端として主と してを中心に実験をおこない, いささ

CHEMOTHERAPY
VOL.1NO.1
もの で あ ろ うと推i測した。今 回はAMの
作 用機 序 の 一
端 と して主 と して核 酸 を 中 心 に笑 験 を お こ ない,い
ささ
2)DNAはAM添
な お,酸 可 溝 性 部分 に つ い て 実 験 中 で あ り,引 き続 ぎ
通 ブ イ ヨ ン(pH6・8)
AM(Lederlepa):0.1及
び1.07/ccの
生理的食塩
同 位 元 素 を 用 い て 笑験 を お こな う予 定 で あ る。
水溶液
0時 間(誘 導 期)4時
び1.0γ 小cc添 加,37。C24時
培 養 し,そ の聞30分,1時
4時 聞,6時
聞,8時
間,1時
聞,10時
聞30分,2時
聞,12時
聞及 び24時
2)核 酸:SCHNEIDER氏
笑
験
法 で袖 出 し 塩 酸 オ ル シ ン
綾
導 期,対
数期並に定常期
作 用 させ た場 合 に はい ず カ も生 菌 数 は 抑 制 さ
?'iる傾 向 を認 め 特 に誘 導 期 に 高 濃 度,即 ち1・0γ/cc作
用 さ せ た場 合 に顕 著 であ る。
2)RNAに
及 ぼす 影 響:対
に 先 立 ちRNAは
し爾 後24時
照 に 於 いて は 生 菌 数 増加
急 激 に 増加 し、 約2時
間後 に 旧に 復
聞迄 は 核酸 量 に著 明 な変 化 が 認 め らホ 難 い。
誘 導 期 にAMを
作 用 させ た 場 合 に は低 濃 度,高
ず れ の場 合 に も最 初 の2時 間 ま で はRNAは
数 期 並 に 定 常 期 に は い ず ホ もAM作
濃度い
減 少 し,対
用後2間
時 ∼4時
間 ま では 減 少 す るが爾 後 は増 加 後 旧に 復 す る。以 上 の と
お り,RNAに
はRNAの
及 ぼ す 影 響:対
場 合 と殆 ん ど同一 傾 向を 示 し,AM添
に於 い て も大 略RNAの
期,定
消長
加例
場 合 と同 一 傾 向 で あ るが,射 数
常期 添 加例 で は そ の度 は 小 で あ り,誘
導期0.1
γ/cc適 用例 で は か えつ てre-hNが認 め らカた。
4)総
燐 に及 ぼ す 影 響;対
照 はRNA及
消 畏 と殆 ん ど同一 傾 向 を 示 す が,4時
びDNAの
間AV24時
間の問に
加 例 で はRNAの
合 と同 様 な傾 向 が み らi'iるが,4時
聞 ∼24時 聞 の 間 の 消
場
長 は 増 加或 は 減 少 す る。
結
(3)サ
ル フ ア ダ イ ア ジ ン とサ ル フア メ ラ ジ ンの 吸収
ノ
曲線 に於 い て,前 者 で は260,237,267mμ
に極 大 吸収
が 認 め られ る のに 対 して,後 者 で は267mμ
の吸 収 が 消
失 す る。即 ち,1つ
の水 素 の メチ ール 化 は この吸 収 を 消
失 させ る。
(4)イ
ル ガ フ エ ンに 於 い て は 吸 光 係数 はH+イ
オン
の 増 加 に頑 強 に抵 抗 し,し か も そ の大 き さが こカ まで の
も のが10-sオ
・-ti一で あつ た のに 比 して10'-1オ ー ダ
ーで,そ の ア ミノ基 に は非 常 に 顕 著 に 共 鳴 樗 造 が 発 達 し
て い る こ とを示 す。
ン トリシ ンに於 い て は吸 光 係 数 が+イ オ ン の
(8)ア
低 下 す る。
リス トア ミ ドで はpH5・1に
の極 大吸 収 がH+イ
が,260mμ
於 け る283mμ
オ ン の減 少,増 加 に よつ て 消失 す る
のサ ル フ ア剤i共通 の ア ミノ基 に よ る鰍
吸.
収 はpHめ
如 何 に拘 らず ほ ぼ 同 じ値 を しめ し,本 剤 が ど
ん なpHの
溶媒 に於 い て もそ の 共 鳴構 造 が 影 響 を 受 け な
/
い こ とを 示 して い る。
は相 当 な増 減 が 認 め ら巾,AM添
1)RNA及
変 じて も 吸 光 係 数 の減 少率 は筐 か で
あ る。
減 少 に よつ て約1/4に
照 に於 け るDNAの
附 近 に そ のア ミノ基
ル フ ア チ ア ゾール,マ ル フア ニ ・
・
…ル に於 い て
(5)ガ
明 らか な 変 化 の認 め らカ る時 期 にAM
の及 ぼ す 影 響 は 大 で あ る。
3)DNAに
サル フ ア剤 と も260mμ
そ の溶媒 のpHを
1)生 菌 数 に 及 ぼ す 影 響:誘
にAMを
(1)各
に よ る もの と思 わ 承 る極 大 吸 収 が共 通 に 見 ら巾 る。
(2)サ
レン氏 法 に よ り比 色 定 量 した。
成
種 を選 び,ADAMHILGERのSpekkerphotometer
吸 光 係数 の増 減 を実 測 した。
天平 板 法
反 応 及 び ヂ フエ ニ ール ア ミン反応 に よ り比 色 定 量 した。
3)総 燐:ア
赤 色 プ ロ ン トジ ール に始 り最 近 のサ ル フ ア剤 で あ るガ
ン ト リシ ン,ア リス トア ミ ドに 至 る各 種 サ ル フ ア剤 中11
を 用 い て そ の 紫 外線 分 光 分 析 に よ る吸 収 帯 波 長 の 変動,
め生 理 的 食 塩水 で3回 洗 灘 した。
菌 数:寒
ル フ ア剤 の分 光 学 的 研 究
今 北
力 ・馬 場 正 次
大阪大学医学 部皮膚科泌 尿器科学教室
間
聞,
間 の ぞ 治ぞ 治 に一 部 を取 り出 し集 菌 を お こな い菌 儀 を集
測 定 方 法:1)生
(22)サ
間 ブ イ ヨン培 養 菌 液 摂 取 後
聞(対 数 期)及 び8時 聞(定 常 期)
に そi'iぞカAM0.1及
へ
核 酸代 謝 を 抑 制 す る も の
と認 め る。
色 葡 萄 球 菌209P株
