平成28年度 地域座談会で寄せられた要望・意見・提案の対応方針等 【城山地域集会施設】 No 要望・意見・提案の内容 小田急線の始発に近い時間帯に、1本だけでも特 急(ロマンスカー)を新松田駅に停車するようにし て欲しい。 1 交通の便が良くなることで、駅周辺にマンション が建った際などに、移住してくれる人が増えるので はないか。 所管課 まちづくり 課 政策推進課 田舎と呼ばれている地方では、営利目的で木の伐 採を始めている。大規模に行うと収支的に赤字なの で、小規模で伐採して、黒字を保つ工夫をしてい 2 る。 松田町も仕事は少ないが、森林があるので、考え 方を変えれば、何か発見があるのではないか。 観光経済課 自治会に未加入者への対応は、自治会だけでは限 度がある。未加入者は、防災に関する文書なども受 3 け取らないので、災害時の対応ができない。町とし て対応策は何か考えているのか。 総務課 自治会の加入促進に関して、パンフレット等を、 4 町で作成することはできないか。また、未加入のデ メリットは何か。 総務課 5 災害等でJR御殿場線が止まった場合、山北や御 殿場に向かう人たちへの対応はどうするのか。 安全防災担 当室 対応方針 駅周辺地域のまちづくりにつきましては、平成27年度に協議会を発足し、現在、平成30年度を目途に構想及び計画の作成について検討を行っています。 協議会には小田急電鉄、交通事業者専門部会には小田急電鉄及びJR東海から出席をいただいておりますので、町の交通の便や移住人口増を念頭に置 き、接続ダイヤの設定等について要望及び特急の停車等について調整を行ってまいります。 また、本町の駅周辺地域は足柄上地区の交通の要であるため、広域的な観点からも、その潜在力を引き出したコンパクトなまちづくりを、国の地方創生 交付金を活用しながら推進していきます。 なお、ロマンスカーに関しては、県鉄道輸送力増強促進会議(小田急線部会)の中でも、停車本数増加を要望しています。 当町は森林が多くありますが、利益を生み出すための資源有効活用が確立されておりません。伐採した木を搬出するための費用は森林組合へ確認したと ころ、林道から離れれば離れるほど搬出距離が長いため高くなっており、昔と比較するとほとんど利益は無い状態だと聞いております。 とはいえ、森林資源の利益を主眼においた有効活用について、県にアドバイスを頂きながら、町として先行事例を研究しながら森林資源有効活用につい て考えていきます。 平成28年1月現在の自治会加入率は95.3%となっており、近隣市町村に比べ高い数値にはなっておりますが、現在の世情を鑑みると自治会の加入促進は 今後進めていかなくてはならないと認識しております。まず、現在の自治会への未加入者について、自治会にアンケートをさせていただきながら、どのよ うな世帯の未加入者が多いのか分析すると同時に、ご意見がありました未加入者、転入者向け加入促進のチラシ等を作成について進めて参ります。 未加入者のデメリットとしては、広報誌等を配達しないため各種情報提供がされないことや、災害時の対応について特に初動は自治会が中心となりま す。自治会では、防災訓練等を通じ災害に備えている訳ですが、未加入者については動けないことになり、最大のデメリットと言えます。ホームページ等 で、情報提供することにも限界があるため、自治会加入の促進を第一に考えて参ります。 駅の帰宅困難者については、町民文化センターが避難所に指定されています。松田駅の帰宅困難者の方については、町とJR松田駅と協力して対応しま す。また、合せて、足柄上地区行政センターへの帰宅困難者受入について依頼してまいります。(新松田駅についても同様です) 避難所におきましては、自宅、会社等に向かうための交通情報等を提供いたしますので、各自で次の行動を判断していただくことになります。 町では、備蓄食糧の保管につきましては、計画的に整備を進めています。現在、約22,100食を備蓄していますが、この備蓄食糧につきましては、 建物倒壊や火災などにより食糧を確保できない方などに、優先的に配付させていただく予定ですので、町民の皆様におかれましてはローリングストック方 式を活用していただき、3日分以上の食糧と水の備蓄を今後も継続して実施していただくようお願いします。 また、避難に備えて、玄関に非常時持ち出し品の準備を併せてお願いします。 災害時における備蓄食料の保管や急病人の搬送場 所の情報はどのようになっているのか。 6 また先ほど、業者が家の井戸水をくみ上げていっ た。飲料水として適当かどうかの調査結果は出てい るのか。 安全防災担 当室 子育て健康 課 急病人の搬送先につきましては、拠点病院となる足柄上病院が中心となりますが、時々の状況によって他の病院に搬送される場合があります。また、健 康福祉センターに医療救護所の設置を予定しています。