い~な あまみ 中 央 しらさぎ さくら 大阪+知的障害+地域+おもろい=創造 知の知の知の知 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 954 号 2012.9.22 発行 ============================================================================== 雑記帳:イノシシ撃退装置を開発…農作物被害防ぐ 毎日新聞 2012 年 09 月 19 日 刺激臭によってイノシシによる農作物の食害を防ごうと 開発された装置=佐賀県太良町大浦の佐賀西部コロニー 昆虫の里で2012年9月19日、田中韻撮影 イノシシによる農作物被害を防ごうと、佐賀県 太良町の障害者福祉施設「佐賀西部コロニー」が 19日、撃退装置「猪(イノシシ)キラーマン」 を開発したと発表した。 イノシシの敏感な嗅覚に着目し、強力な辛さの ハバネロなどの唐辛子粉末を5分おきにいぶし て刺激臭を振りまく仕組み。畑に置けば周囲15 0メートルには寄ってこないという。 同施設は高齢農家と共同でサツマ芋やミカン を栽培しているが、相次ぐ食害に悲鳴が上がって いた。担当者は「今度はイノシシの悲鳴が聞こえ そう」と鼻息も荒い。【田中韻】 次号予告:毎日ウィークリー9月22日号 毎日新聞 2012 年 09 月 19 日 イギリスの公共放送が制作し、ネットを通じて全世界に広 まったロンドン・パラリンピックのCM、見ましたか? 障 害者アスリートたちの勇姿に続いて、事故や戦争など障害の 原因を説明する映像がはさまれ、大迫力の競技シーン、そし て「Meet The Superhuman」 (超人に会おう)のメッセージ。 選手たちのかっこよさとともに、私は「誰でも障害を持ちう る。人ごとじゃない」というメッセージと感じて鳥肌が立ち ました。今週の1面はかつてない規模と盛り上がりのうちに 閉幕したロンドン・パラリンピックのニュースです。キャメ ロン英首相のコメントにも「superhuman」という言葉が出 てきますが、これはこのCMのおかげで、イギリスでは「パ ラリンピック出場選手/障害者アスリート=超人」という共 通理解があったからかな、と思いました。もし東京五輪招致が成功した場合、東京パラリ ンピックはどんなメッセージを送るのでしょうね。 ◆1面 「No Limits in London」パラリンピック閉会 かつてない熱戦に幕(以下省略) いじめ調査「探偵に依頼」が急増 「傷つけぬ調査難しい」ジレンマも 産経新聞 2012 年 9 月 21 日 いじめ調査を探偵に依頼 大津市の市立中学2年の男子生徒=当時(1 3)=が自殺した事件などをきっかけに、いじめ を受けたとする子供の保護者らが探偵会社に調 査依頼や相談を持ちかける事例が急増している。 背景には、いじめへの不安と学校側の対応への不 信があるとみられ、実際に探偵の調査で問題が発 覚することも。ただ、学識者には「子供の人間不 信を助長する」と否定的な見方があり、探偵側も 「子供が傷つかない調査は難しい」と複雑な思い を抱えている。 いじめ調査を行う「T・I・U・総合探偵社」 (東京都)では、従来月30件程度だったいじめ 相談が、大津市の問題が表面化した7月からの約 2カ月で、延べ約250件に急増した。 昨年末、ある男子中学生から調査依頼のメールが届いた。学校にいじめを訴えたが「証 拠がない」と言われたという。 同社は両親の了解を得て調査を開始。生徒に録音機能付きカメラを内蔵した筆箱を渡す と、休み時間にロッカーに閉じ込められて「死ね」と暴言を吐かれたり、外からロッカー の扉をたたかれたりする様子が記録された。両親は映像を学校に提出。クラス替えなどの 措置が取られ、いじめは収束したという。 同社の阿部泰尚代表(35)は「調査をすれば子供と学校との関係がぎくしゃくする。 だから、子供が何を望むのか、調査前に何度も確かめる」と話す。 一方、大阪市の男性探偵(41)は「調査は子供には100%内緒だ」と明かす。中学 生の息子を持つ父親の依頼で昨年行った尾行調査では、公園で3人の同級生から、地面に 組み伏せられてプロレス技をかけられる様子を撮影した。 「一緒に遊ぶ場面もあり、一見仲良しグループ。