今週の為替相場見通し(2015年1月13日)

今週の為替相場見通し(2015年1月26日)
総括表
注
米ドル
ユーロ
(1ユーロ=)
英ポンド
(1英ポンド=)
豪ドル
(1豪ドル=)
(円)
(ドル)
(円)
(ドル)
(円) *
(ドル)
(円) *
116.93
1.1115
130.91
1.4952
176.16
0.7881
93.06
先週の値動き
レンジ
~ 118.87
~ 1.1680
~ 137.64
~ 1.5213
~ 180.28
~ 0.8244
~ 97.40
今週の予想レンジ
終値
117.81
1.1205
132.07
1.4994
176.54
0.7909
93.19
116.00
1.1000
129.00
1.4850
174.00
0.7300
88.00
~
~
~
~
~
~
~
120.00
1.1600
135.00
1.5150
180.00
0.8100
95.00
(データ)先週の値動きに関して、注の欄で無印の項目はみずほ銀行、*印の項目はブルームバーグ。
1.米ドル
為替市場第二チーム 橋 雄史
116.00 ~ 120.00 円
(1)今週の予想レンジ:
(2)ポイント【先週の回顧と今週の見通し】
先週のドル/円相場は主要国の金融政策に振らされる展開となった。週初19日に117円台半ば近
辺でオープンしたドル/円相場は、中国株式市場の大暴落を受けて日経平均株価が下落する展開
に一時週安値116.93円まで下落するが、その後は欧州株が堅調推移したことで117円台半ばまで
値を戻す。20日は日経平均株価の上昇、独1月ZEW景況感指数の改善結果を受けたクロス円の上
昇にもサポートされ、一時週高値118.87円をつけた。しかし、21日の日銀決定会合で政策据え置き
が発表されると失望売りが強まり、加えて黒田総裁会見において、一部で期待が膨らんでいた日銀
当座預金の付利引き下げに関し「議論していない」との報道されると、ドル/円は一時117.30円近辺
まで下落する。その後は原油価格が反発する流れにNYダウ平均と米長期金利が上昇し、ドル/円
は118円台前半を回復。22日はECBによる追加緩和決定を受け、クロス円が下落する展開に一時
117円台前半まで下落するも、NYダウ平均や米長期金利が上昇に転じ118円台後半まで買い戻さ
れる。23日はユーロ相場が軟調推移となるなか、クロス円が上値重く推移する展開にドル/円も上値
重く推移し、ギリシャ総選挙を控えるなか、結局117.80円近辺で越週した。
今週のドル/円相場は方向感に乏しい展開を予想する。先々週サプライズとなったスイス中銀の自
国通貨防衛断念に加え、先週はECBがソブリンQEに踏み切るなど、世界各国では通貨安競争が
国通貨防衛断念に加え
先週はECBがソブリンQEに踏み切るなど 世界各国では通貨安競争が
激化しており、各国の金融政策には一層目が離せない状況が続いている。米国では金融正常化に
向けた地ならしが着実に進む中、今週27~28日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定され
ており、利上げ開始時期の後ろ倒しには注意したいものの、概ねサプライズのない無風での通過が
見込まれる。また米景気の底堅さを確認する上では、米12月雇用統計の平均時給が冴えない結果
となったこともあり、個人消費動向には注意したいところで、30日(金)の米10~12月期GDP(速報
値)の結果には注目が集まる。足元、市場の関心が欧州動向に集まる中、予想外に米景気減速懸
念が高まる点には注視しておきたいところで、クロス円の上値が重くなっている状況下、不意なドル
/円急落には注意を払っておきたい。その他、今週の主な経済指標としては27日(火)に米12月耐久
財受注、28日(水)に米1月消費者信頼感指数、30日に本邦12月全国CPIが予定されている。
(3)先週までの相場の推移
先週(1/19~1/23)の値動き:
(円)
122
安値 116.93 円
高値 118.87 円
終値 117.81 円
USD/JPY
120
118
116
114
11/17
11/24
(資料)ブルームバーグ
12/1
12/8
12/15
12/22
12/29
1/5
1/12
1/19
1
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