培養 並 に 集 菌 方 法:24時
加 に よ り減 少す る が,低 濃度 の場
3)以 上 の事 実 か らAMは
実 験 材 料 並 び に 笑 験方 法
培 地:普
は 大 で あ る。
合 に は増 加 す る こ と もあ る。
か の 知 見 を得 た の で報 告す る。
菌:黄
23
(23)ヒ
ドラジ ン系 化 学 療 法 剤 の 血 中 濃 度 測
定 に 関 す る研 究
Di-(P-hydrazinophenyl)-Sulfoneの
測
定法につい て
論
び総 燐 に及 ぼすAMの
影 響 は いず カ も減
少 の方 向 に作 用 し,特に 培 養 後30分
∼2時 聞に そ の影 響
武 田徳 晴 ・河 西 信彦 ・行 方 久 ・石 原
伝 染 病 研 究 所 第3研 究 部
純
さ き に武 田等 は ヒ ドラ ジ ン系 化学 療 法 剤 の』 連 の化 合
24
CHEMOTHERAPY
・体
の1つ
と してDi-(♪-hydrazinophenyl)
(DHDS)を
-Sulfone
合成 し,こ カ が 癩 治 療 に歳 い て 極 め て良 好 な
sEPT.,1953
は,先 づINAH単
培 地 で,7時
独200mg内
服 の 場 合90%』
聞 ま で発 育 阻 止 を 示 した。そ
血清 加
して2剤 併 用
浩 療 成 績 を収 め て い る こ とを 報 告 し,こ の血 中濃 度 測 定
で は8時 聞 まで発 育 阻 止 を認 め て お り,本 法 も また 併 用
に は 本 剤 の紫 外部 吸 収 を利 用 した 方法 及 び ヂ ア ゾ化,カ
効 果 の増 強 を示 した 例 で あ る。
ップ リ ング に よ る比 色 定 量 法 が応 用 さ治 る こ とを 報 告 し
た。そ
こで 我 々 は こ1'iを基 礎 に して家 兎 にDHDSを
経
3)ス
ト レプ トマ イ シ ン とTB1の
先 づ 単 独100mg内
併 用笑験例 で は
服 に於 い て は 吸 収 の悪 い た め か,投
口的 に投 与 して 時 聞 的 に 血 申へ の移行 濃 度 を 調 べ た が,
与後2時
間 まで は発 育 阻 止 力 な く,3時
問 目か ら抗 菌 力
此 較 的短 時 間 の中 に 最 高 に 達 し,投 与 量 は 多 い ほ ど長 く
出現,し
か もそ の濃 度 は低 く,50%血
清 加培 地 以 下 で
血 中 に保 持 さ泊 て い る よ うな結 果 を 得 た。
は発 育 阻 止 力 を認 め なか つ た。90%血
清加 培 地 で はそ
の後5時 聞 ま で この持 続 を み た。こ の2剤 併 用 は6時 間
(24)抗
結 核 化 学 治 療剤 投 与 時 の 入 体 血 中抗
ま で発 育 阻 止 力 が あ り,或 る程 度 の併 用効 果 は期 待 で き
菌 力 の消長
内
得 る ので あ る。
藤
益
4)PASとINAHの
一・
の場 合 は7時 聞,併 用 に よ り9時 間 ま で発 育 阻 止力 を 有
京 都 大 学 結 核 研 究 所 第3部
大
田
正
併 用例 で は,両 者 共 単 独 投 与
して お り,明 か に2剤 併 用 の相 乗 作 用 を示 す もの と考 え
久
大阪阿武山赤十字病院
られ る。且
諸 種 抗結 核 化学 治療 剤 投 与 時 の 血 中抗 菌 力 の測 定 に 関
して は,全 血 を 用 い るSlidサcellcultureが
専 らお こ
な わ 承 て い るの み で,そ の 他 に はDOMAGKの
血添加清
HOHN.培 地 に よ る抗 菌 力 測 定 の 実 験 が な さ泊 て い る程 変
.である
。
我 々 の処 の志 保 田 は薬 物 を投 与 した生 体 の1血溝 を90%
に 至 る ま で,種 々 の濃 度 に 含 む 液 体 培 地 を使 用 す る こ と
に よ り,上 述 の測 定 を よ り誤 差 少 く試 み得 る こ とを 発 表
つ2剤
併 用 例 申一 番 長 く血 中抗 菌 力 を示 し
た。
5)PASとTB1の
併 用 例 では,併
した。
6)tNAHとTB1の
併 用 例 で も前 法 同様 の成 績 で
大 体相 乗 的 な 効 果 を 証 明 し得 なか つ た の で あ る。
以 上 を要 約 す る と.ス トレプ 塾マ イ シ ン,PAS,INAH
の3者 は ど の2者 を 併 用 して も相 乗 的 効 果 を認 め るが,
こ とにPASとINAHの
して い る。
我 々 は こ の方 法 に よ り・諸 種 抗 結 核化 学 冶療 剤 の ・単
独 並 び に 併 用 使 用 に よ る効 果 検 討 を お こな い,若 干 の 知
用 時 の成 績 は 各
単 独 投 与 時 の ち よ うど 申聞 の6時 開 まで 発育 阻 止 力 を示
TB1と
併 用 効 果 が最 も著 明 で あ り,
他 の併 用 は余 り思 わ しい成 績 を得 な か つ た の で
・あ る。
見 を 得 た ので,今 回は 主 として2剤 併 用 の場 合 に就 い て,
(25)ア
そ の 大 要 を 報 告 す る。
イ'r2rタイ シ ン,マ
実 験 方 法 の細 目は 既 に志 保 田 が 報 告 して い る ので 略 す
が,薬 物 を 投 与 した 人 体 か ら時 聞 的 に 血 清 を と り,こ カ
'を10%∼90%に
含 む キ ル ヒナ ー培 地 を作1り菌 を 植 え て
,
そ の 各 々が 何 時 間 ま で発 育 阻 止作 用 を保 持 して い るか を
鳥居 敏 誰 ・小 島 碩 夫 ・大 竹 喜 彦
東 大 物 療 内 科
1・ エ リス ロマ イ シ ン(ア イ ロ タ イ シ ン)の 定 量 法
a)菌
検 索 した ので あ る。
