分析PDF

■ 2017年度 入試問題分析シート ■
京都大学
総 括
前期日程
試験時間
科目
教育(理) 90 分 <1 科目>,他 180 分 <2 科目>
総人(理)・農 200 点<2 科目>,理 300 点<2 科目>
満点(配点)
教育(理) 100 点<1 科目>
地 学
難易度(昨年比)
難化
昨年並
易化
分量(昨年比)
増加
昨年並
減少
<総 論>
難化の意味は解答時間についてで,水準は特に高いというものではなく,ほぼ教科書に基づいた出題である。
<特記事項・トピックス>
四層構造についての走時曲線の折れ曲がりの出題は驚きである。高校地学では「常識」とされてしまうであろう内容
を答えさせるのは盲点を突いたのかもしれない。問題Ⅱ問 3,問 4 は伝統的な考えさせる問題であろう。
<合格への学習対策>
教科書の内容を,文章表現まで踏み込んで暗記する余裕を持った学習が大切。
設問ごとの分析
問題
番号
出題
形式
範 囲
Ⅰ
穴埋め
計算
地学
地学基礎
Ⅱ
穴埋め
論述
計算
地学
海水の底層流
海水の鉛直構造
海水のある部分の呼び名は位置的なものと流れ(循
環)とがある。鉛直面内の海水の流れを塩分濃度か
ら考える。
やや難
Ⅲ
穴埋め
計算
論述
地学
岩石の溶融曲線とマグ 4層にわたる走時曲線の折れ曲がりと地震波の影。
マの発生
地震波の走時曲線
やや難
Ⅳ
穴埋め
計算
論述
地学
地学基礎
分野・テーマ
問題
レベル
特徴(内容分析・解答上のポイント)
シュテファンボルツマ 太陽の視線方向の運動と自転の区別。太陽に対する
ンの法則
観測者の運動として地球の自転を考える。
太陽エネルギー源
光のドップラー効果
地質図
地史の復元
地質断面図
大陸移動説
第四紀の沖積層が常識として身についているか。
標準
標準
「問題レベル」は,本大学・学部を志望している受験生の入試レベルを基準に,問題の難易度を5段階〔難・やや難・標準・やや易・易〕で
判断しています.昨年対比ではありませんので,総括の難易度(昨年比)とは連動しません.
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