2015年2月9日号(PDF/261KB)

情報提供資料
マーケットウィークリー
2015年2月9日
先週の動向(2015年2月2日~2015年2月6日)
日経平均株価とNYダウの推移
【株式】~国内は横ばい、米国は上昇~
•国内株式相場はほぼ横ばいでした。30日に発表された
米10-12月期GDPが市場予想を下回ったこと等から、
投資家のリスク回避姿勢が強まり週前半は下落しまし
た。その後は、週初から米国株式相場が堅調に推移し
たこと等を受けて国内株式相場も上昇し、前週末とほ
ぼ同じ水準まで値を戻しました。
•米国株式相場は上昇しました。原油価格が上昇したこ
とや、一部の米国企業の増益決算が好感されたこと、
さらに良好な経済指標等が支えとなり、約1ヵ月ぶり
の高値まで上昇しました。
(円)
(2014年2月7日~2015年2月6日)
19,000
日経平均株価:左軸
18,000
•米国債券相場は大幅に下落(金利は上昇)しました。
米株式相場が上昇したことから、週初から軟調に推移
しました。さらに週末に発表された米1月雇用統計が
市場予想を上回る良好な結果となったことから、米連
邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が高
まり、売りが膨らみました。
19,000
17,648.50円(▲25.89円)
17,000
18,000
16,000
17,000
15,000
16,000
14,000
NYダウ:右軸
17,824.29ドル(+659.34ドル)
13,000
14/2
*(
【債券】~国内、米国ともに下落~
•国内債券相場は下落(金利は上昇)しました。3日の
10年国債入札の結果が不調であったこと等から、需給
の緩みを意識した売りが優勢となりました。
(ドル)
20,000
14/5
14/8
15,000
14,000
15/2
14/11
(年/月)
)内は前週末比。
10年国債利回りの推移(日本・米国)
(%)
(2014年2月7日~2015年2月6日)
3.5
3.0
2.5
2.0
米国国債 1.957%(+0.316%)
1.5
1.0
日本国債
0.340%(+0.065%)
0.5
0.0
14/2
*(
14/5
14/8
14/11
15/2
(年/月)
)内は前週末比。
【為替】~米ドル、ユーロともに上昇~
•米ドルは対円で上昇しました。米1月雇用統計にて米
労働市場の改善が示されたことで、米ドル買い・円売
りが優勢となりました。
•ユーロは対円、対米ドルでともに上昇しました。ギリ
シャの債務問題の動向により乱高下する展開となり、
前週末比では上昇しました。
•豪ドルは対円、対米ドルでともに上昇しました。豪州
準備銀行(RBA)による利下げが発表された直後は売
られましたが、その後は商品価格が反発する動きや、
6日に発表された四半期の金融政策報告書にて将来へ
の楽観的見通しが示されたこと等から、買い優勢の展
開となりました。
主要通貨の対円レートの推移
(円)
150
(2014年2月7日~2015年2月6日)
140
130
120
円安
ユーロ 134.80円(+2.14円)
米ドル 119.12円(+1.63円)
110
100
90
80
豪ドル 92.89円(+1.69円)
円高
70
14/2
*(
14/5
14/8
)内は前週末比。
14/11
15/2
(年/月)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における日経平均株価、NYダウ、10年国債利回り(日本・米国)および主要通貨の対円レートの推移を示唆、保証するも
のではありません。
※最終ページの「当資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
1/3
今後の見通し
【米国債券】~頭の重い展開~
【国内株式】~企業決算に注目~
前週発表された米1月雇用統計の良好な結果を受
けて早期利上げ観測が高まったことから、頭の重
い展開を予想します。
前週末に急速に円安・米ドル高が進んだため、輸
出株を中心に買われやすい展開を予想します。ま
た、今週は前週に続き企業決算の発表が予定され
ており、相場を動かす材料となりそうです。
【米国株式】~イベントリスクに注意~
【米ドル/円】~米ドルがじり高の展開~
米国企業の10-12月期決算の結果が概ね良好で
あったと受け止められたことや、米1月雇用統計
で米労働市場の回復が示されたことで、底堅い展
開が予想されます。ただし、原油価格の動向やギ
リシャの債務問題といったイベントリスクには引
続き注意が必要です。経済指標では、米1月小売
売上高(12日)に注目が集まります。
米1月雇用統計の結果を受けて、市場では米国経
済に対する安心感が広がっていることや、日米の
金融政策の方向性の違いを背景に米ドルが買われ
易い地合いが続くと思われます。ただギリシャの
債務問題は依然として警戒されており、前週末の
ように急速に米ドル高・円安が進むとは考えにく
く、じり高となる展開を予想します。
【ユーロ/円】~方向感に乏しい展開~
