2016年8月15日号(PDF/371KB)

情報提供資料
マーケットウィークリー
2016年8月15日
先週の動向(2016年8月8日~2016年8月12日)
【株式】~国内・米国ともに上昇~
•国内株式相場は上昇しました。一時、祝日前の持ち高調整と
みられる売りなどにより下落する場面があったものの、5日
に発表された7月米雇用統計が市場予想を上回ったことや、欧
米株式相場の上昇などを受けて、2ヵ月半ぶりの高値水準と
なりました。
•米国株式相場は小幅に上昇しました。週初から週央にかけて
は、小売業の決算発表が本格化することを控え、持ち高調整
とみられる動きが出たことや、原油価格の下落などにより、
売りが優勢となりました。週後半は、原油価格の回復を受け
て上昇しましたが、週末に発表された7月小売売上高が市場
予想を下回ったことから上げ幅を縮小させました。
日経平均株価とNYダウの推移
(円)
21,000
(ドル)
(2015年8月13日~2016年8月12日)
21,000
20,000
20,000
19,000
19,000
18,000
18,000
17,000
17,000
16,000
16,000
15,000
14,000
13,000
日経平均株価:左軸
16,919.92円(+665.47円)
15,000
NYダウ:右軸
18,576.47ドル(+32.94ドル)
13,000
12,000
15/8
【債券】~国内はほぼ横ばい・米国は上昇~
•国内債券相場はほぼ横ばい(金利もほぼ横ばい)となりまし
た。週初は、米国金利の上昇からとみられる売りなどにより
下落しました。週央から週後半にかけては、30年物国債の入
札が好調であったことや、欧米金利の低下などにより買いが
優勢となりました。
•米国債券相場は上昇(金利は低下)しました。週初は、5日
に発表された7月雇用統計を受けた売りと持ち高調整とみら
れる買いにより、もみ合いの展開となりました。週央は、3
年物国債、10年物国債の入札結果が好調であったことなどか
ら買いが優勢となりました。週後半は、原油価格の回復など
により売られましたが、週末は、市場予想を下回る7月小売
売上高の結果を受けて、買いが優勢となりました。
15/11
16/2
14,000
16/5
*( )内は前週末比。
12,000
16/8
(年/月)
10年国債利回りの推移(日本・米国)
(%)
3.0
2.5
(2015年8月13日~2016年8月12日)
米国国債
1.514%(▲0.075%)
2.0
1.5
1.0
0.5
【為替】~米ドルは下落・ユーロはほぼ横ばい~
0.0
•米ドルは対円で下落しました。週初は、堅調な7月米雇用統
計の結果を受けて上昇したものの、週央にかけては、それま
での上昇による持ち高調整とみられる売りや、米国金利の低
下を受けて下落しました。週後半は、欧米株式相場の上昇を
受けて買いが優勢となったものの、週末は、市場予想を下回
る7月米小売売上高の結果を受けて下落しました。
日本国債 ▲0.105%(▲0.005%)
▲ 0.5
15/8
15/11
16/2
16/5
*( )内は前週末比。
•ユーロは対円でほぼ横ばいとなりました。週初は、堅調な7
月米雇用統計の結果が、世界的に投資家のリスク選好を強め、 (円)
150
円売りが優勢となりました。週央は、原油価格の下落により
140
円買いが優勢となりました。週後半は、欧米株式相場の上昇
を受けて円売りが優勢となったものの、週末の市場予想を下
130
回る7月米小売売上高の結果を受けて、欧米金利が低下し、
120
円買いが優勢となりました。
•豪ドルは対円でほぼ横ばいとなりました。週初は、堅調な7
月米雇用統計の結果が、豪ドル/円相場にも波及し、円売り
が優勢となりました。週央は、それまでの上昇による持ち高
調整とみられる売りなどにより円が買われました。週後半は、
豪州準備銀行(RBA)総裁の発言を受けて、追加利下げ観測
が後退し、豪ドル買いが優勢となったものの、週末は、7月
米小売売上高の結果を受けて、投資家のリスク回避姿勢が強
まり、円買いが優勢となりました。
110
100
16/8
(年/月)
主要通貨の対円レートの推移
(2015年8月13日~2016年8月12日)
円安
ユーロ 112.91円(▲0.09円)
米ドル 101.29円(▲0.53円)
90
円高
80
豪ドル 77.55円(▲0.01円)
70
15/8
15/11
16/2
16/5
16/8
(年/月)
*( )内は前週末比。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における日経平均株価、NYダウ、10年国債利回り(日本・米国)および主要通貨の対円レートの推移を示唆、保証するも