笑 験 に 際 し,か な りの個 入 的 差違 を 認 め た が,表 に 示
グ ナ マ イ シ ンの定
量 法 に就 い て
鎌 の撰 択:重
層 法 に 適 す る菌 株 を撰 択 す るた め,
溶 連 菌 ・桔 草 菌(PCI219),黄
色 ブ ドPt菌(寺 島 株)を
した 発 育 阻 止 時 間 は 実 験 例 の多数 に於 い て 一 致 を み た 点
用 い た結 果,溶
を 基 準 に 判 定 した。
7/cc)・ 血 清 等 の 影 響 を うけ難 く,ま た 発 育 状 態 が 良好
1)ス
ト レプ トマ イ シ ン とPASの
併 用i実験 例 に つ い
て は先 づ ス ト レプ トマ イ シ ン単 独1.09筋
・90%』血清 加 培 地 で は5時 間 ,ま たPAS109内
肉 注 射蒋 の
服 の場
合 は7時 間 ま で 発育 阻止 を認 め た。
次 に ス ト レプ トマ イ シ ン0.59,PAS59の2剤
連 菌 が 最 も 感 度 が よ く(0.008∼0.01
で あ る。従 が つ て試 験 菌 と して は 溶 連 菌 が 最 も適 す る。
b)培 地
重 層液 のpH:溶
連 菌 を 用 い て 実 験 した
が ・両 者 と もア ル カ リ側 で 阻 止帯 が 長 く,最 小 有 効 濃 度
も小 に な る。最 適 条 件 と して は培 地 のpH7.6・v7.8,重
併
用 の場 合 は8時 間 に於 い て な お よ く発 育 阻 止 を 示 した。
層 液 はpH7・8∼8・0の
燐 酸 緩 衝 食 塩 水 が よ い。こ
O・01γ/ccま で は 確 実 に測 定 で き る。接
カで
種菌 量 は ペ ニ シ
こ湘 ま,明 か に併 用 に よ る効 果増 強 の あ つ た も の と考 え
リ ン測 定 用培 地 と同 じ く,溶 連 菌 の 血液 ブ イ ヨ ン ・37。C
あ 治 る。
24時
2)ス
トレプ トマ イ シ ン とINAHの
併 用 実 験例 で
間培 養 液 をO・1%の
割 合 に 測 定 用培 地 に加 え る
血 清 に よ り・阻 止 帯 は短 か くな るが,3倍
。
以上稀釈 す
25
CHEMO↑HERAPY
VOL.1NO.竃
れ ば 影 響 を 除 く こ とが で き る。血 清 中濃 度 濁 定 の場 合 に
感 受性 が よい こ とを報 告 した。血 清 に よ る影 響 とは 人 血
1は,数 人 の 健 康 入 血 清 で標 準 系列 を つ くれ ば よい。尿 に
清 の こ とで あ る か。Standardと
して は 血清 で 稀釈 溶 解
した の か。私 等 は感 度 を高 め るた め 血清 及 び 血 漿1に 対
よ り阻 止 帯 は 長 くな るが,pH7・8・V8・0の
緩衝 食 塩 水 で
.5倍 以 上 稀 釈 すれ ば影 響 は除 か れ る。
2.カ
ル ボ マイ シ ン(マ グ ナ マ イ シ ン)の 定 量 法
a)菌
株 の撰 択:溶
連 菌,粘 草 菌,黄 色 ブ ド ー薗 に つ
∼・
て実 験 の結 果,感 度,発 育 状 態,血 清等 の影 響 を考 慮
して溶 連 菌 を撰 ん だ。
b)培
地,重 層 液 のpH:エ
リス ロ マ イ シ ン(ア イPタ
ィ シ ン)の 場 合 と同 じ く,両 者 とも アル カ リ側 で,感 度
血 清,尿
尿 は10倍
に よる影 響 を除 くた め に は 血清 は2倍 以 上,
以 上,緩 衝 食 塩 水 で 稀 釈 す れ ば よい。血 清 濃
リス ロ マ イ シ ン(ア イ ロタ イ
シ ン)同 様i,血 清 で標 準 液 をつ くれ ば よい。
3.笑
測
結
メ チ レンプ リュ ウを入 れ る と低
濃 度 で非 常 に感 受 性 が お ち る ので あ るが,ど う考 え るか。
私 等 の結 果 では も ち ろ ん単 位 に よつ て差 が あ る が,200
ccXγ で は演 者 の 成績 と多 少 異 つ てpH5・0∼9・0の
範囲
で は1時 間放 置 して も力価 の低 下 は認 め られ なか つた。
下 に な る と急 激 に低 下 した。
答〕
鳥
エ リス ロ マ イ シ ン(ア イ 戸タ イ シ ン)経 口投 与 後 の 血
中 濃 度 は 大 体 文 献 に示 され た通 りで あ るが,個 入 差 が 甚
投 与 で 血 中 に も尿 中 に も証 明 され な
居
敏
雄(東
大 物 療 内科)
エ リス 冒マ イ シ ン(ア イ ロ タ イ シ ン)の 測 定 に お い
て,血 清 の影 響 とはpH8・Obuffer食
塩 水 に ついてで
あ る。従 が つ て 血 中 濃度 測定 の標 準 液 と して は,数 人 か
ら採 取 した 血 清 に標 準 ア イ ロタ イ シ ンを溶 解 した もの を
用 い た。
培 地 をpH8.0位
果
し く1回700mgの
pH8.0のmediumで
〔解
で は確 笑 に測 定 で き る。
度 を 測定 す るた め には,エ
等 は阻 止 帯 が ぼ や け 測 定 に 回 難 が 伴 つ た。な お こ の際,
もち ろ んpH5.0以
を 増 加 す る。最 適条 件 と して は 両 者 と もpH7・6∼7・8
が よ く,O.27/ccま
し0.5の 割 にpH8.0のphosphatebuffersolution
を 加 え て 測定 した。Standardと
して は乾 燥 人 血 漿 を 用
い 同櫛 こして お こな つ た.StaPbyl・ceccass・B・szCbt'ilis
に して 黄葡 菌 一
・
メ チ レ ン青 法 で お こ
な うと,黄 葡 菌 の発 育 条 件 が 悪 い た め,測 定 法 と して は
適 当 で な い。
エ リスPマ イ シ ン(ア イ ロタ イ シ ン)はpH2・0の