遊びといじめの境があいまいだからこ そ証拠がいる」と男性探偵。 「子供はいじめられていることを隠すし、たとえ協力的でも大 人のように演技はできない。証拠を取るためには秘密裏にやるしかない」と話す。 ただ、こうした調査手法には同業者にも懸念の声がある。探偵会社「ガルエージェンシ ー大阪本部」 (大阪市)の福林英哉代表は「安易に証拠をつかもうとする“子供不在”の調 査は危険だ」と警鐘を鳴らす。 もし校内に持ち込んだ隠しカメラが同級生の前で発覚すれば、子供は立場をなくす。内 緒で尾行されていたことを知ればショックを受け、親との信頼関係も揺らぐ。福林代表は 「まずは学校に相談。探偵はそれがだめだったときの一つの相談窓口だと思ってほしい」 と話している。 × × × いじめの調査を探偵に依頼することの是非についてはさまざまな見方がある。 北海道教育大教職大学院の福井雅英教授(65)=臨床教育学=は「本来、学校と親が 子供を真ん中にして落ち着いて話し合わなければ問題は解決しない。逆に、くさびを打ち 込む行為だ」と否定的にとらえる。 「探偵に頼むというのは、思春期の子供に、周りの人を 信じてはいけないという人間不信のメッセージを大人が教えること。その子の将来の成長 や人格形成を長い目で考えれば、過酷なことだ」と話す。 一方、被害者の立場からは一定の理解を示す声が上がる。NPO法人「全国いじめ被害 者の会」 (大分県)の大沢秀明代表(68)は「親は何より本当のことが知りたい。でも学 校は調べてくれなくて、警察も犯罪性がなければ被害届を受理しないという現状がある」 と憤る。 大沢さんは「多くの学校は被害者対策ばかりで、加害生徒の教育や指導を行おうとしな い。被害者は自分で工夫していじめを解決するしかない」と指摘。「効果は不明だし悪徳業 者のリスクも高いが、探偵に頼むことも選択肢になるのかもしれない」とみている。 県、津市の障害児医療施設統合 17年度開院へ 中日新聞 2012 年 9 月 21 日 三重 県は、障害児の医療を担っている津市内の医療施設を統合し「こども心身発達医療セン ター」として津市大里窪田町の国立病院機構三重病院敷地内に新たに整備する。病院と連 携することで、医師を確保するとともに高度な医療を受けやすい環境にする。二〇一七年 度の開院を目指している。 統合するのは、津市城山の「草の実リハビリテーションセンター」と「小児心療センタ ーあすなろ」の二カ所。いずれも入所施設があるが、単独での小児科医や整形外科医の確 保が難しくなってきており、三重病院と医師確保や設備利用で協力関係をつくる。 総事業費は五十七億三千万円。当初の計画では、三重病院東側の山林を切り開く予定だ ったが、今年七月に絶滅危惧種のランなどの植物が見つかり、病院南側の既に開発済みの 三・八ヘクタールに変更した。来年度に設計に入り、一四年度末に建物の工事が始まる見 通し。 整備後は、現状で両施設内に設置している小中学校と特別支援学校の分校、三重病院に 入院する子どもが学ぶ緑ケ丘特別支援学校の三校を統合し、センター敷地内の一カ所でま とめて運営する。 県健康福祉部は、手術・入院が必要な高度医療と教育を一カ所に集中させることに「そ れぞれの子どもの成長段階に応じた専門性の高い要求に応えられるようになる」と指摘す る。 (南拡大朗) 厚労相が県内視察 富山型福祉事業所で意見交換 読売新聞 2012 年 9 月 21 日 国の規制緩和などの対象となる福祉推進特区に県が指定されたことを受け、小宮山厚生 労働相は20日、県内入りし、子どもと高齢者、障害者が一緒に利用できる「富山型デイ サービス」などの事業所を視察した。 富山型事業所を1993年に初めて開設した惣万佳代子さんの施設「このゆびとーまれ」 (富山市富岡町)では利用者や有償ボランティアら約30人と意見交換。17年前から有 償ボランティアとして働いている中村恭子さん(42)は小宮山氏に「毎日いろんな人と 会えるのでとても楽しい良い場所です」と伝えていた。小宮山氏はその後、認知症になっ た親と障害を持つ子どもが同じ建物内の別のグループホームで生活する「富山型共生グル ープホーム」の「双葉」 (入善町入膳)にも足を運んだ。 小宮山氏は記者団に、省内の縦割りが富山型事業所の普及の弊害になっていると訪問先 で指摘を受けたとして、縦割り解消に向けて「明日にも各局に指示を出したい」と述べた。 