帯広空港を活用した地域活性化のための基盤整備に関する調査業務委託仕様書(案) 1 業務名 帯広空港を活用した地域活性化のための基盤整備に関する調査 2 期間 契約締結の翌日から平成 29 年2月 28 日まで 3 業務の目的 民間の能力を活用した国管理空港等の運営等に関する法律(以下、 「民活空港運営法」という。) の成立以降、国は、仙台空港をモデルとした空港の民間委託に向けた取組みを進めている。 本年2月に、国が、国管理4空港及び特定地方管理2空港による一括民間委託の方針を示した ことで、道内における空港経営改革の動きが加速し、3月には、道も、道内空港の民間委託に向 けた方針を示し、現在、国に対する「北海道発の提案」の取りまとめに向けた取組みが進められ ている。 このような中、当市としては、空港の民間委託及び複数空港との一括運営などは、空港の管理 運営の効率化を図る手法のひとつであると捉え、国や道が開催する各種会議等に参画するととも に、地域関係団体との検討を進めているところである。 また、国は平成 32 年からの事業化を目指しており、仙台空港を例とすると平成 29 年度には、 民間委託に対する市場意向調査(マーケットサウンディング)が行われることが見込まれるが、 当市は、今後の国や民間事業者との協議・交渉に当たり、条件面で不利とならないよう、国の準 備スケジュールに合わせ、民間委託に向けて必要な準備作業を検討作業と同時並行で進めていく 必要があるものと認識している。 本業務は、より効率的・効果的な管理運営手法のひとつである民間委託を導入する際に必要な 空港の基本情報であるインフォメーションパッケージの作成に向けて、航空系事業のデューデリ ジェンスを実施し、併せて、今後の機能向上に係る整備等についての基本計画を策定するもので ある。 4 業務の内容 (1)施設機能向上に係る詳細調査 ①基本施設等のデューデリジェンス (ア)土木施設 (イ)建築施設 (ウ)機械施設 (エ)電気施設等 (2)施設機能向上に係る基本計画策定 ①更新投資に要する費用の試算及び更新時期の検討 ②機能向上に係る提案 ③機能向上に係る基本計画の策定 1 5 業務の実施 ① 本業務の実施にあたっては、業務担当員と緊密な連携を保ちつつ作業を進めるものとする。 ② 本業務に必要となる弁護士、公認会計士、税理士の有資格専門家を各 1 名以上配置するこ と。 ③ 受託者は、本業務の内容を十分に把握の上、契約締結後速やかに業務行程表及び作業方法 等に関する計画書を作成の上、業務担当員に提出すること。 ④ 業務に関する打ち合わせは、業務行程表提出時、中間報告、業務担当員が必要と認めた時 に行うものとする。また、受託者は、打ち合わせの内容を議事録に取りまとめ、打ち合わ せ後速やかに業務担当員に提出するものとする。 ⑤ 作業の方針、内容等において疑義が生じた場合は、その都度、業務担当員と十分に協議し た上、その指示に従うものとする。 ⑥ 業務担当員は調査期間中、随時、調査実施状況の報告を求めることができる。 中間報告 6 平成 28 年 12 月 15 日までに、上記、4(1)の業務において整理した資産情報等について、 紙媒体で1部、電子媒体(CD または DVD 等)で 1 部納入すること。 7 報告書、成果物 ① 調査検討結果等を取りまとめ、その内容について業務担当員と協議し、報告書を作成する。 ② 基本計画に係る成果物は紙媒体で 10 部、バックデータとなる資料については、紙媒体で3 部納入すること。また、当該報告書に係る電子ファイル一式を電子媒体(CD 又は DVD 等) で 1 部納入すること。 8 ① その他 帯広市は、受託者に本業務の実施に必要な資料を提供するものとする。ただし、帯広市が 所有していない資料については、受託者が用意するものとする。 ② 本業務を受注した者、協力者及びこれらの者と資本又は人事面等において一定の関連のあ る者が、この契約の対象となる空港の運営委託事業について、関係自治体及び公募の方法 等による選定手続きに参加する民間事業者(ターミナルビル会社(又はその株主)を含む) のコンサルタント等となることを妨げるものではないが、当市から提出する資料及び本業 務の実施により得られたデータ等の成果物その他本業務を通じて得られた情報を当市の 事前の書面による承諾なく本業務以外の目的に使用(当該情報を利用し、関係自治体及び 民間事業者(ターミナルビル会社(又はその株主)を含む)に対してアドバイスを行うこ とを含むがこれに限られない。)し、又はこれを公表してはならない。 2
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