と
ころ で は急 遠 に破 壊 され る。そ の破 壊 の 形 式 は 単 分子 反
応 的 で あ る。
か つ た例 が あ る。
尿 中 排 泄量 は投 与量 の0.5%で
あ つ た。腎
エ リス 戸 マイ シ ン(ア イ ロ タ イ シ ン)ク
35∼52で,AM,TMとCMの
に お ける
リア ラ ン ス は
中聞 の価 を と る ら しい。
カル ボ マイ シ ン(マ グ ナ マ イ シ ン)経 口投 与後 の血 中
濃 度 は 比 較 的 安定 した 価 を とる。.尿 中排 泄 量 は 投 与量 の
.5・v7%,ク リア ラン スは200∼150でSMを
上廻つた
〔質
問〕
金
Standardと
〔解
沢
裕(新
潟 医 大 細 菌)
して は何 を使 用 したか。
答〕
鳥
居
敏
雄(東
大 物 療 内科)
標 準 エ リス ロマ イ シ ン(ア イ 賞 タイ シ ン)は 予 研 梅 沢
氏 が錠 剤 か ら精 製 した もの で あ る。
標 準 カル ボマ イ シ ン(マ グナ マ イ シ ン)は フア イザ ー
社 の もの を用 いた。
価 で あ る。
4.安
定
度
(26)エ
エ リス ロマイ シ ン(ア イPtタ イ シ ン)はpH2・0で
急
リ スPtマ イ シ ン の 体 液 申 濃 度 測 定 法
につ い て
酒
速 に破 壌 され る。カ ル ボ マ イ シ ン(マ グ ナ マ イ シ ン)は
井
克
治
大 阪 市立 医 大外 科
酸 性,ア ル カ リ性 で も比 較 的 安 定 で あ る。
エ リス ロマ イ シ ン(ア イ#タ イ シ ン)の 酸 性側 で の不
各 種 抗 生 物 質 の 生物 学 的検 定 法,殊
に体 液 中濃 度 の測
安 窟 性 は,胃 液 に お け る破 壊 を予 想 させ,血 申 濃 度 の不
定 に あた つ ては,鳥 暦 氏 等 の重 層法 が 操 作 も 簡 単 で あ
安 建,尿 中 回収 率 が 甚 だ小 さ い のは お そ らく,こ の よ う
り,か つ 正 確 で あ るが,新 抗 生物 質 エ リス ロマ ィ シ ン も
な と ころ に原 因 が あ る と考 え る。
また他 の抗 生 物 質 と同 様 に,重 層 法 に よつ て定 量 が可 能
[追 測
大 久 保
滉(京
大 菊 地 内科)
エ リス 官マ イ シ ン(ア イ ロ タイ シ ン)の 測定 につ い て
・
余 等 の創 案 した 帯 培養 法(試 験 禽:枯 草 菌PCI219株)
で あ る。そ こで私 は エ リス 戸 マ イ シ ン定 量 法 と して の重
に よ り少 な く とも0.05∼ ・1,000mcg小ccの 濃 魔 範 囲 で測
定 可能 で あ る。測 定 条 件 の影響 は だ い た い只 今 の話 の通
りで あ る。臓 器 内分 布(動 物)と み る と特 に肝 臓 及び 胆
汁 中 に高 濃 度 に証 明 され る。詳 細 は 演題46で
〔
質
問〕
西
村
治
雄(塩
述 べ る。
野義 製 薬 研 究所)
既 に3月 の抗 生 物 質 学 術 協 議 会 の発 表 会 に於 い て私 等
:はエ リス ロ マ イ シ ン(ア イ ロ タイ シ ン)の 血 申 濃度 測 定
手 技 に つ い て は演 者 と同一 の成 績 を示 し,溶 連 菌 が 一番
層 法 に 及 ぼ す各 種 影響 を比 較 検 討 し た。試
は,枯 草 菌K株,B・cel'eses,黄
を 比 較 検 討 した。培 地 はpH7.8,1・5%の
地 を 用 い,2%の
209P株
硝 酸 ソーダ を1%の
普 通 寒 天培
割 合 に 加 え,
を 用 い る場 合 に は,菌 の発 育 前 線 を 明 確 に す る
た め に,0.1%の
た。す
験菌 と して
色 ブ ドウ球 菌209P株
る と209P株
メチ レ ンブ リュウ を4%の
割合に加え
が 最 も感 性 が 高 く,0.01γ/ccま
で
測 定 可 能 で あ り,菌 の発 育 前 線 は 明 瞭 で,最 小有 効 濃 度
は0.0008で
あつ た(第1図)。
CHEMO「rHERAPY
26
吻 乳
癖o
熊2
㌘
SEPT.,1953
触
ノ
∫
訳 験 菌 ζ阻 止 豪長
.
'∫
'o
le
/0
∫
∫
ρ'
'
`
踊芦
β〆
袴 種 薗 量(∫ 磁郡)
Siタ4壷
層i夜mpl+・,影
響
砂6血
三
蘇
纏畝
擢 髄 水識
響7
穿
ta
小∂
'ρ
∫
5
夕
o
ご
y・E物7定
r/c
姻
30
ρノ
∫
`
20
吻
〃 偽`
蔵
血中盤(6時
鵬2面
纈 》
2
le
∫
β
ン
菌 量 に つ い て は,209P株
の18時
間 ブ イ ヨン培 養 を
更 に プ ィ ヨンで50×,100×,1,000×
ぞ れ 培 地 に1%の
に 稀 釈 し,そ れ
割 合 に加 え て比 較 す る と,菌 量 が 少 く
な る につ れ て阻 止 帯 は 長 くな る。し か し,1,000xの
合 に は24時
場
間 に 渉 り培 養 し て も菌 の発 育 悪 く,阻 止 帯
は 不 明 瞭 とな り,100×
稀 釈 位 を1%の
割合に 加 え る
の が 適 当 と思 わ れ る(第2図)。
培 地 及 び 重 層 液 のpHを6.0か
ら&4ま
で各 種 段 階
ぼ直 線 とな り,従 が つ て力 価 の計 算 は従 来 の 一次 元 拡 散
公 式 に よ る計算 方 法 で お こな5こ
とが で き る(第6図)。
最 後 に,試 み に健 康 人 に エ リス ロ マ イ シ ンを経 口投 与
し血 中濃 度 を測 定 した。図 表7は600mg及
び1gの
大
量 を空 腹 時 に1回 投 与 した 場 合 で あ り,図8は300mg
また は400mgを
空 腹 時 また は 食 後30分
