止」の方針を定めたものです。ご意見を頂きまし た新庄南北線(検討区間④-3)は、「存続」する 方針で考えており、今後、事業化に向け検討を進 めてまいります。 事業化に向けては、頂いたご意見についても参 考にさせていただき、より整備効果の高い都市計 画道路の線形、幅員について検討を進めてまいり ます。
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