その上で「(視察した)先駆的な例を全国に紹介し、(広がるように)支援していきたい」 と語った。 県内が福祉推進特区に指定されたことで、富山型事業所のような小規模施設では障害者 が訓練を兼ねて働く「福祉的就労」が認められ、財政支援も受けられることになった。共 生型グループホームも認められた。 飲酒運転は“組織のリスク” NHK ニュース 2012 年 9 月 21 日 21日から福岡県で施行された全国初の罰 則付きの飲酒運転撲滅条例では、従業員が通勤 途中で飲酒運転で検挙された場合、勤務先に通 報され、勤務先は、再発防止策をとることが求 められます。 こうしたなか、飲酒運転を「個人のモラル」でなく、「組織のリスク」と捉えて、いち早 く取り組み始めた事業者があります。 福岡県で、9つの福祉施設を運営する社会福祉法人では、職員の介護福祉士が飲酒運転 で事故を起こしたことをきっかけに、組織を挙げて、職員の飲酒運転防止に取り組み始め ました。 事故が報道され、施設の利用者や家族への謝罪や、行政や関係機関への報告などの対応 に追われ、飲酒運転が組織にとって大きなリスクになることを実感したからです。社会福 祉法人の松尾文彦事務局長は、 「介護の仕事は、人の信頼が大事です。イメージダウンによ って、法人経営が揺らぐことにもなりかねないと感じた」と話しています。 この社会福祉法人が、事故をきっかけに作ったのが、参加者の交通手段を幹事が全面的 に管理する「飲み会マニュアル」です。 マニュアルでは、飲み会の数日前、幹事が専用のチェック用紙を使って、酒を飲むかど うか、当日の交通手段は何か、参加者全員に確認するとしています。 また、飲み会の会場は、電車やバスを使いやすい駅の近くにするよう定めています。 そして、飲み会の終了後には幹事が1人ずつ、帰り方を改めて確認します。 この日の「飲み会」の幹事を務めた松尾事務局長は、「会社の中で飲酒運転という不祥事 が起こると、本当に職場ごと、家族ごと全部潰れてしまうので、飲酒運転は絶対にやめさ せないといけないと考え、あえて、ここまで管理するようにしました」と話していました。 薬物依存防止へ、女性受刑者に心理療法 加古川 神戸新聞 2012 年 9 月 20 日 加古川刑務所(兵庫県加古川市加古川町大野)の女性収容施設で来年1月から、薬物依 存者の再犯を防止するために心理療法「認知行動療法」を活用した指導プログラムが試行 される。2011年に覚せい剤取締法違反罪で入所した全国の受刑者のうちほぼ半数が再 犯。女性受刑者は約40%が同罪での入所となっている。法務省によると、薬物依存に特 化した同療法の指導プログラムは全国でも初めてといい、 「効果を検証した上で全国の施設 に広げたい」としている。 法務省によると、昨年の同罪での受刑者6569人中、48%の3154人が再犯者。 女性受刑者は2226人中、883人に上った。 認知行動療法は、人間の認知(ものの見方)と行動の関係に着目し、強いストレスによ って認知がゆがみ、不適切な行動をするのを防ぐ。生活環境と自身の精神状態から薬物に 依存する要因を見つけ、生活や考え方を変えて感情をコントロールし、薬物から離脱する 方法を見つける。 同刑務所は3月、女性を収容する「女区」 (定員200人)を新設。8月31日現在、女 性72人が入所しており、うち34人が同罪。うち再犯者は約半数を占める。同プログラ ムには、精神科医や臨床心理士らが参加し、1グループ10人のグループワーク形式で、 来年1月から週1回、計20回の指導を行う。 薬物を使ったきっかけや依存の理由を話し合い、薬物からの離脱法を発表して計画書を 作るほか、自助団体「ダルク」のメンバーから依存症を克服した経験談を聞く。 同刑務所の教育専門官は「自らの経験を話し、自ら離脱方法を考えることが重要になる」 としている。 (井上 駿) 障害者取り押さえ死 警官の無罪確定へ 産経新聞 2012 年 9 月 20 日 佐賀市で平成19年、知的障害がある安永健太さん=当時(25)=が警察官に取り押 さえられ、搬送先の病院で死亡した事件で、特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われた佐賀県 警巡査部長、松雪大地被告(32)について、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は、 検察官役の弁護士の上告を棄却する決定をした。