に1回 投 与 し
た場 合,図9は300血9ま
た は400mgを6時
聞毎2回
投 与 した場 合 で あ る。1回
授 与 の場 合 ピ ー ク は空 腹 時 か
に 修 正 し阻 止帯 の 長 さの 変 化 を 観 察 した が,ア ル カ リ側
ど うか に よ り多 少 の ず れ が あ る よ うで あ る が,だ い た い
で 阻 止帯 は 長 く,酸 性側 で は 著 し く短 くな る。こ の こ と
3∼5時
は培 地 のpHを
す る。
変 えた 時 の ほ うが 著 る し くあ らわ れ た。
しか しpH8・0を
聞後 に あ らわ れ,そ の 後,急 遠 に 血 中か ら 消失
越 え る と,菌 の発 育 は悪 くな り,pH
7・8く らい が至 適pHと
(27)臨
考 え る(第3図)。
氷 室 保 存 時 間 を1。,5。,24。と
床 的1i新 感 性 測 定 法,濾
変 え てみ る と,長 時 聞
石
氷 窒 に保 存 す るほ ど,殊 に 高 濃 度 に お い て阻 止 帯 は 長 く
山
俊
次 ・石
山
功
関 東 逓 信 病 院
な る(第4図)。
血 清,尿,pH7.8燐
紙帯 に よる
ス ク リー ニ ング テ ス 卜
酸 緩 衝液,蒸
溜 水,生
理食 塩 水
現嵐
抗 生 物 質 に対 す る細 菌 の感 性 を 臨床 的 に 測 定 す
を 用 い て,そ れ ぞ れ稀 釈 系列 を作 り,そ の阻 止帯 の長 さ
るの にSensitivitytabletが
を 比 較 す る と,血 清 及 びpH7・8燐
は単 一 濃 度 に対 す る断 片 的 な値 を示 す に す ぎ な い。
酸 緩衝 液 で とか した
使 用 され て い るが,こ
れ
場 合 は ほ ぼ 同 じ阻 止 帯 の長 さ を示 し,且 つ そ の前 線 は明
私 共 の方 法 は 種 々 の濃度 に対 す る感 性 を 同 時 に 知 る こ
瞭 で最 も長 くあ らわ れ た。尿 及 び 蒸 溜水 に とか した 場 合
とが で き,し 疹 も最 小右 効 濃 度 も推 知 で き る の で ,血 申
は や や 低 く,生 理 食 塩 水 に とか した 場 合 には 阻 止 帯 は 著
濃 度 との 関 連 性 を もつ て抗 生物 質 を撰 択 で き る。
し く短 くな る(第5図)。
以 上 の笑 験 に よつ て得 た値 を 定 差 図 に作 つ て み る とほ
方 法:幅5mmの
細 長 い 濾紙 帯 を作 り,5mm平
に仕 切 る。ペ ニシ リンは20u/ccか
ら,ス
方
トレブ トマ イ
27
CHEMOTHERAPY
VOL.1NO.1
シ ンは4007/cc,オ
・
一レオ マ イ シ ンは100γ 小cc,ク ロ ラ
ン フ ェaコ ル は2007小cc,テ
中出忠雄 ・染谷 由郎 ・杉原久義 ・沢 畠たか
財 団法人 河野 臨床医学 研究 所
ラ マ イ シ ンは100γ1ccか
ら2倍 稀 釈 系 列 を 作 り一 区 劃 お きに し ませ る と,こ れ ら
吾人 が治療 した各種細菌感染症 の うち各種 抗生 物質投
抗 生 物 質 を大 量,中 等 量,少 量 投 与 した とき の血 中濃 度
与に対 して難 治で あつた数例につ いて,分 離細菌9種 の
の ほ ぼ10倍
各種抗生物質 に対す る感性 を綜括 して述べ る。浩 験例 は
の値 に相 当 す る附 近 の 感 性 を 知 るの に便 利
省略 する,
長 い濾 紙 帯 に,あ る間 隔 を お い て 稀 釈系 列 を し
髄
以 上 に つ き実 例 に よつ て説 明 し,次 い で基 礎 とな る事
項 に つ い て述 べ た が,そ の要 点 は,
炎 症疸炎 炎炎 瘍 症炎
量 を きめ る こ とが で き る。
名
小 有 効 濃 度 をに らみ あ わ せ て最 も有 効 な抗 生 物 質 の 質 と
骨
践 敗療 化頸右 啓癖 脛
い。各 濃 度 の左 右 で阻 止 帯 径 を測 つ て比 較 し,こ れ と最
患 骨血
疾
14 1
5 16 17 18 19 20 21 22
と扇 型,だ ん ご型 の阻 止 帯 が え らカ るか,又 は 全 くで な
1.細
者
患
これ を 被 検菌 を混 和 した 平 板 培 地 上 にの せ て培 養 す る
糟
な濃 度 とな る。
黄色葡萄球菌
ませ る と,そ の濃 度 は断 続 的 で あつ て も,阻 止帯 は 連続
した 曲線 で か こ まれ た扇 型,だ
2.間
隔 を 適 当 に す れ ば,え
ん ご型 にな る。
抗
られ る阻 止 帯 の径 は 臨 床
小 有 効 濃 度 は,稀 釈 法 に よつ て え られ る もの と
物
ニ
(2)ス
的 に ほ ぼ 信 用 で き る もの とな る。
3.最
生
(1)ペ
感 性(γ/cc,ペ
質
シ
リ
ム フ ェaコ
全 く平 行 して お り,細 菌 感性 の測 定 上 の有 力 な 基 準 とな
(4)ク1獅
。る。
(5)∼ ソィ
ス。ロ
㌶ 粥
(28-1)吾
人 の分 離 せ る緑 連 菌 の 各 種 抗 生 物 質
に 対 す る動 態
吉田高美 ・菅原龍幸 ・山桐加津子
財団法人 河野臨床医学研究所
(29)最
中30株
に つ い て各 種 抗 生 物
質 即 ち ペ ニ シ リ ン,ス ト レプ トマ イ シ ン,ク ロ ラム フ エ ニ
コ ール,ク
ロル テ トラサ イ ク リン(オ ー レオ マ イ シ ン),
エ リス ロ マ イ シ ン(ア イ ロ タ イ シ ン),オ キ シテ トラサ イ
ク リン(テ ラ マ ィ シ ン)に 対 す る感 性 に つ い て述 べ る。
な お,2,3の
抗 生物 質 に つ い て は最 も鋭 敏 な感 性 を示 す
菌 株 の値 を 附 記 す る。
抗
1 2 3
4.
5.