【国内債券】~もみ合い~
3日に実施された10年国債入札の結果が不調で
あったことから、国内債券相場への警戒感は高
まっており、投資家の国内債券買いの姿勢は慎重
になると思われます。ただ、日銀による買入れが
継続していることから、大幅な金利上昇は見込み
にくく、もみ合いを予想します。
前週はギリシャの債務問題で前進があったと受け
止められ、ユーロは買い戻されました。その一方
で、ギリシャの銀行に対する資金供給の条件の厳
格化などが突如発表されることもあり、引続きギ
リシャ情勢を警戒しながら方向感に乏しい展開を
予想します。
主な経済指標・イベント
先週の結果・今週の注目材料
米国 雇用統計
日付
国
経済指標・イベント
2(月)
米国
12月 個人消費支出(PCE、前月比)
市場予想:▲0.2%、結果:▲0.3%、前回:0.6%、修正:0.5%
2(月)
米国
1月 ISM製造業景況感指数
市場予想:54.5、結果:53.5、前回:55.5、修正:55.1
3(火)
豪州
豪州準備銀行(RBA)政策金利
市場予想:2.50%、結果:2.25%、前回:2.50%、修正:-4(水)
米国
1月 ADP雇用統計
市場予想:22.3万人、結果:21.3万人、前回:24.1万人、修正:25.3万人
4(水)
米国
1月 ISM非製造業景況感指数
市場予想:56.4、結果:56.7、前回:56.2、修正:56.5
5(木)
豪州
12月 小売売上高(前月比)
市場予想:0.3%、結果:0.2%、前回:0.1%、修正:-6(金)
米国
1月 非農業部門雇用者数変化
(2010年1月~2015年1月:月次)
(前月比、千人)
(%)
12
800
11
600
10
400
9
200
8
0
7
6
-200
非農業部門雇用者数変化(右軸)
5
4
10/1
失業率(左軸)
11/1
12/1
市場予想:22.8万人、結果:25.7万人、前回:25.2万人、修正:32.9万人
6(金)
米国
1月 平均時給(前月比)
市場予想:0.3%、結果:0.5%、前回:▲0.2%、修正:-9(月)
9(月)
10(火)
12(木)
12(木)
12(木)
12(木)
13(金)
13(金)
日本
日本
中国
日本
豪州
欧州
米国
欧州
米国
12月 貿易収支
1月 景気ウォッチャー調査
1月 消費者物価指数(CPI)
12月 機械受注
1月 雇用統計
EU非公式首脳会議
1月 小売売上高
10-12月期 GDP(速報値)
2月 ミシガン大学消費者信頼感指数
-400
13/1
14/1
-600
-800
15/1
(年/月)
米労働省が発表した米1月雇用統計は、雇用者数
と平均時給が市場予想を上回り、米国労働市場
の改善が示されました。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信
投資顧問が作成。
※上記は、将来における雇用統計の推移を示唆、保証する
ものではありません。
※主な経済指標・イベントは作成日時点のものであり、予
告無く変更されることがあります。
※最終ページの「当資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
2/3
[投資信託のお申込みに際しての一般的な留意事項]
●投資信託に係るリスクについて
投資信託は、主として国内外の株式、公社債および不動産投資信託証券(リート)などの値動きのある証券等
(外貨建資産に投資する場合には為替変動リスクもあります。)に投資しますので、ファンドの基準価額は変
動します。したがって、投資者の皆さまの投資元金は保証されているものではなく、基準価額の下落により、
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に帰属します。また、投資信託は預貯金と異なります。
投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることか
ら、リスクの内容や性質が異なりますので、お申込みの際は投資信託説明書(交付目論見書)を必ずお読みく
ださい。
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みずほ投信投資顧問株式会社が運用する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費用をご負担
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購入時手数料 : 上限3.78%(税抜3.50%)
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価額の水準等により変動するため、あらかじめ上限の額等を示すことができません。
■その他の費用
上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)等で
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