業務委託仕様書(案)(PDF:212 KB)

資料
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清瀬市生活困窮者学習支援業務委託仕様書(案)
第1
共通事項
1.業務名称
清瀬市生活困窮者学習支援業務委託
2.業務の目的
本業務は、様々な要因で学習する環境が整っていない生活困窮世帯の子どもを対象に、
学習支援及び学ぶことのできる場の提供を行う。学習の遅れだけではなく、学習の方法
が分からない、将来の目標等を持てない子ども及びその保護者に対し、通所による学習
支援及び家庭訪問による相談・面談等を通して、子どもの学習意欲の向上と保護者への
学習の重要性についての理解促進を図ることにより高校等への進学・卒業を支援し、社
会的自立を促すことで貧困の連鎖を防ぐことを目的とする。
本事業は平成27年度に施行された「生活困窮者自立支援法」第6条第1項第4号の
規定に基づく事業として実施するものであり、地域全体で包括的な支援体制の構築を図
るための取り組みである。
3.対象
本業務は、清瀬市生活困窮者学習支援事業実施要綱第3条に規定する小学校第5・6学
年の児童および中学校第1~3学年までの生徒とその保護者を対象とする。
3.履行場所
清瀬市中里5丁目842番地他
清瀬市指定場所
4.履行期間
契約締結の翌日から平成29年3月31日までとする。
5.業務実施基準
(1)本業務の実施は、本仕様書に基づき実施すること。
(2)受託者は業務の実施にあたり、関係法令及び条例を遵守すること。
(3)受託者は、清瀬市個人情報の保護に関する条例(平成17年9月条例第17号)を
遵守し、業務上知り得た個人情報等の秘密を他人に漏らしてはならない。
(4)本業務における成果品並びに業務中に作成した資料等の所有権及び著作権は、発注
者に帰属するものとする。
(5)受託者は業務の実施にあたり、発注者と協議を行い、その意図や目的を十分に理解
した上で、本業務の遂行に必要な知識を有するものを管理責任者として置き、適切な
人員配置のもとで進めること。
(7) 受託者は、毎月指定日までに前月分の相談実績等について発注者に報告を行うこと。
(8)本業務に関する発注者との打ち合わせは、随時、清瀬市庁舎内で行うこと。
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(9)業務の実施に関し疑義が生じた場合には、速やかに発注者と協議を行い、指示を仰
ぐこと。
6.業務計画書の提出
(1)受託者は、契約締結後14日以内に業務計画書を作成の上、発注者に提出し、承認
を得ること。
(2)業務計画書には、次の事項を記載すること。
① 業務遂行方針
② 業務フローチャート
③ 業務実施体制及び組織図
④ 担当者一覧表及び経歴書(協力者がある場合は、協力者の概要及び担当者一覧表)
⑤ その他発注者が必要とする事項
(3)(2)に定める事項の記載内容に追加又は変更が生じた場合には、速やかに発注者
に文書で提出し、承認を得ること。
7.打合せ及び議事録
業務を適正かつ円滑に実施するため、受託者と発注者は打ち合わせを行い、業務遂行
方針の確認、条件等の疑義を正すものとし、その内容については、受託者がその都度議
事録を作成し、発注者の確認を得ること。
8.実施手法
(1)本業務の実施にあたっては、「6.業務計画書」を元に、発注者と協議の上、役割
分担等の明確化を図り、効率的な業務の遂行に努めること。
(2)本業務における安全・衛生対策については、労働関係諸法令を遵守すること。また、
作業の安全及び環境にも配慮すること。
(3)本業務の実施においては、市の所有する建物、設備及び機器等に損害を与えないよ
うに配慮すること。
10.資料等の貸与及び返却
(1)発注者より貸与された資料等は、紛失、汚損しないよう取り扱うものとし、発注者
の許可無く、これを貸与、又は複製、公開してはならない。
(2)貸与された資料等は、業務が終了した時は、速やかに発注者に返却すること。
11.使用言語等
本業務に使用する言語は、日本語、数字は算用数字、通貨は日本円とする。
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第2
業務内容
業務内容は以下に示すものであり、業務の実施にあたっては、発注者と十分に打合せを
行うこと。
1.実施内容
(1)事業運営に関すること
① 利用者(生活困窮世帯の子ども)の募集
② 保護者への事業説明と利用の承諾
③ 学習スペースの安全管理
④ 保護者向けの講習会等の企画運営
⑤ 学習スペースの効率的な運営及び利用者(生活困窮世帯の子ども)への学習指導
⑥ その他事業運営に関する必要なこと
(2)学習支援の手順
①
②
③
④
⑤
⑥
アセスメント
学習支援計画の作成
支援の実施
学習支援計画の見直し
支援の継続及び終了
その他
2.実施要件
(1)学習に課題があるという入口から、家庭環境や精神あるいは発達障害等様々な課題
の原因を究明し、その課題に対する家庭訪問等によるケースワークを重視する。
(2)家庭環境に課題がある場合など、原因である親世帯への支援も重視する。
(3)「進学」のみを見据えた学習ではなく、「就職」、「生きがい」など将来を見据え
た学習支援を実施する。
3.支援調整会議への出席
生活困窮者自立相談支援事業支援調整会議に出席し、関係機関との連絡調整を図る
こと。
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