ぺiニ
生
物
シ
質
リ
感
性
(最 大)
黄色
白色
〃
〃
黄色
〃
燈色
〃
4N156
22∼75
ン
12∼24
9∼78
近 分 離 し た 赤 痢 菌,大
腸菌 等 の各 種
化 学 療 法 剤 に 対 す る感 受性 測定 結 果
小 酒 井 望 ・深 沢 義 明 ・広 明 竹雄 ・古 屋 暁 一
の抗 生 物 質 感 性 を調 べ,
そ の うち最 も鈍 い感 性 を示 す12株
〃
〃
〃
37N75
ール
イ錫
〃
ニ シ リ ン は 単 位)
(6)オ キ∼霧 鳩 ツ ろ リン
本 研 究 所 河 籔,染 谷 に よ りロイ マ患 者 か ら高 率 に 赦 出
された 緑 連 菌 約100株
職
〃
授色
白色
〃
1,000∼4,000
ン
トレ プ トマイ シ ン
(3)クPラ
検 出菌 種
感
性(
最 小)
国 立 東 京 第1病 院
1。当
院 で過 去2年 半 に亘 つ て 分離 した赤 痢 菌339株
のSulfathiazole(ST)に
果 は,26年
対 す る感 受性 を 測 定 した 結
度12.8%,27年
度3.5%,28年
に 感 受 性株 を認 め た のみ で あ る。こ
度5.1%
の 感受 性 株 はSh・
flex.2aに1株(O.8%),3aに10株(41%),4eに4
株(100%),sonneiに8株(57%)認
め られ た。感 受 性
測 定 は 私 共 の直 接 測 定 法(STを10-3モ
Drigalski改
良培 地 と,STを
ル濃度に含む
含 まぬDrigalski培
地
ン
7.8
1.95
に直 接 患 者 の尿 便 を塗 抹 し,後 者 に の み赤 痢 菌 の集 落 を
ス トレ プ トマイ シ ン
78.1
4.88
認 めた 時 は 感 受 性,両 培 地 に集 落 を認 めた 場 合 は 耐 性 と
ク ロ ラ ム フ ェ_コ
37.5
4.68
2.7
0.69
ール
ク ロル テ トラサ イ ク リン
(オ ー レ オ マ イ シ ン)
エ リス 道マイ シ ン
(ア イ ロ タ イ シ ン)
6
オ キ シ テ トラサ イ ク リン
(テ ラ マ イ シ ン)
測定は血液平板稀釈法
(28-2)種
判 定 す る方 法)に
よつ て お こな つ た。こ の方 法 で耐 性 と
判 定 された 菌 株 数 十 株 につ い て,福 見 ・水 野 氏 等 の合 成
培 地 に よるST耐
6.1
性 測 定 法,普
100m9/dl,200m9/d1に
2.4
0.61
ペ ニシ リンは単位 他 は γ1cc
々な る細 菌 感 染 疾 患 よ りの 分 離 菌 の
各 種 抗 生 物 質 に対 す る動 態 及 び 治験 例
Sensitivitytablet(市
通 寒 天 培 地 にSTを
含 ませ た 培 地 を 使 用 す る方 法,
販 品)に
よる方 法 を 比 較 検 討 し
た と ころ,普 通 寒 天 培 地 で100mg/d1を
受 性 を分 け る場 合 と,200mg/dlを
境 として 耐 性,感
境 とす るの とで は非
常 な相 違 が あ り,従 が つ て 普通 培 地 に よるST耐
性簡易
CHEMO「
28
「HERAPY
SEPT.,1953
濱佃 …
法 の場 合 は,塗 抹 菌 量,観 察 時 間等 の条 件 を 常 に 一
*Psenclomenasは
定 に保 つ必 要 が あ る と考 え らわ る。
あ る が,株 に よつ て著 しい 差 の あ る こ とが知 られ た。
な お,ST耐
性 菌 は程 変 の差 は あれGantrisin,Sup-
ronal,Irgafen等
〔
質 問〕
小
林
裕(京
都 大学 小 児 科)
1.サ ル フア 剤 感 受 性 を 普 通 寒 天 ま た は ブ イ ヨ ンに よ
に対 して も耐 性 で あ る。
2・ 上 記 の とお り,赤痢 菌 は 殆 ん どす べ てST弼
もの は2・600例 中僅 か16株
い ず カ の薬 剤 に 対 して も 比 較 的耐 性 で
り測 定 す る場 合,使 用 す るペ プ トン等 の性 状 に よ り結 果
に 差 が 出 る と思 うが,実 験 に 使 用 した ペ プ トンは どの 製
性の
の み で あ つ た。こ の原 因 は,
個 体 の大 腸菌 は それ 程 移 動 せ ず,従 つ て個 体 か ら個 体 に
剤 で あ るか。
2。高
濃度 の サ ル フア 剤 を用 い る と溶 解 の た め使 つ た
移 動 す る赤 痢 菌 に較 べ てサ ル フア剤 に相 遭 す る機 会 が比 ,
NaOHの
3・ 過 去1年 間 に分 離 した赤 痢 菌184株
エ 三 コ ール,ク
の クロラムフ
,オ キ シテ トラサ
〔解
トレプ トマイ シ ン,コ リス チ ン,ポ リ ミキ シ
ンBに 対 す る感 受 性 を,昭 和27年
度 腸 内 細 菌共 同 研 究
小 酒 井
望(国
他 の 菌型 で 感 受 性
に 差 の あ る こ とが注 目 され る。
ロラ ム フ ェ ユ コル で は5A-1e7で
4・ こ の外sSkzlmenella(チ
フス菌 ,パ ラチ フスA菌)
・尿 路 感 染 症 そ の他 か ら分 離 した パ ラ大 腸 菌 群16
株 ・」Ps6脇吻伽 欝demginesa5株
立 東 京 第1病
院)
に つ き各 種 抗 生
7,1007,1,0007含
有 の普 通 寒 天 培 地 を用 い て測 定 し
た。テ ラ マ イ シ ン で は1γ,ク ロル テ トラサ イ ク リ ン(オ
ー レ オ マ イ シ ン),ス トレプ5」マ イ シ ンで は,1∼5γ,ク
結 果 は 表 の とお りで,ま だ 醗 性 と考 え られ る菌 殊 は見 出
10株
の処 置 は ど
物 質 ス トレプ トマ イ シ ン,オ キ シ テ トラ サイ ク リ ン(テ
ラ マイ シ ン),ク ロル テ トラサ イ ク リン(オ ー レオ マ イ シ
ン),ク ロ ラ ム フ ェ ニ コル に 対 す る感 受 性 を1γ,5γ,10
わ か つ た標 準 株 を 対 照 と して 使 用 す る方 法)で 測 定 した
してSh・senneiと
答〕
尿 路 感 染症 か ら分 離 した大 腸 菌121株
班 で 申 し合 わ され た 方 法(平 板 劃線 法 で,常 に 感 受 性 の
