(仕様書別紙1) <福岡県緊急雇用創出事業臨時特例基金事業> 飲酒運転撲滅緊急対策事業 事業計画書 1 概要・趣旨 飲酒運転撲滅の気運の高揚を図ることを目的として、以下のことを柱とする総合 的な飲酒運転撲滅啓発活動を実施する。 ① 直接訪問による広報啓発活動 ② 啓発資料の作成 また、県内の事業所、飲食店、酒類販売店に直接訪問による飲酒運転撲滅に関す る広報啓発活動を行うことで接客や営業に必要なスキルを習得し、継続的・自主的 に社会で活躍できる人材を育成する。 2 委託期間 契約締結日から平成27年12月31日まで なお、直接訪問による啓発期間は平成27年4月から平成27年12月下旬まで とする(発注者と協議のうえ日時決定)。 3 タイムスケジュール 月 上旬 中旬 12月中旬 H26 年 12 月 H27 年 1 月 H27 年 2 月 下旬 公募(HP 掲載) 1月6日 1月16日 公募説明会 企画書提出締切 1月下旬~2月上旬 委託先決定 求人活動 2月上旬~中旬 契約締結 事業実施準備 面接・採用 求人活動 H27 年 3 月 1月26日 審 査 会 研 修 事業実施準備 H27 年 4 月 5月~12月 任命式 研 修 訪問啓発(OJT・OFF-JT) 訪問啓発(OJT・OFF-JT) ☆8/25 は必ず稼働日とすること。 ☆途中、月1回程度を目安に実施状況を中間報告すること。 終了後、実績報告書と 収支計算書を提出 ※実施時期等は目安であるため、進捗管理は発注者と十分打ち合わせること。 (仕様書別紙1) 4 事業イメージ 活動推進員 活動推進員 雇用契約 or 派遣 ○ハローワークほかで公開により求人 受 託 者 ○契約額に占める人件費が2分の1以上 ○失業者であることの確認 活動推進員 活動推進員 活動推進員 ○啓発内容について県と打ち合わせ 研修 ・班編制・訪問計画策定 (併せて延べ 2,520 人日以上) 人日以上) 進捗管理・実績報告 任命式・研修 任命式・研修の実施 ・研修の実施 ①訪問啓発 ②啓発資料作成 飲食店 事業者 ・啓発資料作成 訪問・啓発活動 届 出 書 届 活動推進員 出 書 ・OJT・OFF-JT ・二人一組で訪問 ・広報啓発活動の実施 ・「飲酒運転撲滅宣言企業・宣言の店」届出書の回収 活動推進員 ・OJT・OFF-JT ・啓発資料作成 ・届出書記載項目を県指定のデータ形式で入力 (Excel 形式) ・訪問先リスト作成 ・データ分析・報告書の作成 ※ 新規雇用者に対し、事業実施に必要な座学研修(基礎研修、接遇研修、営業研 修等)、実地研修(飲酒運転撲滅の一環として一般企業等への訪問、管理者やリ ーダーによる個々人のスキルや長短所のモニタリング及びフィードバック等)を 行うこと。 なお、研修にあたっては、 「人材育成・就業支援計画」を事前に県に提出し、当 該計画に則り、OJT、OFF-JTを組み合わせた研修を実施すること。 (仕様書別紙1) 5 直接訪問による広報啓発活動について (1)委託内容 福岡県内の失業者を「飲酒運転撲滅活動推進員」(以下「活動推進員」とい う。)として雇用し、福岡県内の事業者(県内で事業を営む個人又は法人その 他の団体。特に酒類販売業者)及び飲食店営業者(営業の形態にかかわらず、 店舗その他の設備において酒類を提供して飲食させる営業を行う者。以下総称 して「啓発対象事業者」という。)を訪問し、飲酒運転撲滅の啓発及び「福岡 県飲酒運転撲滅条例」の周知活動を行う。 なお、活動推進員に対して、訪問営業、接客等に関する能力向上を図る研修 を実施すること。 (2)実施要件 ○啓発対象事業者 11,760 箇所以上を目標とする。 (内訳)※目安として ① 県内の事業所(特に酒類販売業者。