無罪とした1、2審判決が確定する。決 定は18日付。 取り押さえの際に暴行があったかが争点だったが、1審佐賀地裁は、殴ったように見え たとする目撃者の証言は「他の証言と相反し、不自然な部分がある」と信用性を否定し、 無罪を言い渡した。2審福岡高裁も「暴行を加えたと認めるには合理的疑いが残る」とし て1審判決を支持、控訴を棄却していた。 “長女に食事与えず”両親逮捕 NHK ニュース 2012 年 9 月 21 日 愛知県豊橋市で、4歳の長女が病気で衰弱して いるのに十分な食事を与えず放置したとして両 親が保護責任者遺棄の疑いで逮捕されました。 長女は20日に死亡し、警察が死因や詳しい いきさつを調べています。 逮捕されたのは、豊橋市神野新田町の派遣社員、加藤和久容疑者(48)と、妻の陽子 容疑者(39)です。 警察によりますと、2人は長女の杏奈ちゃん(4)が去年12月ごろに風邪をひいた際、 病院に連れて行かず、その後、容体が悪化して衰弱しているのに十分な食事を与えず放置 したとして、保護責任者遺棄の疑いが持たれています。 警察によりますと、杏奈ちゃんはことしの春ごろからは自力で歩けないほど衰弱し、2 0日、自宅で息をしていないのを陽子容疑者が気づき病院に運ばれたものの、死亡が確認 されたということです。 体重は4歳児の平均の半分ほどの8キロほどまでやせ細っていたということで、調べに 対して、2人は容疑を認めたうえで、「金銭的に苦しく病院に連れて行けなかった」と供述 しているということです。 また、2人には7歳になる長男もいて、児童相談所に保護されたということです。 警察は杏奈ちゃんの死因と共に詳しいいきさつを調べています。 障害者アート展示拠点 読売新聞 2012 年 9 月 21 日 ◇和歌山駅前商店街 第一弾 織物50点 盲ろう者らが織り上げた作品が並ぶ「アートサポートセンターR AKU」 。障害者の表現活動の拠点として期待されている(和歌山 市で) JR和歌山駅前のみその商店街(和歌山市美園町)に、 障害者らの創作物を展示する「アートサポートセンター RAKU」がオープンした。関係者は「障害者の表現活 動や社会参加の拠点に」と期待しており、第一弾として、目と耳が不自由な人らによる織 物展が22日まで開かれている。 RAKUは、同商店街にある「麦の郷総合支援センター」の1階(80平方メートル) に開設。障害者アート普及を進める「共助のまちづくり協会」 (和歌山市)が運営している。 昨年、同協会などが、みその商店街を舞台に障害者らの芸術展を開いたことがきっかけ となり、開設された。 同協会の島久美子理事長は、 「アートには皆の心を豊かにする力があるが、和歌山では見 てもらう機会が少なかった。コツコツ制作した力作を披露してほしい」などとあいさつし ていた。 22日まで開かれている織物展では、NPO法人和歌山盲ろう者友の会(同)が運営す るさをり織りのアトリエ「Heart to Hand」のメンバーらによるストールや タペストリー、帽子など約50点が並べられている。 RAKUでは月2回、土曜を中心に書道や織物、染め物など障害者向けの教室を開く。 問い合わせは073・427・3313。 京都国際舞台芸術祭:日独の障害者ら舞踊共演 23日 /京都 言葉超えコミュニケーション 中京で22、 毎日新聞 2012 年 09 月 20 日 日独の障害者と健常者が出演する現代舞踊が22、23両日、京都市で行われる「京都 国際舞台芸術祭」で上演される。肉体を通じて、言葉に頼らない“対話”を繰り広げる。 【野 宮珠里】 現代舞踊を中心とした舞台芸術を発信するNPO法人「ダンスボックス」 (神戸市)企画 の「循環プロジェクト」と、障害者と健常者が共に活動するドイツの劇団「ティクバ」が 共同制作した。 「循環」は、障害者による質の高い芸術表現の場として07年にスタートした。ダンス ボックスのディレクター、横堀ふみさんは「障害者が舞台に出ても『よく頑張ったね』と いう評価でとどまりがち。彼らが純粋にパフォーマーとして参加し、思い切りやれる舞台 を目指している」と話す。 出演は計8人。