さ れ て い な い。そ
変 化 す るが,そ
じペ プ トンを使 用 した か。
ロル テ トラサ イ ク リン
イ ク リ ン,ス
た め 培 地 のpHが
うす るか。
3.サ
ル フア 剤 加 ド リガ ル ス キ ー培 地 の場 合 も上 と同
較 に な らぬ程 少 な い か らで あ ろ うと考 え られ る。
感 受 性 を 示 した。
耐 性 獲 得 に つ い て は大 俸 に於 い て オ キ シテ トラサ イ ク
リン(テ ラ マ イ シ ン)耐 性 株 は ク ロル テ トラサ イ ク リン
(オ ー レ オ マ イ シ ン),ク 冒ラ ム フ ェ ニ コル に も耐 性 を 示
した の が,ス トレ プ トマイ シ ン株歓 他 の抗 生 物 質 に は 耐
性 を示 さ な か つ た。
の上 記 抗 生物 質 に対
す る感 受 性 を上 記 と 同 様 の 方 法 で 測 定 した(下 表)。*
赤 痢 菌,大 腸 菌 等 の各 種 抗 生 物 質 に対 す る感 受 性
菌
種
ChlorG_
Aureo-Terra_
Strepto-
塒ycetin
myclnmycm
mycm
3.133.13{げ6.25
l2.5
6.25
Shigella{灘'
Paracolonbaci11us
Salmonella
Pseudomonas
0.78∼3.13
1.56∼3.130.78《
6.25∼25
3.13∼12.53.13∼12.5
6.25∼10
3.13∼203.13」
4
6.25{ゴ12.5
1.56∼3.13
13∼184
6.25∼25
25∼50
3.13{げ6.25
16
12.5∼40
(50)§
(6.25)§
10
6.25{げ100
5
》20
12.5∼50
100∼>100SONloO
>100
§1株
げ3.13
検 査株数
魏y晋y隔C・1istin
100{げ>100200《
げ>200
の み の感 受 性 測 定 結 果 で あ る。
ペ ニ シ リ ン に よ る発 育 阻 止 濃 度 は,0.005・vO.1u/cc,
(30)各
種抗 生 物 質に 対 す る 男 子 尿 道 炎 分 離
菌(淋
山本
菌,ヂ
フ テ ロ イ ド菌,グ
性 双 球 菌)の
感受性試験成績
弘 ・石 原 藤 太 郎 ・大 島
ラム陽
昭 和27年11月
∼ 同28年2月
の4月 間 に 於 け る男
ηnebactefutm,グ
上,エ
1.5γ/cc以
升 ・倉 岡 雍 夫
の尿 道 分 泌 物 か ら,分 離 培 養 し得 た
主 な 分離 菌(淋 菌,CO乃
キ シ テ ト ラ サ イ ク リ ン(テ
γ/cc以
大 阪逓 信 病 院 泌 尿器 科
子 尿 道 炎 患 者40例
ス ト レ プ トマ イ シ ン の そ れ は,1.0∼20.0γ/cc以
ラム 陽 性 双 球
上,オ
ラ マ イ シ ン)は0.03∼5.0
リス ロ マ イ シ ン(ア イ ロ タ イ シ ン)は0.3∼
上 を 示 し た。こ
れ らペ ニ シ リ ン,ス
ト レプ ト
マ イ シ ン,オ
キ シ テ ト ラ サ イ ク リ ン(テ
ラ マ イ シ ン)の
数 値 を 約2年
前 に 石 原 が お こ な つ た 成 績 と比 較 す る と,
どれ も新分 離 淋 菌 株 の抵 抗 性 は 高 揚 され て い る こ とが 判
つ た。こ
の うち,ペ
ニ シ リ ン の発 育 阻 止 濃 度 は 臨 駄 上得
菌)に 対 す る,沓 種 抗 生 物 質 の発 育 阻止 能 力 に 就 き 報
ら れ る血 中 濃 度 を な お,遙 か に 下 回 る 値 で あ る の に 対 し,
告 した。こ れ を要 約 す れ ば 次 の とお りで あ る。
ス ト レ プ トマ イ シ ン ・ オ キ シ テ ト ラ サ イ ク リ ン(テ
1)尿
道 炎 分 泌 物 を石 原 淋 菌 培 養 法 に よつ て培 養 した
結 果 は,尿
置炎 患 者40例
そ の 他細 菌20例,淋
中淋 菌 純 培 養10例,淋
菌 陰 性 で そ の他 細 菌10例
あ る。分 離 菌 の 最 も多 い の は 淋 菌 の30株
性 双球 菌 及 びCorynebacleriumが
2)淋
菌Veよ る成 綾
菌+
の割合で
で,グ
これ に次 ぐ。
ラ ム腸
ィ シ ン)の
ラマ
そ れ は 血 中 濃 度 に 著 る し く 近 迫 し て い る。
3)CorPtnebacterinmに
よ る成 績
ペ ニ シ リ ン に よ る 発 育 阻 止 濃 度 は0.1∼0.9u/cc
ト レ プ ト マ イ シ ン は0.3∼7.Oγ1・cc以
サ イ ク リ ン(テ
上,オ
ラ マ イ シ ン)は1.Sん9.0γ/cc以
リ ス ロ マ イ シ ン(ア
,ス
キ シ テ トラ
イ ロ タ イ ジ ン)は0.04∼O.4γ/cc
上 ,エ
CHEMOTHERAPY
VOLlNO.1
を 示 し た。即
ン(ア
ち,最
も感 受 性 の 高 い の は エ リス 冒マ イ シ
イ ロ タ イ シ ン)で
プ トマ イ シ ン,オ
ン)の
あ り,以
下 ペ ニ シ リ ン,ス
キ シ テ ト ラ サ イ ク リ ン(テ
順 で あ る。我
ラマ イ シ
々は 非 淋 菌 性 尿 道炎 患 者 に於 い て尿
道 分 泌 物 か らCorynebactefiUmを
に 対 し,ペ
トレ
分 離 培 養 し得 た3例
ニ シ リ ン を 使 用 し て 無 効 で あ つ た も の が,エ
リ ス ロ マ イ シ ン(ア
イ ロ タ イ シ ン)2g経
口投 与 して 著
ラ ム陽 性 双球 菌 に よ る成績
法 の今 後 の推 移 に深 い関 心 を払 わ ね ば な らな い こ とを物
語 る も ので あ ろ う。
即 ち,膣 か ら分 離 され た 同菌48株
菌 珠 で あ る同 菌209-P株
性 の 増 強 を 示 し,ス
ラ マ イ シ ン)は2.0∼20.eγ/cc以
上 を そ1'iそ れ
τ
示 し ,一 般 に 淋 菌,Corynebacterinutの
.て著 る し く 高 い
。
阻 止 濃 度 に比 し
の ぞ 加 よ りも500倍
また は そ
テ トラサ イ ク リン(テ ラ マ イ シ ン)の 両 者 に 対 して は ペ
ニ シ リ ン,ス