なお、原則として既に飲酒運転撲滅 宣言企業に登録済の事業所を除く) 合計 5,040 箇所以上 3 班×12 件/日・班×140 日=5,040 件 ② 県内の飲食店等(原則として、既に飲酒運転撲滅宣言の店に登録済の飲 食店を除く) 合計 6,720 箇所以上 4 班×12 件/日・班×140 日=6,720 件 (3)任命式の実施 活動推進員の採用後、4月に県庁舎にて任命式を執り行うこと。 (4)啓発活動の実施 訪問・啓発活動は、受託者が実施計画を立案するが、特に8月25日(火)は 稼働日とすること。 (5)啓発活動の内容 ① 飲酒運転撲滅の啓発 県の飲酒運転の現状及び飲酒運転の危険性を説明し、以下の例を参考として、 事業所の従業員や飲食店等への来客に対して飲酒運転防止のための働きかけ をしてもらうよう要請する。 <例:事業者に対する要請のポイント> ・ ポスター・チラシなどの啓発物を掲示し、従業員や来客に対し、飲酒運転 撲滅の呼びかけを実施 ・ 車両使用従業員の事前点検の徹底 ・ 社内研修の実施 ・ 従業員の家族に対する啓発 など <例:飲食店営業者に対する要請のポイント> ・ 来客が車で来店しているかのチェック(入店又は注文時など) ・ 車で来店した客が飲酒しようとする場合は、代行運転や家族などによる迎 えを依頼 ・ 車で来店した客がグループの場合は、ハンドルキーパーを確認 ・ 車で来店した客が飲酒後、車を運転して帰ろうとする場合は、強く説得 (仕様書別紙1) ・ 車で来店した客が説得にもかかわらず、飲酒運転を行おうとする場合は、 車のナンバーを控え警察署に通報する。など ② 条例の周知 「福岡県飲酒運転撲滅条例」が制定されたこと、制定の目的、条例の内容を簡 単に説明し、当該啓発対象事業者の協力を要請する。条例及び協力要請の内容 は以下の例を参考とすること。 ・ 飲酒運転のない、県民が安心して暮らせる社会を実現するため、「福岡県 飲酒運転撲滅運動の推進に関する条例」が制定され、平成24年4月1日か ら施行された。 【例:飲食店の責務】 ・ 条例では、飲食店において、運転者に飲酒させないための取組を進めるこ とが不可欠とされ、飲食店には、 ア 飲酒運転撲滅に関するポスター等を掲示するよう努める イ 駐車場を有する場合は、来客の飲酒運転を防止するための措置を講じる ように努める 以上2点の責務があると定められている。 ・ また、公安委員会から飲酒運転防止措置への取組を指示されたにもかかわ らず、その取組を怠った場合、店名の公表と併せて公安委員会の指示書の店 内掲示が義務づけられる。 ・ この掲示の指示に従わない場合、5万円以下の過料が課される。 ③「飲酒運転撲滅宣言企業・宣言の店」の制度周知及び登録勧奨 ・ 条例では、事業所や飲食店の取組を促進するため、「飲酒運転撲滅宣言企 業・宣言の店」の登録制度を設けている。直接訪問時において、登録を勧奨 する。 ・ 「宣言企業」の対象は事業者で、主に当該事業所の従業員による飲酒運転 を防止するための取組を宣言し、県へ届出する制度が規定されている。 平成26年11月30日現在登録数 19,783業所 ・ 「宣言の店」の対象は酒類を提供する飲食店営業者で、主に来店者の飲酒 運転を防止するための取組を宣言し、県へ届出する制度が規定されている。 平成26年11月30日現在登録数 3,392店 ・ 宣言の届出を行うと、店舗の名前等を県のホームページで紹介するほか、 登録証及び事業所や飲食店に掲示するステッカーを配布する。 ・ 届出は、(持参している)届出書に必要事項を記入して、県庁の生活安全課 まで郵送、ファックス等で行う。なお、電子申請サービスについても、持参 しているチラシにより説明する。 ・「宣言企業・宣言の店」の取組の輪が拡がることで、飲酒運転のない社会の 実現に一歩近づくことを説明し、協力要請する。 ・可能な限りその場での届出について働きかけ、同意していただける場合は、 届出書に必要事項を記載していただき、活動推進員が受領する。 持ち帰った届出書については、記載内容を県指定の電子データ形式(excel 形式)で指定の様式に入力し、訪問先リストの作成やデータ分析等を行った 上で、届出書とともに確実な方法で県庁生活安全課まで提出する。 (仕様書別紙1) (6)配布物 配 布 物 事業所・ 酒類販売店等 ○ 飲食店 ポスター ○ 接客マニュアル ○ ステッカー(制度周知用) ○ ○ 宣言企業届出書(+周知チラシ) ○ 宣言の店届出書(+周知チラシ) ○ 上記の啓発物を訪問先の種類により各々配布し、その内容にあった啓発活動 を行い、掲示等を依頼する。 (7)活動推進員の服装 委託料でジャンパー、ベストなど、一目で分かる(服の下等に隠れない)ユ ニフォームを作成し(「福岡県飲酒運転撲滅活動推進員」の表示を行うこと)、 写真入りの身分証(同じく委託料で作成)とともに活動時、イベント時は必ず 着用すること。 (8)実施体制 訪問啓発は 2 名以上により班を編成して実施するものとし、受託者は見積書 と同時に提出する企画書に、従事業務、実雇用人数、班編成、稼働日程を明ら かにすること。 (9)対象事業所、飲食店等の選定方法 事業所、飲食店等の選定にあたっては、啓発活動の効果を高めるため、一定 程度、人出の多い繁華街の事業所及び飲食店等その周辺の駐車場、駐車場を有 する飲食店及び酒類販売店等を優先して選定すること。 ただし、原則として、昨年訪問した事業所・飲食店、 「飲酒運転撲滅宣言の店」 に登録済みの飲食店、 「飲酒運転撲滅宣言企業」に登録済みの事業所等を除くこ と。 (10)その他 受託者は、直接訪問の訪問先の事業所及び飲食店等の名称、業種、所在地、 訪問日のリストを作成すること。 また、契約締結後、県と協議し、委託期間中の訪問計画・実績報告(事業所 及び飲食店等のリストを含むものとする。)の中間とりまとめ期間について定 め、同計画・報告を確実に行うこと。 6 啓発資料の作成 上記5の事業で使用する啓発物等の製作を行うこと。 (1)県が指定する宣言企業・宣言の店届出書、啓発資料(必須) 項目 部数 仕様 宣言企業届出書 10,000 A4 両面印刷 宣言の店届出書 10,000 A4 両面印刷 (仕様書別紙1) アルコールチラシ 20,000 部 (増刷) A4 コート紙 90K 4+4 色 100 枚ずつ梱包 ハンドルポスター ハンドルステッカー (一般県民用) 30,000 部 (増刷) 40,000 部 (増刷) コート紙 110K 内 15,000 枚を四つ折り 加工 屋外用 100mm×100mm 塩ビ強粘再剥離 4 色 PP 角丸ラミ加工 単枚シート仕上 げ裏スリット 1 本 ハンドルステッカー (宣言企業) 10,000 部 (増刷) ハンドルステッカー (宣言の店) 1,500 部 (増刷) 屋外用 100mm×100mm 塩ビ強粘再剥離 4 色 PP 角丸ラミ加工 単枚シート仕上 げ裏スリット 1 本 屋外用 100mm×100mm 塩ビ強粘再剥離 4 色 PP 角丸ラミ加工 単枚シート仕上 げ裏スリット 1 本 B4 コート 135K 両面カラー(4+4)仕上 げ両面 PP 加工三つ折り 接客マニュアル 7 10,000 部 (増刷) 注意事項 (1)事業実施について ○ この事業を受託しようとする者は、委託業務の実施期間、雇用人数の総 量及び訪問先数の目標等の条件を満たしたうえで、『「飲酒運転撲滅緊急対 策事業」企画提案競技実施要領』に従って、企画書を作成し、当該実施要 領に定める期限までに提出すること。 ○ 受託者は、事業全体の実施計画及び報告方法・時期等について、県と十 分に協議を行い決定すること。 また、個別事業の実施にあたっては、県の意向を尊重し、実施期日及び 内容について、県とあらかじめ十分な期間をもって行うこと。 ○ 受託者は、委託業務の完了の日から起算して10日を経過する日までに、 下記の「実績報告書」 (契約書様式第4号及び同第4号の2、同第5号(人 材育成・就業支援効果(実績報告))とは別に任意の書式で、完了報告書と 委託業務の収支計算書を県に提出すること。 ○ 事業実施に伴う成果物の所有権及び著作権は、県に帰属するものとする。 なお、県に著作権が帰属しないものについても、当該事業に係る目的の 範囲内で、県が複写・複製し使用することを許諾したものとする。 ○ 受託者は、本委託業務の処理上知り得た秘密を他人に漏らしてはならな い。 また、本委託業務を処理するための個人情報の取り扱いについては、別記 「個人情報取扱特記事項」を遵守しなければならない。 (2)雇用条件について ○ 新規雇用分の人件費の割合(保険料含む)は委託料の2分の1以上である こととし、新規雇用は、延べ 2,520 人日を下回らないこと。 また、当該人日数内で事業実施に必要な研修を行うこと。 ○ 新規雇用者の人件費等については、労働条件、地域の水準等を踏まえ適切 な水準を設定すること。 ○ 新規雇用者の労働時間や日数については、受託事業者において同種の業務 (仕様書別紙1) に従事する正規労働者の概ね4分の3以上を目安とすること。なお、やむを 得ずこれを下回る場合でも、雇用保険被保険者となる週20時間以上を目安 とすること。 ○ 受託者が活動推進員を雇用する際は、労働関係法規のほか、別紙2「緊急 雇用創出事業臨時特例基金事業受託者向け参考資料」を熟読の上、「事業実 施にあたっての留意事項」(以下、「留意事項」という。)を遵守のこと。 ○ 新規雇用する際は、本人が失業者であるか否かを必ず確認すること。 確認の方法としては、口頭で確認するほか、基金事業の趣旨を説明し了承 を得た上で、次の書類の提示を求めて確認を行い、新規雇用者確認票(留意 事項別添1)を作成すること。 ①雇用保険受給資格者証、②廃業届(自営業者の場合)、③履歴書、④職 務経歴書、⑤その他、失業状態であることが確認できる書類(離職票など) ○ 留意事項及び契約書に定める雇用関係書類の整備に遺漏のないよう努め ること。 具体的には、以下のとおりである。 ① 作成のうえ、事業完了後5年間保存を要するもの ・新規雇用者確認票(留意事項別添1)及び確認書類の写し ・総勘定元帳及び現金出納簿等の会計関係帳簿類 ・労働者名簿、出納簿及び賃金台帳等の労働関係帳簿類 ② 契約締結時、提出するもの ・雇用・就業計画書(契約書様式第1号)、人材育成・就業支援計画(同 第2号) ③ 事業完了後、提出するもの ・実績報告書(契約書様式第4号及び同第4号の2、同第5号(人材 育成・就業支援効果(実績報告)) ○ 本事業は、国の緊急雇用創出事業臨時特例交付金を活用した事業であるた め、会計検査院による検査の対象であり、受託者は、会計検査院の検査を受 ける場合はこれに応じなければならない。 (3)暴力団排除について ○ 福岡県暴力団排除条例に基づき、暴力団の公的事業への関与を排除するた め、契約内容に暴力団排除条項を盛り込み、意思表示の合致に争いが生じな いよう、誓約書(別紙3)の提出を契約条件とする。 8 発注者 〒812-8577 福岡市博多区東公園 7 番7号 福岡県新社会推進部生活安全課
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