のではありません。
※最終ページの「当資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
1/3
今後の見通し
【国内株式】~もみ合いの展開~
【米国債券】~堅調な展開~
前週の上昇を受け利益確定の売りが出やすい状況下です
が、下落局面では日銀のETF買入れが意識されやすく、
もみ合いの展開が想定されます。また、4-6月期実質
GDP(15日)の結果を受けての反応は限定的とみられ
ます。
足元では利上げ観測が後退していることから、堅調な推移
が想定されます。しかし、FOMC議事要旨(7月26日~
27日開催分、17日)の内容が、利上げ観測を強めるもの
であった場合、軟調な展開となることも想定されます。
【米ドル/円】~ 軟調な展開~
【米国株式】~ 軟調な展開~
足元で米国株式相場は高値圏で推移していることから、
利益確定の売りが出やすく、軟調な展開が想定されます。
また今週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要
旨(7月26日~27日開催分、17日)が発表の予定であ
り、今後の利上げ動向を見極めるうえで重要なものと
なっていることから、注目が集まります。
国内企業の想定レートが円高に修正されていることや、足
元で米国の利上げ観測が後退していることから、値動きは
限定的ながらも米ドルは対円で軟調な推移が想定されま
す。また今週は、FOMC議事要旨(7月26日~27日開催
分、17日)が発表される予定であり、注目が集まりま
す。
【ユーロ/円】~ 堅調な展開~
【国内債券】~ 堅調な展開~
日銀による9月の追加金融緩和には不透明感があるもの
の、緩和への期待感も根強く、ユーロは対円で堅調な展開
が想定されます。また、9月下旬に開催される石油輸出国
機構(OPEC)非公式会合にて増産凍結等の措置が協議さ
れる見通しであり、原油価格が上昇すれば、円売り・ユー
ロ買いを後押ししそうです。
9月の日銀金融政策決定会合への不透明感から、足元で
は長期金利が上昇しています。一方で、割安感からの買
いも入りやすく、堅調な推移が予想されます。また、流
動性供給入札(16日)や5年物国債入札(18日)が予
定されており、注目が集まります。
主な経済指標・イベントなど
先週の結果・今週の注目材料
日付
国
8(月)
日本
市場予想:
42.0
米国 小売売上高(前月比)
(2013年7月~2016年7月、月次)
経済指標・イベント
(%)
2.0
7月 景気ウォッチャー調査(先行き)
結果:
47.1
前回:
41.5
修正:
9(火)
中国
7月 消費者物価指数(CPI、前年比)
市場予想:
1.8%
結果:
10(水)
日本
6月 機械受注(前月比)
市場予想:
3.2%
結果:
12(金)
独
市場予想:
0.2%
結果:
12(金)
米国
8月 ミシガン大学消費者信頼感指数
1.8%
8.3%
前回:
1.9%
-1.5
修正:
--
修正:
--
0.5
前回: ▲1.4%
0.0
4-6月期 実質GDP(季調済、前期比)
0.4%
106.1
前回:
0.7%
--
修正:
--
15(月)
日本
4-6月期 実質GDP(季調済、前期比)
市場予想:
0.2%
結果:
16(火)
米国
7月 住宅着工件数
16(火)
米国
7月 住宅建設許可
16(火)
米国
7月 消費者物価指数(CPI)
17(水)
米国
FOMC議事要旨(7月26日~27日開催分)
18(木)
日本
7月 貿易収支
18(木)
米国
7月 景気先行指数
0.5%
▲ 0.5
▲ 1.0
結果:
前回:
109.0
修正:
市場予想: 109.5
0.0%
前回:
1.0
修正:
▲ 1.5
13/7
14/7
--
15/7
16/7
(年/月)
米商務省が発表した7月の小売売上高は、前月比変わら
ずと市場予想同0.4%増を下回る結果となりました。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問
が作成。
※上記は、将来における小売売上高の推移を示唆、保証するもので
はありません。
※主な経済指標・イベントは作成日時点のものであり、予告無く変
更されることがあります。
※最終ページの「当資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
2/3
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価額の水準等により変動するため、あらかじめ上限の額等を示すことができません。
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