情報提供資料 マーケットウィークリー 2016年6月13日 先週の動向(2016年6月6日~2016年6月10日) 【株式】~国内は小幅に下落・米国は小幅に上昇~ 日経平均株価とNYダウの推移 •国内株式相場は小幅に下落しました。週中ごろにかけては、 中国経済への過度な警戒感が後退したことなどにより、投 資家心理が改善し、上昇しました。週後半は、9日に発表 された4月機械受注統計の低調な結果や、欧米株式相場の 下落を受けて、国内株式相場も売られる展開となりました。 •米国株式相場は小幅に上昇しました。週中ごろにかけて、 前週に発表された、5月雇用統計の低調な結果や、6日の 米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の講演を受 けて、追加利上げ観測が後退し、米国株式相場は上昇しま した。週後半は、原油相場の下落や、翌週に米連邦公開市 場委員会(FOMC、14-15日)が控えていることから、 利益確定目的とみられる売りが出たことで上げ幅を縮小さ せました。 (円) 21,000 (ドル) (2015年6月11日~2016年6月10日) 21,000 20,000 20,000 19,000 19,000 18,000 18,000 17,000 17,000 16,000 16,000 15,000 14,000 13,000 日経平均株価:左軸 16,601.36円(▲40.87円) 15,000 NYダウ:右軸 17,865.34ドル(+58.28ドル) 13,000 12,000 15/6 15/9 15/12 14,000 16/3 *( )内は前週末比。 12,000 16/6 (年/月) 【債券】~国内・米国ともに小幅に上昇~ • 国内債券相場は小幅に上昇(金利は低下)しました。週前 10年国債利回りの推移(日本・米国) (%) 半は、30年物国債の入札が順調な結果であったことなど (2015年6月11日~2016年6月10日) 3.0 が相場の押上げ要因になりました。週中ごろは、国内大手 米国国債 1.640%(▲0.060%) 銀行が国債市場特別参加者(プライマリー・ディーラー) 2.5 の資格返上を検討していることが伝ったことに加えて、国 2.0 内株式相場が上昇したことから、下落しました。週後半に なると英国の欧州連合(EU)離脱懸念などを背景とした、 1.5 投資家のリスク回避姿勢の強まりから国内債券が買われま 1.0 した。 0.5 • 米国債券相場は小幅に上昇(金利は低下)しました。週初、 0.0 前週に米国債券相場が急上昇したことを受け、売りが優勢 日本国債 ▲0.150%(▲0.045%) となりました。しかし、その後、追加利上げ観測が後退し ▲ 0.5 15/6 15/9 15/12 16/3 16/6 たことや、アジアや欧州で金利低下傾向が続くとの観測が (年/月) 根強く、高い利回りを求める動きから、米国債券が買われ *( )内は前週末比。 ました。 【為替】~米ドルは上昇・ユーロは下落~ • 米ドルは対円で上昇しました。週初は、6日のFRBのイエ レン議長の講演を受け、米国株式相場が上昇し、米ドルが 買われました。週中ごろから週末にかけては、9日に発表 された前週分の米失業保険申請件数の結果が好調であった ことなどから上昇した場面もありましたが、米国長期金利 の低下を背景に、日米の金利差縮小が意識されたことで円 が買われました。 • ユーロは対円で下落しました。10日の英国の世論調査で EUからの離脱支持が残留支持を上回ったことで、英国の EU離脱懸念が強まり、円が買われました。 • 豪ドルは対円で上昇しました。週前半は、7日の豪準備銀 行(RBA)理事会での金利据置きの発表を受けて、上昇 しました。週後半は、原油相場の下落や、英国のEU離脱 懸念などから円が買われました。 主要通貨の対円レートの推移 (円) 150 140 (2015年6月11日~2016年6月10日) 円安 ユーロ 120.38円(▲0.71円) 130 120 110 100 米ドル 107.00円(+0.47円) 円高 90 80 豪ドル 78.90円(+0.41円) 70 15/6 15/9 15/12 16/3 16/6 (年/月) *( )内は前週末比。 出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。 ※上記グラフは、将来における日経平均株価、NYダウ、10年国債利回り(日本・米国)および主要通貨の対円レートの推移を示唆、保証するも のではありません。 ※最終ページの「当資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。 1/3 今後の見通し 【米国債券】~方向感を探る展開~ 【国内株式】~方向感を探る展開~ 米国債券市場はFOMCの結果に左右される展開が想定 されます。追加利上げを決定した場合、米国債券が売 られる展開が想定されます。 国内株式相場は方向感を探る展開が想定されます。 日銀の金融政策決定会合(15-16日)や、FOMC (14-15日)、翌週に英国のEU離脱に関する国民 投票(23日)を控え、それらの結果に左右される 展開が想定されます。 【米ドル/円】~方向感を探る展開~ 【米国株式】~方向感を探る展開~ 米ドル/円は方向感を探る展開が想定されます。 FOMCや日銀の金融政策決定会合を控え、その結果 が為替相場に大きく影響を与えそうです。また英国 のEU離脱に関する国民投票の動向にも注意が必要で す。 米国株式相場はFOMCの結果に左右される展開が想 定されます。もし、追加利上げを決定した場合、投 資家のリスク回避姿勢が強まり、米国株式相場は下 落することが想定されます。また英国のEU離脱に 関する国民投票の動向にも注意が必要です。 【ユーロ/円】~上値の重い展開~ 【国内債券】~方向感を探る展開~ ユーロ/円は上値の重い展開が想定されます。英国の EU離脱に関する国民投票が翌週に迫っており、投資 家のリスク回避姿勢が強まりやすい状況が想定されま す。しかし、今週はFOMCや日銀の金融政策決定会 合が控えており、結果次第では円安・ユーロ高の展開 も想定されます。 国内債券相場は日銀の金融政策決定会合の動向に左 右される展開が想定されます。金融緩和を決定する ことになれば、国内債券は買われる展開が想定され ます。またFOMCの動向にも注意が必要です。 