肢体障害者の福角宣弘(ふくすみのぶひろ)さん(55)=堺市=は「違 いをネガティブにとらえず『見てください』という気持ちで参加している」と語る。ドイ ツ人との共演については「体でコミュニケーションをとるうち、引き出し合い、広がる世 界がある」 。ティクバのゲルト・ハルトマンさんも「肉体の対話を通してノブさん(福角さ ん)を深く知ることができる」と笑顔で語る。 一緒に参加する福角さんの妻幸子さんは、脳性まひによる障害があるが、民話の「語り 部」ボランティアなども務める行動派。 「新しい表現に挑戦したい」と意欲を見せる。 舞踊作品だが、振り付けはなく、即興に近いパフォーマンスを展開する。演出を担当、 出演者でもある砂連尾理(じゃれおおさむ)さんは「言葉を超え、違う価値観にどうアク セスすればよいか、考えたり感じてほしい」と話している。 中京区の元・立誠小講堂で22日午後4時と23日午後3時開演。入場料(前売り)一 般2500円、ユース(25歳以下)・学生・シニア(65歳以上)2000円、小中高校 生1000円。同芸術祭チケットセンター(075・213・0820) 。 弁当店が障害者就労を支援 一関、12 人雇用 岩手日報 2012 年 9 月 20 日 一関市青葉1丁目に今夏オープンした「いちのせき弁当」 (小野寺悟管理者)で、障害が ある職員が将来の自立を目指して仕事に励んでいる。同店は、障害者が会社と雇用契約を 結ぶ「障害者就労継続支援A型事業所」として運営。障害 者が安心して仕事に集中できる環境を提供し、雇用と自立 支援を並行して行う経営スタイルは、本県でも今後注目を 集めそうだ。 7月末にオープンした同店は、知的障害や、統合失調症 などの病気がある22~64歳の男女12人を雇用。職員 は調理や盛り付け、店内の清掃などを担当し、多い時で1 日150食分の弁当を手作りする。 小野寺管理者は「将来は弁当業界の即戦力として、社会 で活躍する人材を輩出したい」と期待を込める。弁当の注 文など問い合わせは同店(0191・26・6540)へ。 配達予約は午前9時半までに、5個から受け付ける。 弁当の盛り付けの仕事に集中する職員ら しなやか経営:UDジャパン代表取締役・内山早苗さん SANKEIBIZ 2012 年 9 月 21 日 ■全ての人の雇用機会を支援 女性、障害者、高齢者といった全ての人が持てる能力を最大限に 発揮するためのお手伝いをする人材育成企業です。「ノーマライゼ ーション(共生社会)」 「ダイバーシティ(多様性を受け入れる社会)」 「ジェンダフリー(男女平等社会)」 「バリアフリー(障壁のない社 会) 」 「エコロジー(循環型社会) 」の5つの要素を行動基準として、 実行しています。 1990年に会社組織化してから、女性の能力開発・活用につい て企業に提案することに取り組みました。最近は障害者育成に力を 入れています。障害者は普通に仕事ができる能力を持っている人が 多いのに育成機会に恵まれません。 育成への取り組みが早すぎて当初はなかなか仕事になりませんでしたが、雇用率アップ やCSR経営の重要性が認められるようになるにつれて、障害者の雇用と育成が必要と考 える企業が増え、研修依頼が届くようになりました。今までの蓄積から多様な障害者との ネットワークが強みになっていることも要因の一つです。 障害者雇用について「どうしたらいいか分からない」という企業も、その重要性を理解 すると変わります。企業が雇用や育成に踏み切れないのは障害者を特別の人とみているか らです。 そこで障害者の特性を理解する重要性を訴えています。活動の一環として、毎年9月に 八丈島でユニバーサルキャンプ(主催・ユニバーサルイベント協会)を実施。今回も15 ~17日に開催し、100人以上が参加するなど成果を上げました。 ▽本社=東京都港区港南2-12-27 ▽資本金=2120万円 OKI、鹿児島養護学校の生徒を対象に遠隔職場実習を支援 朝日新聞 2012 年 9 月 20 日 重度障がいのある生徒向けの日本初の遠隔職場実習を試み、連続 9 年間 13 校向けに実施 Tokyo, Sept 20, 2012 - (JCN Newswire) - OKI グループの特例子会社※1 である OKI ワー クウェル(社長: 津田貴、本社: 東京都港区)はこのたび、社会貢献活動として、鹿児島県立 鹿児島養護学校(校長: 前岡昌利、所在地: 鹿児島県鹿児島市、以下 鹿児島養護学校)におい て、高等部 3 年生の遠隔職場実習を行いました。