医療救護所には、足柄上地区三師会及び看護協会(一般社団法人足柄上医師会、一般社団法人足柄 歯科医師会、一般社団法人小田原薬剤師会、公益財団法人神奈川県看護協会小田原支部)に派遣要請を行いますが、町内の医療機関が基本であり、医療機 関が被災していない場合は、その施設で診療を行いますので、救護所に医師が不在となることも考えられます。別途、神奈川県に、DMAT(医師、看護師等) の派遣要請を行います。 町が把握した情報については、安心メールや防災無線等、その時点で使用可能な伝達方法により、町民へ発信します。 平成24年度に町内にあります井戸水35カ所について水質検査を実施しましたところ、飲料水として適切である井戸は23カ所(松田地区20件 寄 地区3件)となっています。 また、平成28年度に再度水質検査を実施させていただき、水質基準に適合している井戸水につきましては、災害時に地域住民の方が使用できるようお 願いし、ご承諾いただいた方と町で協定を締結してまいります。(平成29年3月末予定) 協定結果につきましては、4月中に各自主防災会長様に報告させていただく予定です。 1/3 平成28年度 地域座談会で寄せられた要望・意見・提案の対応方針等 【城山地域集会施設】 No 要望・意見・提案の内容 所管課 対応方針 11月9日開催の婚活イベントに関して、主催は町 と青年会議所でよいか。 7 また、イベント参加者は何人くらいなのか。併せ て、過去の実施回数と結婚して松田に住んだ人がい るのか。 定住少子化 担当室 主催は町とあしがら青年会議所から成る、「松田町縁結びサポート事業実行委員会」を主催として開催しています。 実施回数は平成27年度と28年度に各1回ずつの計2回となっており、参加者は27年度が40名、28年度が46名でした。カップル成立はともに3組です。 結婚して松田町に住んだ人がいるという話はまだ聞いておりません。 この事業は、出会いの場を松田町とすることで、町の魅力を知ってもらい、交流人口を増やし、家賃補助や住宅取得、子育て支援の制度情報などの周知を 併せて行うことで、結婚後の定住先が松田町となるよう、イベント時に町のPRを行うことや、土産品に町のパンフレットを同封しています。 なお、落選者には3月に予定している山北町と広域で実施する婚活イベントを紹介しております。 常光沢と隣の河口、川に流れ込んでいる箇所が山 から流れ出す砂で埋まり、ゴミも一緒に堆積し、雑 8 草も繁茂している。町で砂利を取るなどして、水が きれいに流れるようにしていただきたい。 まちづくり 課 現地を調査し、県西土木事務所へ要望します。 有害鳥獣に関して、広域的な課題なので、近隣自 治体と協力して対策をしてほしい。 観光経済課 現在、国の補助金を活用しながら鳥獣被害対策の実態調査を実施しています。 この調査結果を用いて猟友会による捕獲活動を実施しますが、わな設置から見まわり、捕獲までを全て猟友会に一任するには限界があります。 そこで、各農家さんと猟友会及び町との連携が必要不可欠です。 各畑にわなを設置し、見回りはその畑を所有する農家さんが見回り、わなに掛かったら猟友会へ連絡する体制を考えています。 この事業において、上記体制の第一歩として農家さんを中心とした捕獲わな講習会を実施しました。 この講習を受けていただき、掛け方を学び、毎年夏に神奈川県が実施するわな免許試験を受け、資格を取得していただき、自分の畑は自分で守ることも 必要だと思います。町の予算でわな免許取得に関する補助金がありますので、活用していただきたいと考えております。 市町村レベルでこの調査を行っているのは当町だけです。調査結果が成果として明確になったら、これを基にして近隣市町で広域的な取組むためのきっ かけとなり、情報共有し、連携を行って参ります。 イノシシの肉は結構有効な成分が入っていて、愛 知県ではジビエ料理にしようと広めている。ジビエ 10 料理は横浜には結構あるし、有効活用できるのでは ないか。 観光経済課 有害獣被害等実態調査を実施中であり、シカやイノシシを集中的に捕獲してきます。その中で時期にもよりますが、何頭捕獲できるのかを 検証し、毎年定期的に流通できる量として確保できるのか、また売れるのかも含めてジビエが事業性として可能かどうかを調査する予定で す。 福祉課 老人クラブは昭和25年頃、社会と経済の混乱、家族制度の変革など、かつて経験したことのないような状況の中で、高齢者自らが相集い、新たな役割を 求めて誕生した、地域を基盤とする高齢者の自主組織です。各地に誕生し、全国に広がり、また、クラブ相互の連絡調整をはかり、より広域的な共同事業 を実施するために、市区町村、都道府県・指定都市、全国の各段階に、それぞれ連合会を組織しています。また、老人クラブは、昭和38年に制定された老 人福祉法や平成6年の新ゴールドプラン(高齢者保健福祉推進10か年戦略の見直し)やゴールドプラン21に「高齢者の社会参加や生きがい対策の推進組 織」として位置づけられています。 