平成28年度弘前型スマートシティ構想改訂支援業務仕様書 1

平成28年度弘前型スマートシティ構想改訂支援業務仕様書
1 委託業務の名称
平成28年度弘前型スマートシティ構想改訂支援業務
2 業務の目的
本業務は、災害に強く、市民が暮らしやすい魅力ある低炭素・循環型のまちを実現し、
将来の世代にそのインフラを残していくために、弘前市が平成25年3月に策定した
「弘前型スマートシティ構想」について、今年度、具体的なプロジェクトを展開する期
間として設定したフェーズ1の最終年度を迎えたことから、これまでの取り組みに対す
る検証及び評価を行い、構想策定後の政策動向及び社会情勢等の変化を踏まえつつ、フ
ェーズ2に向けた実施計画等としての構想改訂案を作成することを目的とする。
3 履行場所
弘前市
4 履行期限
契約締結日の翌日から平成29年3月29日までとする。
5 業務の実施
(1)本業務は、本仕様書に基づいて実施すること。
(2)受託者は、業務の実施にあたって、関係法令及び条例を順守すること。
(3)受託者は、業務の実施にあたって本市と協議を行い、その意図や目的を十分に理
解したうえで適切な人員配置のもとで進めること。
(4)受託者は、業務の進捗について、本市に対して定期的に報告すること。
(5)受託者は、本委託業務の全部を第三者に再委託してはならない。
(6)受託者は、本委託業務の一部を第三者に再委託するときは、あらかじめ本市に書
面により報告し、本市の承認を得ること。ただし、企画提案書に記載されているも
のについては、この限りでない。
(7)本仕様書に定めのない事項や本業務の実施に当たり疑義が生じた場合は、速やか
に本市と協議を行い、指示を仰ぐこと。
6 業務内容
本業務の内容は、弘前型スマートシティ構想をフェーズ2の実施計画として、より実
効性の高い計画へと改訂する業務であり、以下のとおりとする。
なお、本業務における「弘前型スマートシティ構想」とは、構想における再生可能エ
ネルギー導入編と位置付けている「弘前市地域エネルギービジョン」を含むものとする。
(1)構想改訂に係る関係データの収集及び整理
弘前市地域エネルギービジョンで整理されている各種データを更新するとともに、構
想策定後の社会状況、国の政策動向及び制度等の変化等を踏まえ、新たなデータについ
て収集・整理すること。
また、データの取得・更新及び将来推計等に当たっては、目標値の設定等、構想に基
づく取り組みの状況及び成果に関する今後の評価への活用を念頭におき作業すること。
(2)構想改訂案の作成
フェーズ1における取組に係る評価検証及び前項の成果を踏まえて、構想改訂案の素
案を作成し、その素案をベースとして、次項に掲げる有識者懇談会及び庁内ワーキング
における意見聴取結果並びに検討結果を踏まえて修正を行い、弘前型スマートシティ構
想改訂案をとりまとめること。
改訂案のとりまとめにあたっては、取り組みの状況及び成果等の把握を念頭に置き評
価指標の設定等に留意するとともに、市民等にもわかりやすいものとなるよう努めるこ
と。
また、国の補助制度の活用等、フェーズ2の取り組みに必要となる財源の確保も意識
した改訂案のとりまとめに配意すること。
(3)有識者懇談会及び庁内ワーキングの開催支援
構想改訂に際して外部有識者から意見を聴取するため開催する有識者懇談会(業務期
間中2回開催予定)、及びフェーズ2の実行に係る市役所庁内の連携と意識共有ならび
に実施体制の強化を図るため改訂案に係る意見交換を行う庁内ワーキング(業務期間中
3回開催予定)に事務局として出席し、会議資料作成、ファシリテート、議事録作成等
により会議の運営を支援する。なお、議事録は会議後10日以内に作成すること。
有識者に対する謝礼・旅費については、本業務の委託料に含まず、市の規定に基づき、
市から直接の支出として出席者に対して支払うものとする。
(4)報告書の作成
本業務において実施した内容を整理した報告書を作成すること。
〔その他:任意〕
上記項目のほか、業務の目的達成及び効果的効率的な実施に寄与すると考えられ
る項目があれば、受託者独自に整理し企画提案書に盛り込む。提案内容については
協議のうえ契約時の仕様に反映させることとする。
7 成果品
次のものを成果品として提出すること。
(1)報告書 A4判 2部
(2)構想改訂版
A4判、再生上質紙、カラー印刷
(3)構想改訂版(概要版)
20部
A4判、再生上質紙、カラー印刷 100部
(4)上記成果品及び本業務の実施に当たり作成した資料に係る 電子データ
(CD-ROM または DVD) 一式
※電子データのファイル形式は doc、docx、xls、xlsx、ppt、pptx または pdf と
する。
8 その他
(1)本業務により得られた成果品及び資料、情報等は、本市の許可なく他に公表、貸
与、使用、複写、漏えいをしてはならない。
(2)業務完了後に、受託者の責任に帰すべき理由による成果物の不良個所があった場
合は、受託者は速やかに必要な訂正、補足等の措置を行うものとし、これに対する
経費は受託者の負担とする。