トレプ トマ イ シ ンに 対 す る程 で は な い が,
48株 中 の大 多 数(42株)は
ク ロル テ トラサ イ ク リン(オ
ー レオ マ ィ シン)に 対 す る抵 抗 性 は209-Pよ
り50∼500
倍増 大 し,オ キ シテ トラサ イ ク リ ン(テ ラ マ イ シ ン)に
か ら分 離 され た ブ ドー 球 菌 の ペ ニ シ
リ ン,ス
以 上 のi抵抗
トンプ トマ イ シ ンに 対 す る抵 抗 性 も
大 多 数 の 菌 珠 は209-P株
対 して は500・vl,000倍
(31)膣
の 中 の大 多数 は対 照
に比 して10,000倍
ク 戸 ル テ トラサ イ ク リン(オ ー レオ マ イ シ ン),オ キ シ
ペ ニ シ リ ン の 発 育 阻 止 濃 度 は0.1∼20.Ou/cc,ス
トレ
'プ トマ イ シ ンは1
.0∼20.07/cc,オ
キ シ テ ト ラサ イ ク リ
ン(テ
菅 分 率 及 び耐 性 度 よ り も遙 か に高 い こ と」 は抗 生 物 質療
承以 上 の増 強 を示 した。
勧 を 奏 し た 経 験 を も つ て い る。
4)グ
29
ト レ プ トマ イ シ ン,及
びその
他 の抗 生 物 質 に対 す る感 受 性 に つ い て
細 谷 省 吾 ・添 田百 枝 ・中沢 昭 三
小松信彦
ル に 対 して は48株
増 強 した。ク
ロラムフェニコー
中 の7株 が209-Pよ
り8∼32倍
耐
性 が あ つ た。
然 るに,最 近 輸 入 され,鮮 か な 臨 駄 効果 が各 方面 か ら
宣 伝 さ治 て い るエ リス ロ マ イ シ ン(ア イ ロ タ イ シ ン)は
伝 染 病 研 究 所
これ らの48株
の 発育 を例 外 な く抑 え て い る事 笑 と,極
種 々の抗 生 物 質 が 自由 に ま た豊 富 に実 用 され る よ うに
く最 近 輸 入 され で まだ臨 駄 的 に全 然 使 用 され た こ とが な
な つ て か ら微 生 物 に よ る種 々の病 気 の治 療 は 革 命 的 の進
い と思 わ れ た カル ボ マ イ シ ン(マ グ ナ マ イ シ ン)に 対 し
歩 を遂 げ た が,近 来,各 種 病 原菌 の ペ ニ シ リン,ス ト レプ
て48株
中42株
が209-Pに
対 して よ りは8∼32倍
の抵
トマ イ シ ンに対 す る抵 抗 性 の獲 得 及 び そ の抵 抗 度 の増 強
抗 性 の上 昇 して い る事 実 は非 常 に興 味 あ の化 学 構 造 が 決
に よ り,抗 生 物 質 療 法 が 奏 効 しな い症 例 が増 加 の一 途 を
・
た ど りつ つ あ る こ とは 内 外多 数 の文 献 が示 す
。
る こ とで あつ て,将 来 カル ボ マ イ シ ン(マ グ ナ マ イ シ ン)
我 々は街 娼 ユ50名の膣 分 泌物 か らか らTfickemomOftas
定 され た時 に吾 々の 見 出 した事 実 が興 味 を ひ くので は な
い か とひ そ か に想 像 して い る。
vaginalisを 分 離 す る 目的 で ス ト レプ トマ イ シ ンを1,eoO
・mcg/mlの
割 合 に 加 え た 浜 田 氏Fブ
イ ヨ ン に分 泌 物 を
(32)内
接 種 し,37。C3日
間 培 養 後,Czapek寒
天斜面に移植 し
て 得 られ た 好 気 性細 菌 叢 〔MicrOCOccassPyogeneSVar・
albas42株,var・aurezus6株,計48株,い
・
溶 血t)±
,Micrococcustelfagenes16株,Flavobacte/ium
26株(藥
落 黄 色 の もの13株,淡
ずれ も
紅 色 の もの13株,こ
科 疾 患 よ り分 離 せ る菌 の 各 抗 生 物 質
に対 す る感受 性 に就 い て
斎 藤 研 司 ・海 渡
裕 ・藤 森 一平 ・大 貫寿 衛
慶 大 三 方 内 科
内科 疾 患 に 於 け る抗 生 物 質 治療 の参 考 のた め 一 昨 年 春
の 菌 の 墜 内 発 見 は 小 野 田 洋 一 との共 同 研 究 で あ る),
か ら本 年4月
.Klebstella12株,COfynebacleiium9株,StrePIOcOccu
生 物 質 に 対 す る感 受 性 を 検 し,次 の結 果 を得 た。
.kemolylicus1株
と他 にCandideに
属 す る40株 〕 の う
ち す くな く と もブ ドー球 菌 に関 しては そ の培 地 内 の ス ト
レプ トマ イ シ ン高濃 度 に耐宜 て発 育 した もの で あ る か
ら,ス
トレプ トマ イ ジ ン耐 性 を獲 得 してい る ので は な い
まで 当 内科 入院 患 者 か ら得 た分 離 殊 の各 抗
笑 験 方 法。ブ
イ ヨ ンに よ る3倍 量稀 釈 法 を用 い,24時
間 後 菌 の発 育 の 有 無 を 肉 眼 的 に 検 した。
分 離 菌 と疾 患 との関 係 は,大 腸 菌 は亜 急 性細 菌 性 心 内
膜 炎 か ら5株,肝
及 び 胆 管 疾 患 か ら9株,熱 性疾 患3株,
,かと想 像 され た ので ス トレプ トマ イ シン醗 性 と同 時 に ペ
肺 壊 疽 か ら1株,腎
ニ シ リン耐 性 を 定 量 的 に し らべ た と ころ,は た して両 者
菌 は亜 急 性 細 菌 性 心 内 膜 炎 か ら5株,肝
に 対 す る抵 抗 性 が 著 る し く上昇 して い る こ と を 見 出 し
株,腹 部 腫 瘍 か ら3株,熱
た。殊 に これ ら の菌 株 の ペ ニ シ リ ン耐 性 が 「吾 々 の1名
株,肺 壊 疽 か ら1株,其
く中沢)が 昨 年 前 任 地 に於 け る京都 府 立 医大 外科 病 室 の愚
は 亜 急 性 細 菌 性 心 内膜 炎 か ら70株
=者の化 膿 巣 か ら分 離 した ブ ドー球 菌 の ペ ニ シ リン鮒 性の
炎1株,膀
胱 炎 か ら1株 で,葡
性 疾 患 か ら2株,貧
他2株,緑
萄球
胆 管疾 患 か ら4
血 か ら2
連 菌 そ の他 連 鎖球 菌
で あ る。
ま た,分 離菌 と分 離 被 検 物 は 胆 汁 分 離 鎌数14株,葡
萄