概ね60歳以上の方は、老人クラブに加入することができますし、年齢を問わず、賛助会員となることも可能です。超高齢社会においても、地域の高齢者 が、生きがいと健康づくりのために、老人クラブの仲間づくりを基礎に交互に支え合い、楽しいクラブづくり、社会貢献するクラブづくりにつなげていた だきたいところですが、全国的にも加入者の減少により、解散を余儀なくされるクラブが多くなっているのが実情です。 松田町においても、介護保険制度の創設された平成12年当時から会員数が徐々に減少し、平成18年度からは単位老人クラブの解散が続き、現在5クラブ が活動されているところです。活動衰退の要因としては、会員数の減少もありますが、単位老人クラブのリーダーの継承が課題のようにも思います。 概ね60歳を迎えられる方々、また、定年退職後に地域デビューされる方々への老人クラブのPRを行って加入を勧奨するほか、アクティブシニアといわ れる前期高齢者が、老人クラブ活動に魅力を感じられるメニューを取り入れていくよう、町としても事務局である社会福祉協議会に働き掛けて参ります。 地域包括ケアの観点では、高齢者同士の見守り、地域での支え合い・助け合いとしての、老人クラブ活動における友愛訪問には、町としても大きな期待 を寄せています。また、若い世代への松田町の歴史・文化の継承などを担っていただけるよう、町全体で考えて参ります。 9 老人クラブ活動の衰退が激しい。 町全体として老人クラブ活動をどのように再び活 11 性化していくか議論して、町の皆さんを巻き込んだ 議論を起こしてみようと考えているので、ぜひご協 力をお願いしたい。 2/3 平成28年度 地域座談会で寄せられた要望・意見・提案の対応方針等 【城山地域集会施設】 No 要望・意見・提案の内容 観音さんなどの地域行事は、伝承していかなけれ ばならないが、高齢化に伴い消滅の危機にある。せ 12 めて、記録として残すことを町で取り組んでほし い。 松田小学校の周囲の道路には歩道がない。時間帯 によって、通学路は一方通行になっているが、子ど もの列の中に自動車が走る危険な状況がある。 13 現在、防犯活動などで学校の正門に先生等が見 守っているが、車で送迎するのを止めることもでき ない状況にある。安全な通学路の確保を真剣に考え てもらいたい。 所管課 教育課 教育課 対応方針 文化行政については、町総合計画の「伝統芸能等の保存・伝承の支援」として地域に残る伝統芸能等を保存していくとともに、大名行列を小学生、中学 生等へ伝承し、次代を担う子どもたちの交流を推進しています。 ご意見のありました地域行事、年中行事を伝承していかなければならないと思います。しかしながら、現在、伝承している行事も子の代、孫の代となっ た現在、廃止されたり、簡略化されたものも多いです。 このような中で、町指定重要無形民俗文化財である「松田町大名行列」は、保存会の方々にご協力をいただき、中学生を対象に伝承教室を行い、観光ま つりで演技を披露しています。一昨年度には、大学生に協力をいただき、未来永劫に伝承できるよう記録保存(DVD)をいたしました。 また、昨年、神山で行われている「百万遍念仏」においては、神山にお住まいの方から相談があり、ケーブルテレビにご協力をいただき、記録保存 (DVD)をいたしました。 町としても地域行事の再確認を行ってまいります。内容によりますが、記録保存のご要望がある場合は、先ずはご相談をいただきたいと考えておりま す。その上で、文化財保護委員とも相談していきながら対応してまいります。 近年、登下校中の児童等の列に自動車が突っ込み,死傷者が発生する痛ましい事故が全国で相次いでおります。国では、このような状況から学校の通学 路の安全確保について、各地域の学校,警察,道路管理者等が連携・協働し、また県及び町、教育委員会や関係機関が協働して、通学路の安全点検や安全 確保を図るために取組みをするよう通知がされているところであります。 ご意見のとおり、町の通学路や周辺道路は、狭隘な箇所や危険な箇所があります。 このため、町では年度末までに、教育委員会、町(交通防災対策室、まちづくり課)及び関係者(警察署、PTA)と通学路の緊急合同点検を実施する予 定です。 また、緊急合同点検に基づく対策の実施後においても、各地域において定期的な合同点検の実施や対策の改善・充実等の取組みを継続的に推進するた め、「推進体制の構築(協議会等の設置)」 、「基本的方針の策定(通学路交通安全プログラムの策定) 」などを進めるため、準備を進めてまいりま す。 歩道設置について、隣接地権者のご協力がないと整備が進まないこともあり、また時間を要します。よって、暫定的な対策として次年度以降も引き続き グリーンベルトを施工し歩行者の安全を図っていきます。 3/3
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