遠隔職場実習は 2004 年からスタートし、 連続 9 年間、全国 13 校 29 人の重度障がいのある生徒向けに実施されました。 2004 年に設立された OKI ワークウェルは、障がい者雇用を専門に行う特例子会社で、高 度な IT スキルを持つ重度障がい者が在宅勤務でホームページの作成、ポスターデザインな どを行っています。 2004 年、都立の肢体不自由特別支援学校から、重度障がいのため移動の困難な生徒の職 場実習の相談を受けました。当時、会社に通える生徒に向けた職場実習環境は整っていま したが、車いす使用など移動が困難で会社に通えない生徒向けの職場実習環境を提供する 企業はありませんでした。OKI ワークウェルは、障がい者在宅雇用の経験を活かして、国 内で初めて重度障がいのため会社に通えない生徒にたいする職場教育を試みました。それ から 9 年間、全国 13 校延べ 29 人の重度障がいのある生徒向けに、遠隔職場実習を行いま した。 OKI ワークウェルは、生徒の要望やレベルにあわせて、電話または電子メールを利用し て、PC の操作方法やマイクロソフト社 OFFICE ツールの利用方法、ホームページの作成、 ポスターデザインなどを教えます。生徒側はインターネットにつながる環境であれば、学 校や自宅にいながらも実習を受けられるため、生徒や保護者の実習現場への移動の負担を 低減できます。また、講師には同じような車いすに乗っている在宅勤務の障がい者がいる ので、生徒のモチベーションがあがります。 OKI ワークウェルは、このほか、これまでの障がい者の在宅雇用の経験を学校教育に活 かす取り組みとして、肢体不自由特別支援学校の生徒を対象としたキャリア教育の出前授 業も実施しています。 今後も子どもたちの勤労観・職業観を育成するキャリア教育を支援し、職場実習を行っ ていきます。 【用語解説】1.特例子会社 「障害者の雇用の促進等に関する法律」に定める、障がい 者の雇用に特別の配慮をした子会社のこと。 【OKI ワークウェル概略】 社名: 株式会社沖ワークウェル 社長: 津田 貴 資本金: 1,000 万円 設立: 2004 年 4 月 1 日 従業員数: 63 名(2012 年 9 月現在) 主な業務: IT サービス(ホームページ作成、ポスターデザイン、PC 作業全般)、名刺作成、 障がい者の在宅雇用コンサルティング URL: http://www.okiworkwel.co.jp/ 沖電気工業株式会社 OKI は米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか 5 年後の 1881 年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と 勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、 ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、 「金融シ ステム」 「通信システム」 「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つ の分野において、OKI グループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお 客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちら からご覧ください。 http://www.oki.com/jp/ Contact: 本件に関する報道機関からのお問い合わせ先 OKI 広報部 葛 電話: 03-3501-3835 e-mail: [email protected] 月刊情報誌「太陽の子」、隔月本人新聞「青空新聞」、社内誌「つなぐちゃんベクトル」、ネット情報「たまにブログ」も 大阪市天王寺区生玉前町 5-33 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所発行
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