主な経済指標・イベントなど 先週の結果・今週の注目材料 日付 国 7(火) 豪州 市場予想: 1.75% 9(木) 日本 市場予想: ▲3.0% 日本 機械受注統計(前月比) (2013年4月~2016年4月、月次) 経済指標・イベント RBA政策金利 結果: 1.75% (%) 前回: 1.75% 修正: -- 20 修正: -- 10 4月 機械受注統計(前月比) 結果: ▲11.0% 前回: 5.5% 9(木) 中国 5月 消費者物価指数(CPI、前年比) 市場予想: 2.2% 結果: 9(木) 米国 新規失業保険申請件数(前週分) 0 2.0% 前回: 2.3% 市場予想: 270千件 結果: 264千件 前回: 267千件 14(火) 米国 FOMC(~15日) 14(火) 米国 5月 小売売上高 15(水) 日本 日銀金融政策決定会合(~16日) 15(水) 米国 5月 鉱工業生産 15(水) 米国 5月 設備稼働率 16(木) 豪州 5月 失業率 16(木) 米国 1-3月期 経常収支 16(木) 米国 5月 消費者物価指数(CPI) 17(金) 米国 5月 住宅着工件数 修正: -▲ 10 修正: 268千件 ▲ 20 13/4 14/4 15/4 16/4 (年/月) 内閣府が発表した4月機械受注統計は前月比▲11.0%と 市場予想の▲3.0%を下回る結果となりました。 出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問 が作成。 ※上記は、将来における機械受注統計の推移を示唆、保証するもの ではありません。 ※主な経済指標・イベントは作成日時点のものであり、予告無く変 更されることがあります。 ※最終ページの「当資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。 2/3 [投資信託のお申込みに際しての一般的な留意事項] ●投資信託に係るリスクについて 投資信託は、主として国内外の株式、公社債および不動産投資信託証券(リート)などの値動きのある証券等 (外貨建資産に投資する場合には為替変動リスクもあります。)に投資しますので、ファンドの基準価額は変 動します。したがって、投資者の皆さまの投資元金は保証されているものではなく、基準価額の下落により、 損失を被り、投資元金を大きく割り込むことがあります。ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆さま に帰属します。また、投資信託は預貯金と異なります。 投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることか ら、リスクの内容や性質が異なりますので、お申込みの際は投資信託説明書(交付目論見書)を必ずお読みく ださい。 ●投資信託に係る費用について みずほ投信投資顧問株式会社が運用する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費用をご負担 いただきます。 ■直接ご負担いただく費用 購入時手数料 : 上限3.78%(税抜3.50%) 換金時手数料 : 換金の価額の水準等により変動する場合があるため、あらかじめ上限の料率等を示す ことができません。 信託財産留保額 : 上限0.5% ■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用 運用管理費用(信託報酬)※ :上限 年2.16%(税抜2.00%) ※上記は基本的な料率の状況を示したものであり、成功報酬制を採用するファンドについては、成功報 酬額の加算によってご負担いただく費用が上記の上限を超過する場合があります。成功報酬額は基準 価額の水準等により変動するため、あらかじめ上限の額等を示すことができません。 ■その他の費用 上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)等で ご確認ください。 ●投資信託は、預金商品、保険商品ではなく、預金保険、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。登 録金融機関が取り扱う投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。投資信託の設定・運用は、投資信 託委託会社が行います。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用の項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率 につきましては、みずほ投信投資顧問株式会社が運用するすべての公募投資信託のうち、ご負担いただくそれ ぞれの費用における最高の料率を記載しております。 投資信託をお申込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ、または同時にお渡 しいたしますので、必ずお受け取りになり、投資信託説明書(交付目論見書)の内容をよくお読みいただきご 確認のうえ、お客さまご自身が投資に関してご判断ください。 商 号 等 / みずほ投信投資顧問株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第398号 加入協会 / 一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会 【当資料のご利用にあたっての注意事項等】 本資料は、みずほ投信投資顧問(以下、当社といいます。)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投 資勧誘を目的に作成されたものではありません。本資料は法令に基づく開示書類ではありません。本資料の作成にあたり当社は、 情報の正確性等について細心の注意を払っておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。本資料に記載し た当社の見通し、予測、予想、意見等(以下、見通し等)は、本資料の作成日現在のものであり、今後予告無しに変更されるこ とがあります。また、本資料に記載した当社の見通し等は、将来の景気や株価等の動きを保証するものではありません。日経平 均株価に関する著作権並びに「日経」及び日経平均株価の表示に対する知的財産権その他一切の権利は、全て日本経済新聞社に 帰属します。 3/3
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